映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』
8月1日のサービスデー価格で鑑賞させていただきました。
原作未読の映画のみの印象でございます。
ネタの半分は NHK大河 から来てますよね?
二転三転するもラストは マジメ路線 になるのですが
最後まで バカ路線 で突っ切ってもよかったのでは?
映画のメッセージは みんな選挙に行こう! だと私は解釈しました。
あくまで映画だけの、私の感想を以下に綴ると
足利義満を出すなら一休さんも出さなきゃ。
平安初期の密教界のスーパースター 弘法大師(空海)とか
平安中期の陰陽界のスーパースター 安倍晴明 とか。
私のような歴史通じゃない一般人でも知ってるし、混乱する世相を何とかしてくれそうな…。
ひろゆき出すならホリエモンも出さなきゃ。
映画のラスボス、豊臣秀吉。
一部の反秀吉派が街の店舗の壁に、現代風グラフティで秀吉を揶揄する落書きを…とかいう場面も見たかったなぁ。
それと、 天皇家 は 天照大神 が出てきましたがそれがせいいっぱいなのか…。
何らかのかたちで天皇家を話しに絡めてストーリー作りをしないとやっぱりつまらない と私は思います。
天皇自らが政治を行っていた時代もありますし、そうでなくとも権威や威光を利用してきたのは紛れもない歴史的事実。
もっとも、この映画の偉人たちは流行りの AIプログラム らしいので、映画序盤に説明されていますが、天皇関係にもスルーするようにあらかじめプログラミングされているのでしょう。
ハリウッド映画だとイギリス王室のエリザベス女王らしきキャラもコメディ場面で登場するのに…。
物足りない、つまらない。
とは言うものの
徳川家康が変わり果てた現代の江戸を眺めて、もの想う場面は大好きです。
当時は湿地帯。大規模な土木工事で江戸の街を造った家康。
大正の大震災や太平洋戦争も語られませんが、焼け野原の東京に、江戸城よりはるかに大きいビルの街並みを築き上げた現代人。
ラストの演説、現在の日本国民を信じる根拠にはなったのでしょう。
実際、彼ら偉人たちが、その時代その時代において 当時として最善を尽くして仕事をしてきた結果が 今日の日本 なのだから実は そこまでのバカ映画ではない! とも思います。
現代の偉人は あなたたち国民なんですよ
民主主義の現代日本ではね ということなんでしょうか?
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