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0175.外れた音が鳴る

ピアノ教室のピアノレンタルで、グランドピアノを弾くための準備をしている。ぷりんと楽譜でいきものがかりの「YELL ピアノ(ソロ)入門」をダウンロードした。ダウンロードした譜面に、PowerPoint で音階ドレミファソラシドをテキスト挿入した。

MicrosoftEdge の Copilot に訊いて調号と臨時記号のルールを知った。そう、半音上げるとか下げるとかいうやつだ。複雑なシステムなので、俺が見てすぐ反応できるように、ドレミファソラシドのテキストに色を決めた。
 ●右手…標準の赤
 ●左手…標準の薄い青
 ●♭ …プラムアクセント5
 ● ♯  …標準のオレンジ

この楽譜を見ながら、1ページ目をデジタルピアノで弾いている。おおむね良いのだが、前奏部分で外れた音が鳴るところがある。実は、ずっと、おかしいなー、おかしいなー、と思っていた。俺の音階の表示が間違っているのかも知れないので確かめてみた。

右手で弾くト音記号の譜線の最初に、調号♭(半音低くする)が付いている。第3線シに付いているから第3線のシは最後まで♭なのだ。♭が効いている音階は、テキストの色をプラムアクセント5 にしてある。

左手で弾くヘ音記号の譜線の 4小節目の上第1線のドの左側に ♯ (半音高くする)が付いている。♯ が効いているので、テキストの色は標準のオレンジ。

でも、おかしいのはその 2ヵ所じゃない。

左手で弾くヘ音記号の譜線の 2小節目の上第1間のシ、これこそが外れた音になる部分だ。ちゃんと弾いているのに何故だろう。わが譜面をジッと見る。

気づいた、やっと気づけた。

左手で弾くヘ音記号の譜線の調号♭が、第4線のシに付いている。それはわかっている。けれど、問題の音符は上第1間である。同じシではあるがオクターヴが違うのだ。オクターヴが違えば影響は受けないと思っていた。でも、そう、たぶんコレだ、コレしかない。

CoPilot が「臨時記号:原則的にその高さのみでオクターヴ上下の同名の音には効力を及ぼしません」と教えてくれたが、調号でのオクターヴ違いには言及していない。調号と臨時記号では違うのだ。Copilot に訊いてみよう。

やっぱり、調号は “曲の最後まで、全オクターヴに” 効くのだ。
ということは、「原則として」という但し書き付きで、こうなる。
 ●調号………..曲全部で、全オクターヴで、その音階に効く.
 ●臨時記号…その小節内のみ、そのオクターブの音階のみに効く.
またひとつルールを知りました。

なので、左手で弾くヘ音記号の譜線の 2小節目の上第1間のシと、3小節目の上第1間のシの色を、プラムアクセント5 に変えた。

そして、弾いてみた。

すると、バッチリ♪

楽器弾く人、こんなルールで演奏しているんだね。知らなくて良かった。知っていたら、きっと、ピアノチャレンジしてないね。

他にもたくさんの俺の知らないルールはあるだろう。とりあえずこの状態で、5ページの楽譜をプリントアウトすることにした。今日、ピアノ教室に電話して、7月1日午前11時、1時間のピアノレンタルの予約を入れた。

本当に、ピアノを弾いたことないのだけれど、ワクワクする。

どうせ弾けるはずないし、ピアノとふたりだけだから、気が楽である。

どうなるかなー。

柳 秀三

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