番外編④

そんな高校3年生の夏休みを過ごしてたら
お父さんが気使って夜、仕事終わって帰ってきてからどっか連れて行ってくれたり
この時、家の事心配してお兄ちゃんが大阪から帰って来てて3人でどっか行ってたりしてた

皆私に気使ってくれてた

ばあちゃんちは一軒家だけど広くなくて
2階があるんだけど
昔の違法増築の為1部屋しかなくて
その一部屋に年頃の娘とお父さんが毎晩一緒に寝てたし
ばあちゃんはもともと性格が悪い人だったから
グチグチなんか小言言ってたし…
めちゃくちゃ居心地悪くて本当に学校行ったら帰りたくなかった
家に帰りたいって何度もお父さんに言ってたんだけど
何があるかわからんけダメと言われ続けた

歩いて5分の所にある家にも帰れない状況に心底お母さんを恨んだ

なんでうちはこーなったんだ?と毎日思ってた

借金まみれなのは知ってた
でもここまで酷いとは思ってなかった

お母さんは承認欲求の塊だったのかな??

常に自分を良くみせたい人だった

なんでお金に執着したのかは分からない
お父さんいわく、お母さんが働いてたの総合病院の厨房で、給料もボーナスも悪くなかったって言ってた
この闇金騒動で退職した時も退職金貰ってて
10年以上働いてたから300万くらいあったらしい

だからなんで借金したのかがわからないって言ってた
この厨房の仕事する前に保険会社で働いてて
その時に1回お父さんのほうのばあちゃんが借金相殺させた事もあったそーな
そしてその後ももう1回あったそーな…
その金額はいくらかは言わなかったけどばあちゃんの貯金をほぼ取ったくらいは言ってた

そしてお母さんは女でいたかった
常に誰かに恋をしていた

小学生の5.6年の頃、なんか捜し物してた時にふっと手に取ったノートにお母さんの日記みたいなのがあって
見たらダメと思いながら見てしまったんだけど
そこに書いてあったのは私がめちゃくちゃ仲のいい友達のお父さんと不倫してる事だった
それがお父さんにバレてて
お父さん、私の友達のお父さんから慰謝料300万ぶんどってた(笑)
300万ぶんどったって事はさ、やる事やってんだよね?
知りたくなかった

友達はこの事絶対に知らないと思うけど
友達のお母さんやその時一緒に住んでた友達のおばあちゃんは知ってただろーから
私が毎日遊びに行ってたのを絶対に良く思ってなかったはずだし
顔も姿も見たくなかったはずと思うと息が詰まる

そもそも私はお母さんが嫌いだった

小学校の3.4年生の時くらいから受け付けなくなり始めてた

それは、外見を気にしないお母さんが嫌だったから

よくある光景だけど
参観日の時、他のお母さんは小綺麗にしてくるのにうちのお母さんは化粧もしないければ
服も可愛くなくて
私にはどこかみすぼらしく見えてたのね

だから参観日とか来て欲しくなくてお知らせとか渡さなかった
でも、上に兄も姉もいたらバレるから来るよね(笑)

小学校の時は人数が少ないからお母さん方も仲がいい人多かった
お母さんもその中でわいわいやってる事もあったけど、浮いてる感じがしてた
見た目って大事だなと思ってた

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