コーヒー事件簿2

フリーザ様からの人事異動により俺は侵略すべき惑星(職場)が変わった。

俺は出勤する前に必ずアイスコーヒーを買う。

新しい惑星でアイスコーヒーを買える場所を探していたところカフェがあるのを見つけた!

俺は通い詰めた。

事件簿1同様、まぁ毎日同じ時間に同じサイズのアイスコーヒーを買い続けていたので当然覚えられるし同じ店員さんに出会う。

ここでも俺は嬉しくなっちまった…

『お仕事頑張ってください』
などと、優しい言葉をかけられアイスコーヒーを渡されるんだからな!


俺とした事がすっかり地球人の優しさに居心地の良さを覚えてしまった…。

レジに着いた時には既に作成にとりかかっているコーヒー…それを断る勇気は俺にはない!
それはいいんだ…事件簿1と同じ事だ。
もう慣れちまったぜ。

ある時店員さんがドヤ顔かつ最速のスピードでアイスコーヒーを提供してきた。

『お待たせしましたー!』
(お待たせどころかレジに着いた途端に出てきやがった)

『またお待ちしてます!』

…。

しばらく無言の間があった。

店員さんからしたらなんだこいつ?まだ何か用か?と思っただろう。

だがその間を作った原因は貴様だっ!!

俺は驚きに打ち震えたぜ。。。


なんせ会計をしてないんだからなっ!!


しばらく間があった後、俺は言った。
『あのー、会計は?w』

店員さんはハッ!とした表情を見せた。
すみませんとか言うのかと予測したぜ。


だが次の瞬間出てきた言葉は…


『えっ!?いただいていいんですか!?』
おそらく焦った結果日本語がうまく喋れなかったのだろう。

ふざけた野郎だっ…いくらエリートサイヤ人といえども購入した分はちゃんと払うぞ!

『買った分払うだけなんでw』

と、言ったところ苦笑いで『あっ、そうですよねw』って…。。。

まったく可愛い野郎だぜ!

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