見出し画像

【ドラマ感想】初恋の悪魔④〜犯人からの謎解き出題、小鳥がんばる〜

※以下、ネタバレを含みますのでご視聴のあとお読みいただけると嬉しいです。

とりあえず予告で、雪松(伊藤英明)が死んでなくて安心😌。
警察官だもの、受け身は取れるよね。

どうもあの人は1回目のときから怪しく描かれてる。今回も星砂(松岡茉優)の腕を掴むときの力の込め方が尋常でなく、疑っているのか?やましいところがあるのか?もしくはそういうキャラか?(笑)。

そして悠日(仲野太賀)と星砂のパートは毎回心通わせる場面。杏月(田中裕子)にも悠日をすすめられていたね。好きな食べ物を聞いているときにヘビ女が出てこないことを願ってしまったよ。

そして鹿浜鈴之介(林遣都)は切ない片想い。小鳥(柄本佑)が今回は謎解き頑張ってた。服部渚(佐久間由衣)刑事のために。


ではいつものように個人的に気になったセリフを取り上げて、ドラマの感想を楽しみたいと思います。

今回は社会のマナーやルールを守らない人が矢で射られる事件が発生。世界英雄協会と名乗る犯人から犯行声明の動画が配信がされる。

(英雄って、仲野太賀さんのおとうさんのお名前、英雄さんからのオマージュかと勝手に想像しちゃいました☺️)

悠日がアパートで調理中に星砂が入ってくる。鍵を失くした星砂が悠日のところに身を寄せている。

悠日の作ったカレー🍛を2人で食べながら

星砂が、私の知らないとこで『ヘビ女』って言われてる女、どんなヤツだった?と悠日に訊く。

「摘木さんとはだいぶ雰囲気違うというか(略)もうちょっとこう、かよわそうというか守ってあげたくなるタイプでした」

「あんたに守られたくないよ」

「守れはしませんけど、そういう状況になったらボクが守るしかないじゃないですか」

「ふふふ、守ってくれるんだ?」

「守りますよ」

「へえ…。怖かったら言ってな。(略)

イヤな気分だろ。そういう、急に、別人がアレするようなヤツは」

「イヤそうに見えます?」

「見えないけど」

「全然イヤじゃないです」

「あんた変わってんな。私は怖いよ。そういう自分が怖い。」

だんだんと打ち解けてくふたり。

おそれていたもの、それが何かが分かるだけで、感情を自覚して、吐き出すだけで、少し軽くなることってある。10の重さが5くらいになるような。

しかもその場に立ち会っていた人が逃げずにその場にいてくれるということ。

星砂の抱えているものはそれは大きいものなのだろうけれど、悠日には星砂のそばで見守り続けてほしいと願ってしまった。

鈴之介は隣人の森園(安田顕)の協力により、鈴之介宅に取り付けられた監視カメラを発見。森園は駆け出しのサスペンス小説家だと自己紹介する。

凶悪犯だと疑っていた鈴之介はガッカリする。だがその後、以前一緒にいた女性とは違う妻らしき女性が森園に駆け寄る。鈴之介は混乱。

(流行りの一夫多妻制とか???笑)

悠日宅。その晩は冷やし中華。トマトが嫌いな星砂のためか、赤いものは紅しょうがだけが乗っている。美味しそうに食べる2人。

「あ、ゆうべ寝言いってましたよ。あれは摘木さんが言ったんだと思うんですけど」「どんな?」

「猫ちゃ〜ん、こっちおいで」って(笑)

「それは、ヘビ女が言ったな」

「摘木さんでしたよ」「ひとの寝言聞くなよ」

「観察しといてくれって言ったじゃないですか。見分けつけるために、摘木さんの好き嫌いも聞いておいた方がいいかも知れませんね」

と、ここでドアを叩く音。昨晩は両親がサプライズで来訪だったが、今晩は雪松。

昨晩と同じように星砂はクローゼットの中に隠れる。隙を見て星砂のスカジャンをクローゼットに隠す悠日と星砂。

雪松は差し入れのカップ麺を悠日宅で食べながら
「最近の若いやつはさ、電話するとメールにしてくれって言うんだよ。飯に誘うと嫌がられる。

そんなにオレは煙たいかなあ。何かオレに隠してるんだろうかと思ってしまうよ。

お前はさ、オレになんでも話してくれていいんだ、隠すことはない。(略)誰かを庇ったりすることもない」

なんのことでしょう?」と悠日。

クローゼットの方を向きながら雪松、

「"なんのことでしょう"

それは犯人が図星だったときに言い返す言葉だ。
(悠日の方向に向き直って)

人を疑った因果な商売だ。だからお前といるとホッとするんだよ。朝陽も嘘のない人間だった。」

(分かっているのか分かっていないのか、いろいろと動物的な勘の鋭そうな署長、雪松。悠日と一緒に見てるほうもドキドキしてしまう)

境川署にて。小鳥は渚に頼まれて、犯行を重ねた犯人から、新たに出された犯行声明のクイズを解いていた。

数字の羅列は素数のすごろくだったと渚に説明。導かれた解答の公園のベンチへ渚が向かうがその場所で矢を射られてしまう。

鈴之介邸。いつもの望遠カメラでの森園の部屋観察。森園には親密そうな女性が少なくとも3人はいることに気付く。結局、妻's?かと思い当たり森園に

「ボクは誤解していたと言いました。あれは誤解の誤解でした。あなたはやはり、素晴らしい人だった!」嬉々とする鈴之介。

「大丈夫ですか?」

「大丈夫ですか?ボクが大丈夫だったことは一度もありません。そういう意味で大丈夫です!」と部屋へ戻り

凶悪犯罪史図鑑らしきものを見ながら、次々と妻を殺した犯人のページを興奮しながらめくる鈴之介😆うれしそう。 


入院している渚を見舞いにいく小鳥と悠日。怪我を負ったが気丈に療養する渚の様子をみながら悠日はホッとするが、

小鳥「ボクが調子に乗ってクイズを解いたからこうなった」

悠日「好きだからしてあげたことじゃないですか」

小鳥「片想いはハラスメントの入口だ。ボクは彼女に片想いという名の暴力を振るってしまった

うーん、小鳥も優しい。これは想いを寄せられて気まずい経験をした人が感じる気持かも。主要登場人物4人、みんな優しい。自分の振る舞いで相手がイヤな気持にならないかをつい考えてしまう人たちなんだよな。

事件解決に向けて悠日と小鳥は鈴之介宅へ行き協力を請うが

「ボクがたったひとり心を許した友だちの名は孤独だ」

と断られてしまう。

悠日宅にて小鳥、星砂の3人で自宅捜査会議を始める。犯人から出された99問のクイズを答えて翌朝7時までに地図を埋める、というもの。

謎解きは楽しいよね。私もクイズすきです。でもね算数、数学苦手でこの系統の問題は、ヒントなしにはいや、ヒントみても分からなかった😅数式とか全然分かりましぇん。

理系の数学好きさんにお任せです。論理的思考が得意な人、今回は小鳥が頼りになる👍✨

徹夜でクイズを解き、廃虚のような場所を突き止めるがそこで3人はドローンによる矢から狙われる。あわや危機一髪というところで、鈴之介に助けられる。

逃げながら星砂と悠日の庇い合う様子に敏感な鈴之介(まだ星砂に片想い中だね)。

「偶然通りがかっただけだ」と言いながらも、しっかりチェックした謎解きの地図を持ち武装する鈴之介。

(決して助けに来たアピールはしないんだよね)


4人で鈴之介宅へ。そこでまた世界英雄協会から新たなクイズの配信が。

数字を読み上げられて、鈴之介以外の3人は必死で書き取ろうとするが、鈴之介がそれをやめさせる。

鈴之介「君たちはゲームで必ず勝つ方法を知らないのか。
小鳥「そんなものがあるのか」

他人の作ったゲームをしないことだ。なぜわざわざ犯人の作ったゲームをする必要がある?なぜわざわざクイズを解く必要がある?(略)

犯罪の主役は犯人だけじゃない。犯人も刑事も被害者も、みんな平等に主役でなければならないんだ」

そして

「行くぞ。マーヤのヴェールを剥ぎ取るんだ

(スミマセン、4回目にしてやっと合言葉ひろいました🙏)

ジオラマのなかで防犯カメラを免れたドローンがどこの製品かを突き止め、飛行性能半径何メートル以内かを割り出し、犯人の居場所を突き止める。

高い所に登ったとき、ジオラマを切り取って作業するとき、悠日が星砂に何気なく「大丈夫ですか?」と気遣う様子を見逃さない鈴之介(切ない)。

犯人像の推理をしながら鈴之介
「勝手に決めつけるな。いい人がいいことをするとは限らない。悪い人が悪いことをすると限らない。(略)

なにがドローンだ、監視カメラだ、動画配信だ、なにが自宅捜査会議だ、警察気取りで人を裁いて満足か。

この犯人とボクたちがしてることは同じだ。歪んだ正義感を振りかざしているのはボクたちも同じじゃないか。

こんなことをしても悪いことはなくならない。ただ誰もいなくなるだけだ。」

悠日「分かりました。分からないけど、分かりました。もう一度改めて…(出て行こうとする小鳥を引き留めながら)ダメです、小鳥さん」

小鳥「その犯人は、あの人を傷付けた」と言って出て行く。ひとり犯人を探しに。

(鈴之介も小鳥も自分の思いに純粋だ)

予想に反し警察が動いており、犯人は逮捕される。今回は彼らの自宅捜査会議の推理によることなく。

悠日、星砂と自分にコーヒーを用意する鈴之介。悠日と星砂にはペアのカップ(ウエッジウッドのフロレンティーンターコイズ?)、自分はシックな茶色のおそらくマイカップ。 

「ボクにもようやく人を好きになるということが分かってきた。(略)

人を好きになるということは傷をつくるということだ。好きと痛みにさほどちがいはない。

ただマイナスとマイナスを掛け合わせたときにプラスになるように、傷を分け合えた時に相殺されるだけだ。

ボクの考察は間違っているかな。」

星砂「たぶん、合っているんじゃないか。」

「うん、良かった。ボクにはそれはいらない。ただ、君たちに言うことはできるよ。おめでとう。幸せになってください。」

(彼なりの祝福。せつない。いい人なんだよね)

杏月の診療所。星砂が預けていた朝陽のスマホを返してもらう。
そこ(朝陽のスマホ)に何があるのか、あんたが何を抱えてんのか知らないけれど、あの子なら受け止めてくれそうだけどね、と杏月が悠日のことを言う。

だから困るんだよ、と星砂。

悠日宅で星砂は朝陽のスマホを悠日に返す。兄のスマホが分からないという悠日に裏面にバナナのシールが何枚も貼られているのを見せる。

子どもの頃、バナナのシールを100枚集めたらハワイに行けると信じて兄弟で集めていたことあったと話していたのだ。第2回のとき。

出て行こうとする星砂に悠日は、鍵を失くして行き場が無いから星砂を泊めたのではなく、一緒にいたかったからだと言う。

悠日の言うことを星砂は遮り、

「あんたのお兄ちゃんが死んだのと同じ頃、私も銃で撃たれたことがある。気が付いたら怪我してた。なにも覚えてない。」

「え、よかったですね。無事で」

「そっちじゃねえよ。まず疑うべきだろ。あたしがあんたの兄ちゃんの死に関与、関与どころか殺したのかもしんないんだ」

「そんなわけ」

「ヘビ女のしたことが私には分からないから(略)」

「摘木さんはヘビ女じゃありません。そんなヤツは」

「そんなヤツだと思われてるのは私の方かも知れない。胡蝶の夢の話と同じかも知れない。ヘビ女こそが本当の私で、向こうからしたら、私の方が迷惑で邪魔な存在なのかも知れない。

怖い怖い。消えてほしいって思われてるのは、こっちの私なのかも知れない。(略)」

出て行こうとする星砂をハグする悠日。

「トマト、嫌いですよね。」「うん」「どんな食べ物がすきですか」「エビフライ」「分かりました、覚えました。」

「ボクが好きなのは、トマトが嫌いで、エビフライが好きな人です。ボクがあなたを知っています。

ボクが知っている限り、あなたはいなくなりません。
困ったらボクを見てください。

ボクが、あなたはあなただって言います。大丈夫。
絶対いなくなりません。ボクは知ってますから。摘木さん。」

(さすが悠日。受け止めようとしてる)

鈴之介宅に署から留守電が入る。もうすぐ停職期間が解けるので連絡欲しいとのこと。そして森園の来訪により、ブレーカーを落としてもメーターが回り鈴之介の家はほかの誰かが電気を使っていることが判明する。

悠日のアパートの玄関を出たところで、今日は杏月のところへ行くことになっていると星砂が告げたところへ雪松登場。

執拗に「一緒にメシ食おう」と星砂の腕を掴む。悠日がふりほどこうとして、らせん階段を落ちていく雪松。

鈴之介邸では不可思議なことが起きるので開けたことのない部屋を見たほうがいいと森園に誘われて入ろうとする鈴之介。

奥さんは何人いるのか聞くと「それ今聞きますか」と返される😆

見た目が濃い、いい人の安田顕かと思っていたけれど、それだけではない新時代の生き方をしているのか?

また次回も楽しみにしています❣️