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胃がんを見つけたあの日のこと

もう12年くらい前になるだろうか。

母と向かいあって、お茶を飲んでいる時でした。

(あれ?…なんだか、みぞおち?いや?胃のあたりが黒く視える…)

母に、
「健康診断行ったの?」と聞くと、
『去年行ったけど大丈夫だった、ひっかからなかったよ〜』と言う。

うむ🫤
なんで、黒く視えるんだ?
私は母に、
違う病院で検査してもらうように伝えた。

たまたま、翌日父が、外出するからと母は、病院へ行くことにした。

後日、病院からのお呼び出しだった…。
私はやっぱりな…と。

医師の説明はこうだ
【ステージ3でもうどちらかといえば、ステージ4の胃がんです。手術しても、余命は…あと…】

((はぁ?なんですって?何故見つからなかったの?
ステージ4で見つけないってなんで?!))

しかし
私はなぜか慌ても悲しくもなかったのである。
なぜか、
私には手術をすれば、乗り越えられるという安心感があった。
一応、医師の説明をすべて聞いた上で、母の手術をお願いしたのだ。
(母よ、娘を信じて!)と伝えると、母は、承諾した。

医師は説明後まで、
やめた方がいいとさえ言ったけど、何かあっても、
医師の責任にはしない(?)という書類だったかな、書いたのである。

…結果…
元気で過ごし
今でこそ、認知症ではあるが、転移もない。

もちろん、先生方や看護師さんには、感謝してもしきれない。

不思議な力を母上から授かって、お返しができた。

まぁ〜まんざらでもないな、この力(笑)
私の目はレントゲンだな。

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