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まずは、死から考える。

窓をすこし開けて
雨音がすこし心地よかったりする朝♪

こんにちは Poco.です。

今日は
先日行った「END展」について
レビューがてら
すこしばかり考えたことを綴ろうと
思います。

雨音で心地よいとか前置きしておいて
ちょっと重たいテーマです。
アラフィフともなると色々経験してきますからね。


「END展」


死から問うあなたの人生の物語
マンガから始まる、大切な人と対話がしたくなる展覧会

2022.5.27(金)~6.8(水)
iTCOM STUDIO&HALL 二子玉川ライズ
入場無料

この展覧会を知ったのは電車の中刷りだったと思う。
老眼、近眼を併せ持つ私としては
文字があんまり良く見えなく
ENDの文字もグラフィック化されてるので
ENOと見えてしまう始末…情けない

そう。実はきっかけはなく
なんの展覧会なのかあまりわからず
なんとなく惹かれるように
行きたいなと思ったわけで
深い感情や意味をもたずに
下調べもせずに行きました。

そんなに並ばず入れてラッキー!
(後で知ったのだが、事前予約制だった。)
老若男女いましたね。
わたしは完全にアートの展示会と
完全に勘違いして入場しました…。

入口を入ったら
順番関係なくフリーに展示を見るスタイル。
一部展示を除き、写真可能。

そして
目を引くのは垂れ幕。
垂れ幕が常に自分に問いかけてくる。

・生まれ変わりたいですか?
・生まれ変わったらまた自分になりたいですか?
・自分で死にゆく瞬間を決められるとしてどんな場所で、
 どんな状況が良いですか?

ちょっと問いかけに過剰反応、
過呼吸気味に。ドキドキしました。
年齢ゆえにリアルすぎて...
っていうか、何にも考えないで入った展示会
ハードすぎ。

普段、死についてなんて考えますか?
正直、深く考えたことなかったというか、
考えもしないし、考えたくない。

みなさんはどうですか?
垂れ幕の問いに対して
すぐに考えが思いつきますか?

すぐに心で回答できたのは
生まれ変わったらまた自分になりたいですか?
「NO!」(即答!)

あと
分かったことは
死というのは、わたしにとって未だ
怖いもの」
みたいです。

「END展」の各テーマは

1 魂のゆくえ
2 終わりの選びかた
3 死者とわたし
4 老いること、生きること

この展示会は
マンガという媒体を使って
自分の死生観をさぐる。考える。

なかなか興味深いと思いませんか?

何気なく気になった展示会
私を連れてきた?!(笑)

死は必ずやってくる。100%やってくる。

人生100年時代と言われてます。

わたしは
お年寄りが増えてばかりの
この世の中にそこまで期待はしておらず。
そんなに長生きしたいと
願ってないし、思っていません。

必ず訪れる
その時
家族に迷惑をかけず
いわゆる
「ピンピンコロリ」を目指してます。

わたしに「終わりを選べるとしたら。。。」

ピンピンコロリを目指しているのだから
終わりは…

さっきまで元気だったのに
気が付いたら死んでいた

誰にも介護してもらわず
迷惑をかけず
息をしている瞬間まで
生きることを楽しんで
死を自覚しないまま死ぬ。
うん!これ理想だ!

あ、場所!
一応、発見されたいから…
人がいるところ?(笑)

「なんかいつも楽しそうだったよね!」
「彼女、いい人生だったんじゃない?」
「いい人だったよね」

そう思われて送られたら本望だけど
そんなにうまくいかないか

今の自分が未来をつくる

送られるときにわかるんだよね。人が思う自分の本当の姿。
そうとわかったら
今!今をちゃんと生きなきゃ!

老いを認めて、これからを生きる

ネガティブな言葉が多いです…

50歳過ぎると
やっぱりどこかしらの不調がね。
気持ちも落ち込むことがありましたけど
いろいろ試して
今はかなりいい感じで過ごしています。^^

でもわたし
最近胆石で入院しました。
大したことなくすみましたが、肝臓不全、膵炎まで経験しまして。
ダイエットせずに4キロ痩せて、
脂質管理をしたら
トータル8キロ痩せました!(棚からぼたもち…)

今まで健康だけがとりえだったので
正直ビックリ。
やっぱり
身体にタイマーがちゃんとあるんだなと
感じずにいられませんでした。

今は余分な脂肪が無くなったことで逆に健康体を取り戻し
健康そしてスタイル維持に余念がないです^^

老いとは

恐ろしいことが少なくなること。過去が増えること。動けるのに動かないこと。考えれるのに考えないこと。

コトバンク

老いたくないけど、老いたい。
どうせなら楽しんで老いたい。
できないこと、できなくなったことも全部
愛おしく感じるようになったら
死んでもいいかな。

それまでは
いろいろやりたいな。

生きるとは

わたしが思う死が
「心臓が止まって
すべての臓器が
自分の意志に関係なく動かなくなった状態」

ならば生きるとは?
「心臓が温かく動き
生命を保っている状態」

皮膚のぬくもりとか
心臓が脈打つ感じとか
そこに温かさを感じられるとき
「生」を感じます。

書籍によくある「これからの人生~」なんちゃら
…とかそういう事とは違う

「生きる」というのは
もっと自然的で必然的なものだと思うのです。

「生きるとは」

遺書というラブレター

この展示の最後に
《TypeTrace/LastWords》
(10分遺言)

真っ暗な空間のなかに
スマホが何台もあって
勝手に文字が打たれていく…
そんなのが最後に用意されていまして。
募集したものが展示されていています。

正直な感想は
読むのが
辛かった。泣けた。マスクしてよかった。鼻垂れた…

娘から母へとか、息子から父へとか
やめてほしい…
自分のことのように共感しちゃったから
もうこのブースで心臓痛くて死にそうに。(なっただけ)

でも生前に死がわかってたら
わたしも
遺言というラブレターを残して
死ぬかもね。
きっと鼻水だらけになりながら^^

終わりに

もっといっぱい見どころあります。
とにかく伝えたいところだけつぶやきました。
全部を伝えきれなくてごめんなさい。

そして
死について考えたことなかったって
うそです。

「END展」とnoteのお陰でわかりました。
どうやらわたしはちょっとは考えているようです。

わたしは3年前に父を亡くしました。
呼吸が荒くなり、息が止まり、心臓が止まってゆく
その瞬間を見続け、苦しんでいるような姿を看取りました。
医師からはっきり死の宣告は言われなかったため、
覚悟ないまま死を見届けてしまった。
その自責の念が
今もあるから
ずっと死から目を背けていました。

わたしもいつ死が訪れるかわかりません。
誰にもわかりません。
余命宣告されても本当の時期は医者でもわかりません。

この展示会は
死や人生に関する様々な問いに
家族や友人など、大切な人と対話を始めたくなる
そんなきっかけになる…間違いないです。

死人に口なし。もう二度と話すこともできません。

生きているうちに話しましょ。

わたしは父に
「ありがとう」のひとことすら
眠らされたままだったので
言えませんでしたから。

「END展」見に行って
良かった。


家の鉢植えの小さなオリーブの木に
今年、やっと花を咲かせまして
なんと!
ちいさな実がつき始めているのを
発見!!

小さい命が^^
感動♡








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