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【本レビュー】大富豪は誰でもなれる

今日は、漫画「バビロン大富豪の教え」(原作:ジョージ・S・クレイソン)をご紹介します。1926年に書かれてから100年も読み継がれている「バビロンいちの大金持ち」を翻訳・脚本・漫画化した本です。

本書に書かれている内容の結論としては、「黄金に愛される7つの道具」を使い、「5つの黄金法則」を実践すれば、だれでも大富豪になれる、ということ。ここでは、7つの道具のうち最初の1~3について、お伝えします。

7つの道具1~3

  1. 収入の1/10を貯金せよ

  2. 欲に優先順位をつけよ

  3. 蓄えた金に働かせよ

大前提

大富豪の定義ってなんでしょうか?この本では、大富豪=お金をたくさん持っている人ではないと書かれています。

あなたは「金貨10枚が入った袋」と「お金に関する知恵が入った袋」、どちらを選ぶでしょうか?金貨10枚を手に入れたとしても、すべて使ってしまえば、それで終わりです。逆に「お金を増やす方法」を知っていれば、元手があれば無限にお金を増やせます。つまり、お金を持っているだけでは大富豪ではない。お金を増やす「知恵」を持っている人が、本当の大富豪だということです。

原住民に、釣った魚を上げるのか vs 魚の釣り方を教えるのか、の話と似ていますね。

1. 収入の1/10を貯金せよ

大富豪の定義はなんとなくわかった。でも、そうはいっても、一部の才能がある恵まれた人でないと、大富豪にはなれないでしょう?と思っている、そこのあなた!

では、「収入の1/10を貯金するだけで、大富豪になれる」と言われたら、どうでしょう?え、それだけ?何となくこれだったらできそうな感じがしませんか?

サラリーマンの平均年収は3億円と言われています。1/10を貯蓄すれば、3000万円溜まります。夫婦共働きであれば、6000万円。もし、2/10を貯蓄できれば、1億2000万円たまります。金融資産1億円以上が富裕層と言われているので、これだけで引退するころには「必ず」富裕層になれる。悠々自適な老後生活を送れるということです。

2. 欲に優先順位をつけよ

そうはいわれても、欲しいものや、やりたいことが、たくさんある!それが我慢できるなら、苦労しない…!という方のために、2つ目の「道具」があります。それは「欲に優先順位をつけよ」ということ。

具体的に説明します。まず、ほしいもの、やりたいことを書き出してみてください。次に、それに優先順位をつけてください。

  • ネイルに行きたい

  • 子どもの可愛い洋服を見つけた!買いたい

  • 新しいパソコンを買いたい

  • 新しくできたレストランに行きたい …

など書き出すと、キリがないですよね。そう、人間の欲はキリがないのです。収入が増えたら、増えた分使ってしまう。それが、みんなが大富豪になれないカラクリです。

だから、明確に欲に優先順位をつける。そして、1割貯蓄に回したあとに残った9割で、欲望をやりくりする。でも、欲望に優先順位を付けた結果、あなたの生活の「質」は変わっただろうか?おそらく、以前と同じように食べて健康で、同じ家に住み、楽しく家族や友人と話しているのではないでしょうか?

繰り返しになりますが、欲望にキリはないです。欲望のままにお金を使い、一生お金に困るか。欲の本質を理解しコントロールし、お金に困らない生活を手に入れるか。しかも、これをやれば、必ず大富豪になれることが保証されているのです。さて、あなたは、やりますか?やりませんか?

3. 蓄えた金に働かせよ

3つ目の道具「蓄えた金に働かせよ」は、一段ステップアップします。まず、お金が働くとはどういうことでしょうか?簡単に言うと、お金が勝手に増える状態にする、ということです。

例えば、お金を現金で貯金しておくと、お金は勝手に増えるでしょうか?分裂する細胞であるまいし、お金は増えませんよね。では「お金を1万円貸してくれたら、1か月後にお礼の1000円をつけて、11,000円にしてお返しします」と言う人がいたとします。その人のところで1万円が働いて、1000円を稼いで戻ってきてくれるわけです。お金を働かせるイメージが、なんとなく付きましたでしょうか?

では、具体的にどうやってお金を働かせるのでしょうか?もうお分かりかもしれませんが、「投資」です。

「でも、投資は損をするリスクもあるでしょ?」という声が聞こえてきそうです…リスクを最小限に抑えて、比較的簡単にできる投資があることをご存じでしょうか?そう、インデックス投資です。

インデックス投資は、例えば、アップル社、グーグル社などアメリカの成長している会社500社の株を、詰め合わせたお弁当パックみたいなものです。たとえアップル社が倒産しても、別の成長企業の株が「お弁当パック」に追加されるので、投資したお金がゼロになるというリスクは極めて低いような仕組みになっています。

このように、収入の1割を貯蓄して、貯蓄したお金を「インデックス投資」で働かせることができれば、資産1億円に達するスピードは格段に上がります。

ただし、この本を読んで、その情報だけで投資を始めるのはやめましょう。投資信託とは何か、どういう仕組みか、リスクは何かを自分で納得するまで調べてから、実践するようにしてください。可愛いお金達を働きに出すのですから…

Haru的補足。

7つの道具を実践すれば誰でも大富豪になれるのであれば、ではなぜ、みんな大富豪ではないのでしょうか?本書では次のように書かれています。

「知っている」か「知らない」か。「やる」か「やらない」か。これらの間には大きな壁がある。その壁を壊して、次の扉を開ける者のみが、大富豪になれると。

といっても、やっぱり実践するのは難しい…と思う方は、ぜひモチベーションを探してみることをおススメします。

お金持ちになりたいモチベーションは人それぞれです。あなたは、仕事をしなくてもいい、自分の好きなことをしていいと言われたら、何をしますか?ある起業家は、ビールが大好きで、「昼間からビールが飲めるから」という理由で、起業をしたそうです。別の富裕層の起業家は、会社員だと大好きな旅行に行けないから、自由に働ける環境を自分で作ったそうです。お金があったら自分は何をしたいか?をしっかりイメージすると、実践への道が拓けるのではないでしょうか。

まとめ

では、まとめです。

本書では、誰でも大富豪になれる「7つの道具」と「5つの黄金法則」に書かれています。その中でも、簡単でやりやすい3つを今日はお伝えしました。

  1. 収入の1/10を貯金せよ

  2. 欲に優先順位をつけよ

  3. 蓄えた金に働かせよ

これを実践すれば、誰でも1億円が溜まります。

自分がお金を貯めたら何をしたいか?を具体的にイメージして、ぜひ大富豪への道を歩んでいきましょう!

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