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【詩】はなむけ

あなたに贈る言葉

最初の出会いはいつだったか

どんなだったか…

もう忘れてしまいました

けれどこれだけは覚えています

最初の第一声

とても穏やかで温かくて 

優しい声の人だと感じました

いつもあなたのまわりには

ゆっくりと丁寧な時間が流れていました

いつも何かを求めてばかりの私とは

違いました

生きることの喜びを噛みしめながら

自身と向き合われていました

私ももっと年齢を重ねたら

変わるのでしょうか…

まだまだ私を追求したい私は

時に苦しみもがいています

あなたの後ろ姿を見送りながら

未来の自分の姿を重ね合わせたい

そんな気持ちでいます

ほんの僅かな期間でしたが

奇跡的な時間を共有できたことに

感謝いたします

いつかあなたも私も

このことを忘れてしまっても

絶対になくならない金庫に

記憶はしまわれています

だから大丈夫ですね

さぁ涙をふいて

笑顔でいきましょう

さようなら

ありがとう

またいつか

どこかで

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📖日だまり一首📖
はなむけを 贈り贈られ 繰り返す
感謝のリレー 未来へつなぐ

随分前ですが、スタエフを卒業してしまった方へ向けて書いたものです。
突然訪れる卒業は、リアルでもSNSでも寂しいものですね。

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