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12月17日【Planning&Intervention03】


第3回目のワークショップはあいにくの雨でしたが、4名の方に参加して頂きました。

前回は最終的な方向性とおおまかな形(神輿っぽい感じ)を決めたところで終わっていましたが、これからどう進めていくのかと
なんと、この一週間の間に講師の斉藤さんがボックスのイメージをビジュアルに起こして下さいました!

齋藤さん作
齋藤さん作
齋藤さん作

斉藤さんが担当して頂いているワークショップは残り2コマ(6時間)という短い時間ですが、これから設計図まで落とし込む必要がありました。しかし参加者のみなさんと一つの設計図をつくることは非常に時間がかかるため、どこかを省略していく必要があるなあとは思っていたのですが…まさか設計図そのものを作って頂いていたとは…!感激です。


花園さん作

また、参加者の花園さんも3Dの映像をつくってくれました。光らせることが好きな花園さんは、光るお神輿をビジュアル化!ガジェットっぽくてかっこいいです。夜間のイメージも湧きますね!

そしてワークショップ冒頭は斉藤さんが作ったデータを皆さんで見ながら、このボックス(以降 御神輿)に持たせたい機能のイメージをさらに肉付けしていきました。
竿を御神輿に収納して空間作りをしたい、占いスペースとしてここに布をかけたい、などなど…

さらに中原さんも合流し、強度面の考慮や重量の計算をしてくださいました。重さは使用する木材の量でパパッと計算されていました。
おおよそ80kgはいかないだろうということだったので、ギリギリ屈強な男4人で担げるくらいのボリュームになりそうです。


設計図が決まったらあとは木材をカットする工程に入ります。
スケッチアップ上で木材の長さを計測し、どの長さが何本必要か洗い出していきました。

ここからは中原さんが主導の第二部。木材の選別からけがき、カット方法まで丁寧に教えていただきました。

木材の湾曲具合をチェック

大体1cmくらい沿っているものは短辺用にまわすそうです。

けがきをする中原さん

鋸の刃の厚み(2mm程度)を考慮して採寸し、差金で90度を出しながらけがいていきます

参加者の方の中には丸鋸やインパクトに慣れていない方もいらっしゃったので、ゆっくり少人数で作業していきました。

細い木材を使用したのでビス打ちをするときは下穴を開けて、時間をかけて失敗するリスクを限りなく減らしていきます。

最後には自然と分業するほどにスムーズな作業ができていました。

次回は御神輿に収納する壁(蛇腹状)を制作していきます!




-板井の呟き-

設計チームと施工チームの連携を間近でみてかなり勉強になりました。齋藤さんのこの活動がより利他的な動きになればという思いから、今後を見通し新しいチームをまとめられています。そのチームの連携をナカハラさんが促しているんですよね。
ナカハラさんの施工ワークショップがはじまって20分ほどで、他分野凸凹チームがいつのまにかに分業をさらりとこなされていて感動しました。

HACHとしてというか、6コア自治会長としてなんですが、最近他のコアの自治会長とどうやって、楽しく美しく「おわり」をむかえられるのかっていうことを話し合うことがあります。「どうすればいいんだ、、」、って常に頭をみんなで抱えながら仲間(自治会長たち)とショッピングセンターで紹興酒飲んでるわけなんですが、、そんななか、呉から齋藤さんナカハラさんが基町に優しく入り込むワークショップを通して、その仲間たちが17号棟の仮説的な研究所に集まってくれています。

広島の問題の一つ竹害に目を向けた新しい事業をされてるナカハラさんなんですが、その事業を一緒に盛り上げている仲間のおがみさんや、齋藤さんが強度計算で関わった作品の作家である久保寛子さんとその久保さんのお知り合いの滋賀県大津市山中町にある共同アトリエ「MINE」の方がワークショップに遊びにこられたり、思いがけない人たちとのマッチングもあったりしました。

なんかメタボリズム建築のなかで基町の新陳代謝高まってる感じあるくないですか?とかなんとか言って、連合自治会間で勝手に盛り上がっています。

MINEの方きてもらって、とってもうれしかったです!HACHに関わってもらっている原久子さんのお話しました。

以前、先輩である久保さんのインストールを手伝いに金沢にいったんですが、そこに齋藤さんご家族があそびにきてくれて、そこで齋藤さんと初めてお会いしました。基町にオルタナティブスペースコアをパートナーの水野さんと運営されている作家です。


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