こだわるアリカツ(蟻の飼育活動+α) ③アリとシェアして寿司を食う
筆者はクロオオアリを長年飼育していますが、例えば今日の昼は何を食べようか、という時に、「クロオオアリも食べられるものがあるかな?」と考えて選ぶことがよくあります。本日は貝の寿司を選びました。クロオオアリは貝をよく食べます。ただ筆者の経験上、ホタテだけは、あまり食いつきが良くありません。
人間と同じものをアリに食べさせているときは、こちらも何かを食べながら観察するのにあまり抵抗がないと感じます。
アリの餌をチョイスする時には、味がついていないことと、ワサビがついていないことに気をつけています。今回は軍艦巻きの上の貝が、幸い小さく切ってあるので、それをあげることにしました。最初にアリの分を確保します。ほんの1〜2かけらで十分です。後に残った寿司は、後で筆者がアリを観察しながら美味しくいただきました。
アリのために確保した貝の身を包丁でさらに小さく刻みます。アリが1匹〜2匹でくわえられる大きさが良いと思います。
それを皿に盛り付けて、アリの飼育ケースの中に下ろします。
正直、もう少し浅い皿の方がアリが餌を取り出しやすいのですが、自然界では
より複雑な地形の上で餌を運んでいるので、大丈夫だと思います。
貝がアリの巣の中へ運ばれていきます。
左下の部屋に、寿司ネタの貝のかけらがいくつか運び込まれています。貝はそこで消費されることもありますし、さらに女王たちのいる奥の部屋へ運ばれて、みんなで食べることもあります。食べ終わった残りは、数日後には巣穴から持ち出されて、ゴミ捨て場へ積み上げられます。
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