「午前4時」 午前4時、私は今日も眠れてない。 迫ってくる天井と気怠い空気が部屋に立ちこめる。 「朝日が昇るまであと27分」と、あの人は言った。 確かに時間を見てみると日昇まで刻一つ、 といったところだ。 あの人は外の配達員の二輪車の音が耳を伝うと晨朝を感じると言う、悔しながらも共感と言ったところだ。 さて、着替えるか。 丁度この罪悪感から逃れたいと考えていたところ、 あの人は私にとっての最高の言い訳を与えてくれた。 外に出れ