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木槌として怠惰

こんにちは、保崎の真意を嘆く者です。この度はこんにちは。
さて、序盤です「猫がしょんべん」
今汝が嗤った所業は偉業に値しうるのか、私に尋ねる「摩耗した」
それを恐れて可哀想を逆転へと導く。
私を褒め称える観客が発す「しょんべん」「大便」素晴らしい。
渦に呑まれながらも必死に爆目する観客の1人がこう嘆きだした「こんにちは」
私の感情が悲観を浴び、渦に呑まれていく。必死に干渉を拒絶した。
気の毒ながらも、不幸の末たどり着いたのは猫でした。
猫が喉を開く「嗚呼」ただそれだけを言い、しょんべんを垂れた。
しょんべんを垂れたことに私は憤怒し、怒りの余り猫を撫でた。
死んだ。当然の如く、私は猫の死を自業自得でありながら思考回路を遮断し、理解を防いだ。
その為、錯乱が私の身に起こる。「嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼」
ありふれた感情の余りヘソから声が出た。
数日後、辺りの憎悪が一気に晴れ、まるで台風が過ぎ去ったかの様に思えた。
何かと思いふと辺りをを見回した時、一瞬保崎が見えた。
それはまるで、長閑な山に生い茂る草木の中、いっぺんの樹に風そよぎ木の葉が舞い落ちるかの様に、美しく、儚い。
今や私の感情は快晴だ。心なしかしょんべんの香りが顔に遮る。横を見た。
「嗚呼、猫だ」安堵の末、私は息を引き取った。


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