0174.調号と臨時記号
ピアノ教室のピアノレンタルで、グランドピアノを弾くための準備をしている。ぷりんと楽譜でいきものがかりの「YELL ピアノ(ソロ)入門」をダウンロードした。でも、iPad Air で見ると小さいし、音階が記載されていないので、見ただけじゃ俺はすぐに反応できない。だから、楽譜にパソコンで音階をテキスト入力してプリントアウトしようと思っている。36小節が2段で A4 用紙5枚の分量になる。
上段の右手で弾く音符の音階を「標準の赤」で挿入し、下段の左手で弾く音符の音階を「標準の薄い青」で挿入した。そして、♯(シャープ)で半音高くなる音符の音階を「標準のオレンジ」で挿入し、♭(フラット)で半音低くなる音符の音階を「プラム、アクセント 5」で挿入した。この ♯ や ♭ のことを、調号あるいは臨時記号と言うらしい。
調号と臨時記号の違いを MicrosoftEdge の Copilot に訊いてみた。
譜線の最初に付く調号( ♯ ♭)は、曲全体に効く。
音符の左側に付く臨時記号( ♯ ♭)は小節内のみで効果があり、♮(ナチュラル)が付くと元に戻る。オクターヴの違う音階には効かない。
そう理解して、その規則性に安心した。しかし、こんな事象があった。その小節には ♯ も♭も無いのに♮の付いた音符があり、かつその前の小節の同じ音階の音符に ♯ の付いているというものである。小節が変わって ♯ の効力が消える規則なはずなのに、次の小節で同じ音階の音符に♮が付くのはどういうことだろう。やはり、MicrosoftEdge の Copilot に訊いてみた。
♯ と ♮の効果について教示してくれたが、それはわかっている。そうじゃなくて、なぜ ♯ と ♮が小節をまたいで、同じ音階の音符に付いているのか、理屈に合わないじゃないかということである。Copilot に訊いてみた。
効果は同一小節内のみなのだけれど、念のために♮を付けるということなんだろうか。この事象に触れてしまうと、楽譜の規則性に疑問を感じてしまう。規則でいうと本来必要のない♮があると、♯ や ♭が付いた音符の音階を、小節線を越えたあとに元のキーに戻していいのか疑ってしまう。
モヤモヤするのである。
柳 秀三
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