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朝ドラ らんまん

朝ドラの「らんまん」をみている。
とは言っても、初回から欠かさず!というわけではなく、、
スタート時は出勤時間とかぶる(BS放送で視聴タイプ派)、
ドラマはよっぽどじゃないと録画はしない。リアタイで見たい。
(※録画してもなかなか見ないまま、次の話に行ってしまうだけ)
スタート時の子供の頃に数話見れた。
俳優の寺脇さんが出てきてるぐらいのところで、
とっても素敵だったのだ。
職場を心機一転変えて、万太郎のごとく!なつもりの通勤生活だったが、
半年で今の休職→退職に至る。
人生何があるかわからない。


朝ドラ 習慣

生活習慣のルーティーンのために、らんまんを視聴できる時間には起きる!
朝ごはんを食べるが最近の日課とする目標。
(BSで見ているので、朝7:30には放映スタート)
何なら、見終わったら30分以内には散歩に出発までがセット。
とはいえ、低血圧な属性なので朝の行動がすこぶるトロイ。
ほぼらんまんを見るしかクリアできない。
見てから朝ごはんを考えて、着替えと諸々すると
2時間ぐらいあっという間に時間を溶かしている。
脱線してしまったけど、らんまんを見ているととにかく万太郎がキラキラしていて元気になれる。
自分の好きに一直線で、追いかけて行く姿勢。
周囲の人も味方につける天性の人たらし。(神木くん、、恐ろしい)

 第72話

72話の中心は、印刷所に相談に行き驚きの展開の方だったのだと思う。
でも、今の私には長屋でのお寿恵ちゃんと住人の福治さんのやりとりが一番印象的だった。
好き!を言動力に行動し続けられるってとってもパワーがいる。
財力や周りの人の協力とかいろんな環境が必要だ。
運とも言える力も必要だし、運だけでも足りない。
万太郎は自分の好きを信じ抜く力、行動する力、諦めない力が強いのだと思う。でもそれは決して万太郎一人ではなくて周囲の人の応援や、関係で
心強くあれたこともあるはずだ。

お寿恵ちゃんが「何も出来ずにいる自分を情けないと思う」と
苦悩する様子はとってもわかるし、そう考えてしまう自分自身に嫌気というか罪悪感がのしかかってくる気持ちなのではと思ってしまった。
自分の理想に追いつかないともがく寿恵子に声をかけた福治さんの言葉が
私にはこの回の中でも一番印象的だった。

福治「別に万ちゃんなんて立派なやつじゃねえからさあ。
   ただ好きなものがあって、それしか見てない。
   それだけなんだからさあ」
自分のこれまでの話打ち明けながら、身の丈って大事じゃないか?
と問いかけた。
身の丈って便利な言葉だ。
でも、自身の話をする福治が話を聞きながら切なくなってしまった。
稼ぎではなく、自分の好きを優先させた先に家族が離れたこと。
何が最善なんか誰にもわからない。
福治が不幸だとは思わない、福治もきっと不幸だとは言わないとおもう。
でも家族と離れた淋しさはある。
好きを追い求めるには覚悟がいる、それでも進むのか?
そう言われているような気がした。
福治も稼ぎという経済力よりも好きを仕事にした自分を嫌いではない、
でも好きだけで万太郎のように突き抜けるところまでいけない自分にも
葛藤しているのではないだろうか・・・。
「何もできない、力になれない、、」自分の勝手な理想とのギャップに困惑する悩むお寿恵ちゃんも、
また、日々の生活をしながら自分の気持ちを少しずつ騙すというか
ズラしながら折り合いをつけている福治も切なくて、魅力的だ。
愛しいなと改めて感じるシーンだった。

好きと身の丈


私も好きと身の丈(経済力)の間を右往左往中。
好きって何だっけ?と思うこともしばしば。
10年以上、気づけばお客様優先というか仕事優先だった。
その自分が嫌いではなかった。
でも、だんだんと自分の軸と外れてきてしまっていたらしい。
もちろん、好きを仕事にしなくちゃいけないなんてないことはわかってる。
ただ、今回の一件で分かった事は私は好きや興味が多少でも仕事の中に
ないと仕事ができないのだ。仕事が好きだから。
なんとまぁ、損というか器用貧乏なんだ、自分と本当に思う。。
もっとドライに「仕事は稼ぐ手段のみですけど、何か?」
ぐらいになれたらいいのに。
そういう視点で今の仕事を選んだら体調を崩すというトラップにハマった。
人生ゲームでいう後退のような感じだけど、これも経験。
人生100年時代。
(そんなに生きたくないよ、とちびまる子ちゃんな心持ちである)

らんまんを見て思うのは、万太郎の気持ちの強さと素直さ。
困ったことは周囲に相談する、でも自分の信念は揺るがない。
困った時やわからないこともまずは行動する、
そこには失敗したら?とか恥ずかしいとかはない。
万太郎をお手本に1歩ずつ進んで生きたいなと思う。