「アイドル名曲」のイントロについてみんなで考えないか

どうも、(旧)ジャニーズアイドルの楽曲たちのイントロで飯食えるオタクです。

皆さんはアイドルの歌流れてきて泣きそうになったことあります?てか歌聴いて泣きます?

ちなみに私は別に失恋したらカラオケ行って加藤ミリヤとか歌いながら「ぐずん…あなただけ…」とかそういう人間ではない。大抵そういう時の私の目はカラッカラ。

アイドルの「泣ける曲」とは
例えば嵐の『Still…』『マイガール』『Season』、SMAPの『Dear WOMAN』『Triangle』、関ジャニ∞の『Heavenly Psycho』『BOY』『旅人』、Sexy Zoneの『夏のハイドレンジア』『ぎゅっと』、Kis-My-Ft2の『SNOW DOMEの約束』

私がJ-POPの王道を走り続けてきた旧ジャニーズ事務所所属アイドルの曲たちを愛しているのは、時代とか流行とかに流されない「普遍さ」がそこにあるから。「日常」とか「愛情」とか『挫折』とかを描いた人生ソング聴くと本当泣きそうなる。どれだけ心と体が健康でも、あのイントロを聴いた瞬間脳内で胎盤の中に逆戻り。温もりと懐かしさで腹が満たされる耳心地の良さが半端ない。
そこで私が求めているものは別にめちゃくちゃかっこいいダンスとか、べらぼうに上手い歌とか、めまぐるしく変わる曲展開とか、お洒落なサウンドとかじゃない。

そもそも私はアイドルが歌う「曲としての盛り上がりは特段ないけど日常で忘れがちな大切なことを思い出させてくれる歌」が大好きすぎる。
どう考えても私たちみたいな「どこにでもある日常」や「ありふれた恋愛」なんて経験が出来ないアイドルがマイク一本で気持ちを込めて歌い上げるその「メッセージ」「魂」を受け取るには、イントロという準備期間が必要なんだよ。温泉入る前に飴玉を舐めておくと急な血圧の上昇で死亡するリスクを防げる、ってやつ。これはまんま「温泉=歌詞」「飴玉=イントロ」なんだよ。もしかして曲を聴く上でのオタクの心構えの話だった…?

イントロがなくてもめちゃくちゃ良い曲はたくさんあると思うんですけど、「泣ける」っていうところでいうと、イントロって割と欠かせない要素なんじゃないかと思う。あの曲がくる…というワクワク感を与えてくれるイントロという存在が私は世界で一番好き。

しかし昨今、こういう噂が流れています。
「どんどんイントロが短くなっている。」

世は大サブスク時代に突入し、この世の全て(※ではない)の音楽をそこに置いてきた効率厨ゴールドロジャーのせいで大量生産・大量消費がどんどん加速しているらしい。
ちょっと聴いて「ふーん…」ってスキップされないように、最初からクライマックス状態のモモタロスソングが流行になりつつあるらしい。

うるせぇバァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜カ!!!!!!!!!!!!!

流行なんか知らねえ。
最近の流行曲は「タイパ(=タイム・パフォーマンス)」を重視するようになった若者に合わせ、それ以外にも短いからこそもっと聴きたいという消費者の購買心理を刺激し…………う、うるせぇ〜〜〜〜〜!!!!!!!!
一旦全員落ち着いてYouTubeで「アラフェス 2012」って調べてみろ←恐喝湊斗
そこに私が言いたいことの全てが詰まっている。イントロが流れた瞬間うわぁ…!と声を漏らす5万5千人の幸せを浴びてからタイパとか言え。

というわけで、世界で一番美しい「イントロ」という概念で私を散々泣かせてきたSnow Manの曲を紹介します。なぜかというと、Snow ManはこのCDが売れない時代にシングル9作中6作、アルバムは3作全てがミリオン記録持ってて、全然流行とか時代の流れとか関係なく、うちらの日常にしみこみまくった2日目おでん曲を量産している最高グループだからである。
本人たちが過去にしてきた苦労や葛藤、これからもっと売れてやるぞという向上心、しかし決して忘れない周りへの感謝と愛情、全部ある。YouTubeの音源があれば載せるので、最初の数秒だけでも聴いてキマってほしい。
そしてSnow Man以外のアイドルグループでイントロが最高な曲があれば是非教えてほしい。


  1. あいことば(イントロ:6秒 曲全体:4分50秒)
    Snow Man 3rd album「i DO ME」収録
    オタクの賛歌ことあいことば。売れに売れまくって、満を持してドームツアーに向けたこのアルバムのリードかつ一曲目がこのあいことば。私はこういうチョイスをするSnow Manのことを本当に恋愛感情抜きで愛しています。テレビ披露ではわちゃわちゃ感のある楽しそうな姿を見せてくれていたが、正直それ観てるだけでも泣きそうになる。(涙腺ガバ)いつまでこうして9人一緒にいられるかは分からないけれど、こうしてみんなで思ったことを言葉にする素敵な関係性が一日でも長く続くといいな。
    イントロは不朽の名曲「星に願いを」と同じコード進行なので、是非そこに注目して聴いてみてほしい。
    https://youtu.be/5-iJl-fKHwI?si=HJNxjhV-19cVzu_M

  2. ミッドナイト・トレンディ(イントロ:21秒 曲全体:4分59秒)
    Snow Man 2nd album「Snow Labo. S2」収録
    スノフェス(?)開催時には間違いなくランクインするであろうこの名曲は、ガチのシティポップフリーク岩本照さんがやりたいこと全部やっただろと疑わざるを得ない、正真正銘のジャパニーズシティポップ。
    イントロも曲も長いんだけど、何より間奏も1分28秒~2分6秒の38秒(38秒⁉)だし、アウトロも45秒(45秒⁉)。歌詞はこちら側に解釈を委ねる必要最低限のもの。曲解禁の時オタク術式「行間を読む」によってガチガチ考察ツイートでTLが祓われたこと未だに忘れません。
    https://youtu.be/CAHOwBaID_c?si=uHt5KDa5NekGaMUE

  3. オレンジkiss(イントロ:3秒 曲全体:4分22秒)
    Snow Man 3rd album「i DO ME」Snow Man 7th Single 「オレンジkiss」収録
    歌いだしこそ開始4秒だけど、「オレンジキィ~~ッス」の1フレーズのみで、Aメロが始まるのは23秒からです。ありがとう。
    私の人生ソングことオレンジkissについては過去のブログでめちゃくちゃ語っているのでここでは割愛します。
    https://youtu.be/KBqCQpBGyV4?si=aYvf5hi1dKqapWkN

  4. HELLO HELLO(イントロ:15秒 曲全体:4分27秒)
    Snow Man 4th Single「HELLO HELLO」収録
    ちなみに1st albumに収録されているMovie ver.は曲の長さが「4分48秒」だしイントロは「39秒」です。本当に最高すぎる。夏の甘酸っぱい恋愛を描いた楽曲が映画のラストに合わせて一気に冬ソングへと変化。私は会議でMovie ver.を収録しようと発言してくれた人に蟹を送りたいので、DMよろしくお願いします。
    https://youtu.be/VpjkFGiRQO8?si=GWBfGFeOf02e5khX

  5. Luv Classic(イントロ:11秒 曲全体:4分18秒)
    Snow Man 8th Single 「タペストリー/W」収録
    こちらシングル初回盤Bとアルバムi DO ME初回盤Bの特典映像にLip Syncs Videoが収録されているのですが、これがヤバかった。一気にラブクラの解像度が爆上がりし、観終わった頃には「Luv Classic…」しか言えなくなってた。ファン人気も高いけど、メンバーもお気に入り曲で挙げていたこともあるので、今後コンサートで聴ける日を楽しみにしています。国立で日が落ちてきたくらいの涼しい時間、このイントロで泣く準備は出来ています。

  6. 8月の青(イントロ:29秒 曲全体:4分21秒)
    Snow Man 3rd album「i DO ME」収録
    名曲しかなかったi DO MEの中で一番好きな曲を聞かれたら私はこの『8月の青』と答えます。関ジャニ∞が青春時代の記憶にある人間は全員聴いた方がいい。たまにあれ…?これ村上信五さん…?と空耳する。
    「36度 記録的な夏」の歌いだしで、これはもう戻れない”あの日々”を歌ってるんだ…と気づかされおしまい。マジであの頃のうちらって無敵だったよな…なんでもできる気がしてさ…でもあの時間って永遠だったよな…と土手で寝そべりながら語り合いたくなる「青春」という偶像を曲にしたら多分あれができる。

  7. ファンターナモーレ(イントロ:20秒 曲全体:4分6秒)
    Snow Man 2nd Single 「KISSIN' MY LIPS」収録
    翔太のフェイクや「Get ready set go!」のところは歌詞カードで表記がないので、Aメロからを歌いだしとしてカウントしました。初代泣ける幸福ソング。
    とにかく歌ってる翔太が楽しそうだけ(※ではない)で何万人のオタクの気を狂わせてきたファンターナモーレ。私は生でファンターナモーレを聴くことを「死ぬまでにやりたいことリスト」に入れていました。東京ドームで聴けた時、それこそ最初の「ブゥゥン、ドゥン!ドゥ!ドゥ!ドゥン!」のイントロ部分で泣きました。生きててよかった。

  8. This is LOVE(イントロ:16秒 曲全体:4分9秒)
    Snow Man 2nd album「Snow Labo. S2」収録
    私たちとSnow Manの結婚ソング(?)です。多分この解釈は間違ってない自信がある。メロディ聴いただけで脳内では教会と私を迎えるSnow Man(多重婚)が浮かんでくる。
    特に好きなのは
    「もう隠さないこの気持ちが あぁ愛なら届けなくちゃな 未来へ」
    ですね。プロポーズってこと?????最終回にケンちゃんと結婚式挙げようとする八重のもとへ走る匠の気持ちってこれでは???
    「ふいに見せるその眼差し その笑顔も
    守りたい いつでも僕が傍にいるから」
    ハッピーウエディーング!!!!!!!!!!!!

  9. ベストフレンド(イントロ:11秒 曲全体:4分11秒)
    Snow Man 9th Single「Danger holic」収録
    あのSMAPパイセンのド名曲と同じタイトル(※英語表記)というだけあって、これは相当期待できるぞ…とめちゃくちゃ楽しみにしていたのですが、常に私なんぞの陳腐な脳みそを優に超えていくSnow Man様。この曲をリリースしてくださりありがとうございます。
    この曲は「辛い日も楽しい日も共に過ごした仲間と今はバラバラになってしまい、一体次いつ会えるのかも分からないけど、いつかその日が来た時後悔しないようにこっちは頑張っているよ」という照れ臭いながらも大切な感情を完璧に”理解っている”歌。オレの心のやらかい場所を全部歌にしてくSnow Man。歌いだしが「Hello my friend Beautiful days What are you doing?」なのも個人的大好きポイント。
    https://youtu.be/E6bmXx9Qnvo?si=ofXkhHDZ3h8fMO2m

  10. ナミダの海を越えて行け(イントロ:2秒 曲全体:3分58秒)
    Snow Man 3rd Single「Grandeur」収録
    めちゃくちゃ明るい歌なのにめちゃくちゃ泣けると巷で評判の『ナミダの海を越えて行け』。これぞSnow Manというのを体現した、メンバーにとってもファンにとっても大切な一曲。冒頭のギターサウンドが特徴的なだけでなく、
    「Everybody clap! Everybody stomp! Everybody scream!」
    「…オ~イェイ!……Well done」
    というありがたすぎる3段活用の後Aメロまでの間、13秒~24秒という約11秒間またイントロが流れます。コンサートではこの間にSnow Man達が非常にありがたい言葉を投げかけてくれます。
    https://youtu.be/DY8FfX-DDb4?si=r5XLPOeHLMjTnzR_

  11. My Sweet Girl(イントロ:7秒 曲全体:3分56秒)
    Snow Man 5th Single「Secret Touch」収録
    個人的一番泣けるイントロはこのMy Sweet Girlです。大野智さんを長年応援していた友人が「フェイクのどこかに大野さんがいる」と言っていたのですが、フェイクだけでなくメロディーもすごく嵐を彷彿とさせるので是非聴いてほしい。「I love you just the way you are」という歌いだしは若干コーラスっぽいので、Aメロが始まるのは15秒くらいから。まずこの「I love you just the way you are」というフレーズが最高。Snow Manとブルーノ・マーズしか信じられねえ。My Sweet Girlくんと初恋したいよ私は。

  12. TIKI TIKI(イントロ:9秒 曲全体:3分23秒)
    Snow Man 1st album「Snow Mania. S1」収録
    こちら佐久間さんが1対8という多勢に無勢の状況からディベートをして(Snow Manは楽曲制作の際ガチガチに会議をします)逆転して見事アルバム収録入りを果たしたTIKI TIKI。佐久間さんに蟹を送らせてくれ。
    退屈な日々を忘れて今日は楽しもう!というトロピカルソングTIKI TIKI。いい意味で現実を忘れさせてくれる鼓膜リゾートホテルことTIKI TIKI。その耳心地のいいイントロはBPMを遅くさせ、リラクゼーション効果もあるとか。(※個人差あります)
    ちなみに「TIKI」というのはポリネシア語圏で「神」という意味があるらしい。神だったんだ…。

  13. 終わらないMemories(イントロ:15秒 曲全体:3分31秒)
    Snow Man 1st album「Snow Mania. S1」初回盤A収録
    これはデビュー発表をした2019年夏の新曲なんですけど、イントロに時を刻むような音が入っているんですね。「君」というワードを使って巧みに失恋ソングの皮を被っっていますが、ガチガチのデビュー前決意表明ソングです。いい意味で過去のしがらみや、努力の過程で失ってしまったもの(=君)を浄化させるような歌。え、つまりレクイエム…ってこと…?
    「記憶の片隅に残る思い出たち 決めたよ新しい道に行くから
    心に刻んだ痛みを力に変えて 始まりと共に さよならをしよう
    終わらないMemories」←本当にありがとう
    https://youtu.be/iuHWIH7SFbk?si=6-09jOj-LtGHz8dK

  14. イチバンボシ(イントロ:17秒 曲全体:4分19秒)
    ドーム曲の権化『イチバンボシ』くんの歌いだしが森永ココア並の優しい声で「覚悟はいいかい?」なところが泥水啜ってここまでのし上がってきたSnow Manの強さを感じる。しかもこれは私たちに向けた「覚悟はいいかい?」ではなく、過去に己に向けて問いていた”覚悟”
    「覚悟はいいかい?自問自答繰り返すEveryday
    その涙いつか必ず報われるさNever give up」
    主人公すぎる。週刊少年ジャンプで連載してるだろ。
    https://youtu.be/_mQ9YKMdV5k?si=5m1NCgZXe3cLASCl

  15. ひらりと桜(イントロ:44秒 曲全体:4分7秒)
    未収録
    本来の曲尺ではありませんが、音源化されていない為この映画での披露した長さを参考にしました。
    ひたすらに舞台で輝くSnow Manを観て、そのまばゆさで泣きそうになる。このイントロ聴いて嫌いという人間とは会話したくない。日本人のDNAが血に流れている人間は全員とりあえず観ろ。あと多分だけど帝国歌劇団とか千本桜とか古の2次元オタクがかゆくて手の届かないところにある「何か」を持ってる。個人的には『花鳥風月』もその点負けていないのだが、Snow Man本人のみの歌唱音源がないので、ここでは割愛させていただく。
    https://youtu.be/pkzlau3z8SM?si=UMI56U9Kwvyoa_VK


ブチ切れながらイントロで泣かせてくるSnow Manの楽曲15選(全然選べてない)を紹介してきたが、アルバム収録曲にはInstrumental ver.(メロディーのみ音源)がないのが悔しい。もうSnow Manって全部やってくれるから今更全曲Instrumental ver.をよこせとは言わないが、シングルはこのままインストを欠かさず収録し続けてほしい。これでプレイリストつくって一人でイントロドンとかしてるんだ私…(一人遊びのプロ)

アイドルみんなで時代に逆行してオタクを泣かせてくれ。











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