本レビュー：人に教えるために本を読む

おはようございます。朝5時。起きて窓を開けると、今日も夏の匂い。ストレッチをしながら、体を起こす…

今日は、金川顕教著「仕事と人生を激変させるなら99.9％アウトプットを先にしなさい」についてレビュー。

断然インプット派な私

アウトプット大事よ！という本は何冊目かな…うんうん、アウトプット大事よねと読みながら、具体的に行動に起こせていなかった気がする。

でも、やたらと「アウトプット、アウトプット」というインプットが多くなってきて、ようやく私の頭も「アウトプットしよう！行動しよう！」というスイッチが入ったらしい。

最近は本を読んだら、必ずレビューを書くようにしているのも、この本のおかげ。

1万時間

何でも「1万時間」やれば1流になれるのだとか。公認会計士になるのも1万時間の勉強時間が目安。起業して軌道に乗るのも、1万時間やれば大体誰でも1流になれる。

そういえばと、私の思い当たることも計算してみた。私の転職タイミングは大体7年周期のようで、計算してみると7年＝1万時間の労働時間だった。そして、軌道に乗らずに一旦あきらめた自営業は、1万時間に達していなかった…

注意点は、1万時間にはインプットが含まれないこと！これを見て驚愕。私は子どもの頃から本を読み漁っていたけど、アウトプットしてこなかったから…ゼロプットだったみたい。

知ってるより、伝えられる

ここからは、具体的な「アウトプットとは」について。

知ってるだけでは知識として使えていないから、意味がない。例えば、本を1冊読んで、あなたは、その内容を人に教えられますか？（伝えられますか？）実際に実践できていますか？

本を読んだらレビューを書くとか、人に本の内容を話すとか、アウトプットすることを目的に本を読む。

これまで本大好き人間だった私には、目から鱗の考え方だった！とともに、本のレビューだったらできそう！と思って、今実行に移している。ひとまず1週間は続いています。

何を知っているかより、誰を知っているか。

いわずもがな、知識を知っていることより、人脈が大事だよというお話。でも、この中で特に印象的だったのが「周りの人を成功させることが、一番の人脈術」という考え方。

つまりは、何か自分の利益になるものを「クレクレ君」ではダメ。相手に何かを与えられるギバー（giver）になる。そうすると、人間は「返報性」という心理が働くので、もらったものは返さないととなる。だから、周りの人を成功させることで、人から何か有益なことをいただくことへの一番の近道だそう。

たしかに、成功している人って、見返りを求めない give が多いよね。成功しているから give だけできるのではなく、もともとそういうタイプだったから成功したんだろうな。

見た目のアウトプット

見た目については、別の本でも散々言われたのだが、やっぱり一番大事なことだそう。つまりは、メラビアンの法則で、見た目6割、声3割、話す内容1割ということ。例えば、話し方がうまくなりたい！と思ったら、まずは見た目を変えることが一番のインパクト大。

具体的には、本書でも、やはり「グルーミング」が挙げられていた。髪、肌、爪など、誰も見ていないようで、一番見られているところにしっかり気を遣おうということ。清潔感や「整ってる感」は、細部から作られる。

こんなことと思われるかもだが、意外とできている人は少ない。あなたは、毎週爪を切って磨いていますか？3週間に1度、美容院にいっていますか？

お金のアウトプット

要するに、お金は溜めていても意味がないよ、使ってこそ活きるよというお話。これはよく聞く話だが、私が特に衝撃的だったのは、「目標年収の10％を投資する」ということ。

例えば、年収1000万円が目標、現在の年収300万円だとする。この場合、300万円の10％＝100万円を投資に回すということ。

年収300万円の人が、100万円を使ったら、かなり追い込まれるはず。必然的に、使ったものの元を取らないととなる…

また、それだけお金を使えば、自分の現在年収での価値観を超えて、「良いもの」に触れることになる。その中で良いビジネスアイデアが生まれるでしょ？という考え方。スーパーで値引きのものを買うような生活で、良いアイデアが生まれるわけがない。ホテルの広々としたラウンジで、高級ソファに座りながら、1500円のコーヒーを飲んでいたら、良いアイデアが生まれそうでしょ？

少しはアウトプット派になれた？

「1万時間」にインプットが入らないということが衝撃的すぎた。このままインプット＞アウトプットで続けていたら、これからの人生どうなるのか…と考えると、ようやくアウトプットに気持ちが向くようになった。

見た目とお金のアウトプットは、まだやりやすいと思う。私にとっては、教える、伝える、人に話す、人脈を活かすというのは、まだまだハードルが高い部分もある。でも、まずは一歩踏み出せた！

私みたいに「アウトプットはなんだか気が進まないな～」という方は、ぜひ！読んでみてください。