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「介護バカ」になっては、支援はうまくいかない?

私はこの仕事に就いて20年になります。毎日、入居者の方々と接し、彼らの生活を支えるお手伝いをしています。

介護の仕事は、決して楽ではありません。肉体的にも精神的にも、大きな負担が伴います。それでも、入居者の方々の笑顔を見たり、「ありがとう」の言葉をいただいたりすると、この仕事をしていて良かったと心から思います。

今日は、そんな介護の仕事の中で、私が経験してきたこと、そして日々の葛藤や成長についてお話ししたいと思います。

「介護バカ」とは?


介護の仕事に携わる人の中には、「介護バカ」と呼ばれる人がいます。これは、入居者の方のことばかり考えて、自分の生活を犠牲にしてまで尽くしてしまう人を指す言葉です。

確かに、入居者の方のために一生懸命努力することは大切です。

しかし、「介護バカ」になってしまうと、かえって入居者の方の負担になってしまうこともあります。

なぜなら、介護士自身が心身ともに疲弊してしまうと、入居者の方に対して丁寧な対応ができなくなってしまうからです。

また、自分の生活を犠牲にしてまで尽くそうとする姿は、入居者の方にプレッシャーを与えてしまうこともあります。

入居者の方と健全な関係を築くために


入居者の方と健全な関係を築くためには、介護士自身がまず心身ともに健康であることが大切です。

そのためには、オンとオフの切り替えをしっかりと行い、自分の時間も大切にする必要があります。

また、入居者の方と距離感を持つことも重要です。

入居者の方と親密な関係を築くことは大切ですが、あくまでも一線を引いて、客観的な視点を持つことが必要です。

介護の仕事はチームワーク


介護の仕事は、決して一人で行うものではありません。
入居者の方、ご家族、他の介護士、そして様々な専門職の方々と協力し合い、チームで支援していくことが大切です。

それぞれの役割を理解し、尊重し合いながら、入居者の方一人ひとりに寄り添った支援を提供していくことが重要です。

日々の葛藤と成長


介護の仕事は、日々様々な葛藤と向き合うことになります。
入居者の方の体調が急変したり、認知症の症状が悪化したり、時には入居者の方を亡くしてしまうこともあります。

このような状況に直面すると、自分が何もできていないのではないかと、自分を責めてしまうこともあります。

しかし、そんな時でも、入居者の方のためにできることを精一杯考え、行動することが大切です。

そして、仲間の介護士と支え合い、励まし合いながら、前に進んでいくことが重要です。

介護の仕事を通して


介護の仕事を通して、私は人としての成長を大きく感じています。
入居者の方々と接することで、人間の尊厳や生きることの意味について深く考えるようになりました。

また、チームで協力し合い、一つの目標に向かって取り組むことの大切さも学びました。

介護の仕事は決して楽ではありませんが、やりがいのある仕事です。
入居者の方々と共に喜びを分かち合い、成長していくことができる仕事です。

あなたも、介護の仕事を通して、かけがえのない経験をすることができるでしょう。

おわりに


介護の仕事は、決して「介護バカ」になって行うものではありません。
入居者の方と健全な関係を築き、チームワークを大切にして、心身ともに健康を維持しながら、支援していくことが重要です。

介護の仕事を通して、人としての成長を大きく感じることができます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。


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