自然環境学リテラシーで学んだ事

参加コース:川コース第一回

内容
今回は三重県津市にある河芸マリーナさんに行って1泊2日のカヤック実習をおこなってきました。
そこで学んだ事や大切だと思ったことをまとめて見ようと思います。


事前安全管理の大切さ

1、スプレースカート

スプレースカートというのはカヤックに乗る際に、コックピット(カヤックの中央部の人が乗り込む穴)を塞いで海水が入ってくるのを防ぐ役割をするものです。スプレースカートを付ける際にはスプレースカートの先端にある取っ手を出しておくことを教わりました。初めは「片付けをする際に楽にスプレースカートを外せるなぁ」ぐらいにしか思っていませんでした。しかし今回の実習でスプレースカートの取っ手の大切さをすごく学びました。それは船から落ちた時の訓練(レスキュー訓練)をする際に、「落ちてもスプレースカートが外れない時には取っ手を引いて外す」と言われました、いざ落ちるという時に海に落ちると、一瞬頭が真っ白になって目の前が見えなくなり、スプレースカートが外せてなかったので船の下敷きになってしまっていました。しかし咄嗟にスプレースカートの取っ手を引っ張り船から脱出することが出来ました。あの時にスプレースカートの取っ手が出ていなければ船の下敷きになったままで溺れていたに違いないと思いました。


レスキュー訓練の様子

2.PFD

PFD(Personal Floating Device,マリンスポーツ、特にパドリングスポーツ用に開発された救命胴衣)とは海におちた時に、沈まないようにするものです。今回付けたライフジャケットにはいくつかの留め具がついていました。初めの説明では「その全ての留め具をしっかりと締め、それを他の人と確認しあってください」と言われました。明らかに他の道具の説明よりも細かく、本当に大切なんだということが伝わってきました。ライフジャケットがとても役に立ったのはレスキュー訓練の時で、海に落ちた時には、スプレースカートを外したり、船を仲間の船と合わせたりと、多くの事をやらなければいけません。そんな時にライフジャケットが緩んでいると外れるリスクがあります。そうすると底に足がつかないので溺れてしまうかもしれません。このようになることを防ぐために留め具をしっかりと留めておく必要があると心の底から思いました。

PFDの説明

カヤックの漕ぎ方

カヤックの進む速度

カヤックを初めて漕いだ時は真っ直ぐ進むは出来ずに波に流されていました。しかし漕いでいるうちに先生やインスタラクターなどの上手い人の漕ぎ方を見てみると体全体を使いながらパドルでしっかりと水をとらえながら漕いでいました。そこで僕もできる限り水をしっかりと捉えながら漕ぐようにしてみると、最初の頃よりも確実に進む速度が速くなりました。

カヤックを漕ぐ練習

その場で方向転換

漕いでいて説明などを聞く際には他の人とぶつかってしまうことが多々ありました。そんな時にはその場で方向転換する必要がありました。初めはかなり遠回りしながら方向転換することはできましたが、その場で方向転換することは出来ませんでした。色々漕いで試していくうちに、例えば右回りをしたい時には、カヤックの左側ではパドルで水を掻いて、カヤックの右側ではパドルでカヤックが進みすぎないようにカヤックを水中で固定しておく。このようにすることでその場で方向転換することが出来ました。やってみて思ったのは、やはり他人から言葉で説明されるよりも、自分で試行錯誤しながら感覚を掴む方がやっていて楽しいし上達しやすいのかなと思いました。

みんなで集まって説明

まとめ

・事前安全管理は自分の命を守る面でとても大切
・やはり色々な面において自分で考えながら試行錯誤して色々なものを感じるのが大切

今回お世話になった河芸マリーナさん

場所:三重県津市河芸町東千里854−3
できること:海水浴やバーベキュー、キャンプや船の管理
本当にお世話になりました。
ありがとうございました。

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