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個人的な記憶を辿って、退去精算の確認箇所をテキトーに纏めてみた。【その1】

皆様、こんにちは😃

今まで、過去に直接お伺い頂いた質問をツラツラ書いてきましたが、今回はただ箇所ごとに分け退去精算について?適当に書いていきます。

全部纏めると膨大な量になるので、幾つかに分けますが、自身の体験をもとに自己満足の範囲で書いています。興味があれば是非、ご覧ください。


1️⃣ 玄関扉


皆様の玄関扉に凹みや傷は無いですか?

▪️重い家具など搬出する際、ぶつけて内側に凹みや傷を作ってしまった。

▪️扉の内側にフックをつけている方で接着タイプのフックをつけてしまい、剥がした時に表面の面材ごと剥がしてしまった。

このような場合、どおしても過失と言わざるを得ず、やや高額な費用が発生してしまいます。

何通りか施工方法があるので、一概には言えませんが、5万前後の補修となることが多くあります。
ex )鉄部リペア補修・塗装・面材シート上貼り等。

※補足
扉の外側に関して、戸建ての貸家以外は共用部の為、通行人がつけたり、台風の影響でモノが当たって凹むことがあるので、明らかにフック等を取付けて剥がした傷でなければ、基本請求はしておりませんでした。

2️⃣下駄箱・収納

おそらく、下駄箱が設置されているお部屋が大半だと思いますが、ブーツなどを収納される際、下駄箱の棚を外して使用する場合、退去の際に、棚を支える【ダボ】と呼ばれる部品を紛失される方が多くいらっしゃります。

外した棚自体はしっかりと保管して下さる方が多いのですが、この【ダボ】と呼ばれる部品は小さいく、紛失しやすいのでお気をつけください。

ちなみに、下駄箱以外にも棚には、基本的にダボが付いていますので、備え付けの収納棚を動かす際は、同様に保管しておきましょう。

棚を支えるダボ

3️⃣ 室内(床材)

一部例外はございますが、賃貸物件の床材は主に3種類の床材が使われています。

▪️フローリング
木製の床で1番馴染みがあると思います。

▪️フロアタイル(FT)
素材は木製でなく、塩ビでできたタイルでやや硬く耐久性にも優れて様々な模様が選べます。

▪️クッションフロア(CF)
同じく塩ビ上のシートになりますが、クッション性があり、柔らかく指で押し込むと凹みます。タイルと違い継ぎ目が少ない為、仕上げやすい。ただし、耐久性はあまり高くない。

一昔前前であれば、床材はフローリングで、水回りなどに撥水性の高いCFを使うと言った棲み分けをしていましたが、今はFT・CFもフローリング調の模様が多く、リビングや居間に使用する等、場所を選ばず使用されています。

ここで、問題なのが使用されてる床材によって精算内容に変化が生じてしまうのです。

一つ一つご説明します。

フローリングの場合。

家具で凹ませた、傷をつけてしまった場合、こちらは経過年数を考慮せず、補修費用は全額借主負担となります。

多いのが、凹み傷の他、アイロンで焦がしてしまったり、水を溢すなどして放置した為、腐らせてしまうとかですね。

大体、リペア補修という手法で修理を行いますが、傷が多いととんでもない金額になるので、重い家具を運ぶ際は、お気をつけください。


フローリング凹み、同様の凹み5箇所あり25,000円掛かった

引っ越し屋さんがつけた場合は、直ぐに問い合わせをしないと退去時の請求は借主宛に来ますので、必ず話してください。

次にフローリングで問題となるのが、貼り替えが必要となってしまった場合です。

凄く厄介な精算方法となります😩

フローリングの場合、基本的に耐用年数(価値が下がる期間)が建物の構造や住居や店舗等の用途によって変化します。

ここでは、住居に限定して

木造        22年
軽量鉄骨      27年
重量鉄骨      34年
鉄骨コンクリート  47年

…だったハズ💦
間違えていたらすみません。

ともかく、同じメーカーの同じ商品だとしても建物の構造によってバラバラなので、私の場合は、15年換算で残存価値が無くなるように計算しておりました。あくまでも私の場合ですが😅

ちなみに、窓際の場合、日焼けでフローリングが黒ずんだり、色が変わることがありますが、窓ガラスの結露を放置した場合を除き、請求項目にはなりません。理由は単純に日焼け防止をしようとするなら、一日中カーテンを閉めておかなければならず、換気も出来ないので、そんなバカなことは借主の責任に出来ないからです。

フロアタイル・クッションフロアの場合。

先ほど、補修に関して記載しましたが、殆どの場合、過失箇所の補修は耐用年数に関わらず、借主の全額負担となります。

ただし、FT・CFの場合の耐用年数も6年程と短く、補修費の方が割高になる場合があり、メーカーも数年毎に商品カタログ(継続品もあるが)を変更する為、基本的には貼り替えでの精算となります。

※補足。
クッションフロアは、性質上、家具跡がつきやすく、家具をどかした際、凹みとなって悪目立ちはしますが、こちらは過失にはなりません。

生活する為、テレビ台やテーブルは設置しますし、過失としてしまったら家具が何も置かないことになってしまいますので、破けたりしなければ、無過失として精算します。

4️⃣ 壁紙

ここは、はっきり言って難しく、本気で細かい話をするなら、30ページくらい書ける気かましますので、殆ど深掘りせず書きます😅

先ず、過失箇所(汚した・破いた)がある場合、本来ならその部分の面積(最低1㎡)から計算するのが望ましくはあるのですが、実際にその部分だけの貼り替えだけだと、難しい為、1面で貼り替え費用を求められる事が多いです。

また、ロフト付き物件や2階建貸家の階段などでは、天井の貼り替えを行う際、室内とはいえ、3m近くになることもあり、別途で高所作業代などが加算されることがあります。

ちなみに、壁紙は耐用年数を6年として計算するので、多くの場合、3年で退去した場合は、貼り替え費用の半分を負担としています。
※あくまで契約書や各社の方針によります。喫煙や通常使用の範疇を超えた際は、全額負担となってる場合がございます。

少し話が逸れますが、償却後の費用を細かく計算したい場合は以下のように計算すれば大体の割合がわかります。

3年は1095日の経過日数なので、
1095日÷2190日(6年)=0.5(50%償却)
100−50=50%負担。

同様に4年の場合は1460日なので、
1460日÷2190日=0.666(約67%償却)
100-67=33%負担。

実際には、月単位で計算される場合もあるので一概には言えませんが、そこまで大きな差は無いと思います。

また、耐用年数の違う箇所の計算は2190日を調整して計算して下さい。

※過失にならないケースの一部
▪️家具を設置した際の家具跡

横長の黒い特徴的な跡(家具跡)

▪️地震などで生じた亀裂
◾️自然に剥がれるor縮んだ壁紙の継ぎ目
▪️冷蔵庫や照明器具などのヤケ跡
▪️画鋲などの小さい跡(穴が広がると❌)
等々…

余談ですが、稀に実際の面積ではなくm数で費用請求される場合があります。

これは、壁紙サイズが横幅90cmの為です。

例として、横幅2700cm 高さ2,400cm の壁を貼り替える場合、3mの壁紙が3本→計9m必要となる為、実際の面積は6.5㎡前後ですが、請求は9mとなります。※良心的な場合は、2.5m×3本→7.5m

そのような理由もあり、1m単価と1㎡単価は結構違うのです。

実際、職人さんの場合もm数で採寸する為、このような精算をする方もいます。

以上、読んで頂きありがとうございます。
















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