FFBE幻影戦争の過去のあれこれ①

いわゆる「やらかし」が多い幻影戦争のなかで、特に印象に残っているものについてつらつらと不定期に書いていく、その第一弾。

ぱっと頭に浮かんだのは、クラスマッチ(※1)におけるオート勢と手動勢(※2)の争い。
※1 簡単に言えば、キャラクターを選んで行う3vs3の対人戦
※2 クラスマッチはAI任せで勝手に戦闘をしてくれるオートと、自分がすべてを操作する手動操作のいずれかを選ぶことができる。後述しますが、今回の舞台ではマッチングも分けられています。

2021年4月頃、FFBE幻影戦争(以下「幻影」)において1つのイベントが行われました。※1でも説明した通り、自分の手塩にかけて育てたキャラを3人持ち寄って対戦し、腕を競うという、まあソシャゲによくある対人戦。
僕は、ソシャゲにおける対人戦はある程度から札束が前提になり、一定以上の課金額がない場合は絶対に勝てない、ということを過去の経験則で知っているため熱を上げていなかったが、それでも気になる文言があった。

『(期間中の)戦績によって限定称号が付与される』という一文。

こういうものは欲しい人はとことん欲しがるもので、事実、ツイッターなどではやる気勢と呼ばれる方々が編成や装備について意見を交わし、高度な戦術論をぶつけていたのだが、いざイベントが始まると、プレイヤー間でひとつの疑問が浮かび始めます。

『称号って今回のイベントの戦績のみで付与されるの?』

実はクラスマッチイベントは定期的に開催されていて、当時はシーズン1。つまり今後もシーズンが続くなら、仮に今回5敗して差をつけられていても、次のシーズンで全勝などであれば挽回し、戦績で勝ることができる…と誰もが思っていたのだが、公式のお知らせの書き方がどうとでもとれる文言で、今回の戦績だけなのか、シーズン2通しての総合戦績なのか、判断がつきかねたのでしょう。
今までの運営のあり方から「そりゃお前シーズン通しての戦績に決まってんだろ?」と誰もが言い切ることはできず(そもそもそういう声が上がってるんだから運営が何らかのアナウンスしてればよかったのに)イベントが進み、ひとりのプレイヤーが注目を浴びた。

期間内、オートで全勝。

イベントのランキングを決めるポイントは、
①勝利すればもらえる
②連勝すれば補正がかかる
③負けて連勝が途切れると補正はなくなる
以上3つの要素によってプレイヤーが獲得できます。
つまりこのイベントで考え得る最高ポイントの稼ぎ方は、全戦全勝。
先述したプレイヤーが期間中全勝した以上、ポイント獲得数も必然的に期間内1位とあり、称号取得は確実なものとなる。
はずでした。

そもそもこのゲームは「基本オートで進むが、自分で操作することもできる」タイプのシミュレーションゲームです。AIによって操作される戦闘は、挙動さえ理解していれば的確に運用することもできるが、最初から手動の柔軟性で対抗することもできる…というところがウリ。実際そこのところのさじ加減は面白く、ソシャゲでいい位置を保てている一因だと思う。いわゆる「猛者」と呼ばれる人たちは、まさに魔法のようにキャラクターを動かし、緻密な計算で相手の裏をかき、勝利を手にするという魅力が存在します。

しかし、今回期間内全勝をおさめたのは、AIにすべてを任せる「オート」を選択したプレイヤー(以下A)でした。Aは自らのキャラクターを鍛え、AIの挙動を計算し、オート戦闘で勝利を積み重ね、期間中全勝します。
当然勝ち続けた人間はランキング上でも目立つ存在となり、Aはさまざまな人間の目に留まったのだが、結果、不満を持つ人が出てしまいました。

「みんな大人だから文句言わず我慢してるんだろうけど、グランドシーズン1累計ptでもらえると思っていた"特別な称号"が今回の結果のみで配布され(※3)、しかもその1位称号をぽっと出のオート勢(※4)に持っていかれるというのは、手動勢にとっては控えめに言ってもこのゲームもういいわレベルの出来事だと思ってます」(原文ママ)

※3 結果としてはこの人の勘違いで、称号は期間内のみではなく、累計ptで獲得できる予定だった
※4 文脈と当時の状況から、Aのこと。Aは過去のシーズンではあまり名前が出ておらず、今回オート編成がハマって全勝したため、余計に目立つ存在となってしまう

このツイートを皮切りに、幻影コミュニティ内は「オート」「手動」の真っ二つに割れ、談合したんじゃねーかと疑うもの、オートに負けて悔しいのかと煽るものがぽこじゃかと出ました。
さらには、表には出ていないもののAにDMまで入っていたようで、外野の自分としては「そこまでするようなもんなのかよ称号って…」と正直ドン引きしてましたね。マジで。

その後まあいろいろとあり(※5)Aは所属していたギルドを脱退→引退。
Aが所属していたギルドと談合疑惑をかけたプレイヤーのギルドは衝突、後者は「解体」し(※6)、悪い意味で目立ちまくっていたプレイヤーもギルド脱退に至るなど、本当に胸くそ悪い結果となってしまいました。

※5 いろいろとありすぎて語りきれません(覚えてはいます)
※6 黒い主要メンバーは数日で再結集してました(苦笑)

しかし、この件で何よりも僕が不信感を覚えたのは
運営がこの間、騒動をおさめるコメントやアナウンスも出さず、ギルドが衝突して片方が脱退し、結果として引退にいくまで、なんのアクションも起こさなかったこと。
そしてこの態度は後々になっていろいろと繋がり確信に変わりましたが、幻影運営はプレイヤーを心底バカにしています。いっしょにいいゲームを作りましょうね、とか、寄り添っていきます、とか、ユーザーの意見を採り入れます、とかは、すべて、嘘っぱちのでまかせです。

そもそもこの問題の発端は、自分たちの日本語があいまいで、一部プレイヤーからは関心の強い称号という報酬について不確かであることが原因なのに、ユーザー同士のいざこざどころか、イベント期間中にすら、何のコメントも出しませんでした。
イベントが始まります!
イベントが終わりました!
これだけです。
管理する側の自覚がないか、放棄しているかのどちらかでしょ。

こんな記事を見ているのは幻影の現役ユーザーの割合が多いかと思いますが、もし、幻影というゲームに興味がある人が見ているとしたら、これだけははっきりと言っておきます。
このゲームには未来がありません。
正確には「このゲームをいまの運営が作り続ける限り」未来はないと言っていいです。

そりゃFF関連アプリのなかで売り上げはいいです。月に億超えてます。
しかし運営はいままで関わってきたゲームの運営の中でも最低の部類です。

そのあたりのイベントはそれこそ枚挙にいとまがないので、また記事にするかもしれません。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

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