番外編⑥

市営に住んでたうちら家族

両親は離婚して
即座にどちらかの退去を願いますと言われてたので
お母さんが退去することになってたんだけど
家が見つかるまでいさせて欲しいと言われてたから
お父さんがうちらがいる時は部屋から出て来ないならいいとゆー条件で住まわせた

荷物置き場になってた部屋が1部屋あったからそこでお母さんは暮らしてた

お父さんは隔週で夜勤があったから
お父さんが夜勤の時だけ部屋から出てきて
お父さんが使ってた部屋でのびのび生活してた

だから私は毎度睨みつけて部屋に戻してた
話も全くしなかった
本当に一日でも早く出て行って欲しかった

仕事を辞めた後は
スナックでバイトしてた
だから夜はいない事のが多かった

夏休み明けてからかどうだったかは覚えてないけど
闇金騒動があった後家に帰したくなかったお父さんをどうにか説得して
やっとこさ家に帰れる日がやってきた
もうムリと私が泣きながらに訴えた(笑)
ばあちゃんちが嫌だった訳じゃないけど
家で自分の布団で寝たかった
好きなテレビ自由に見たかった
気兼ねなくいろんな普通の生活したかった
ただそれだけだった

迷惑をかけまくったお母さんは普通に生活してるのが許せなかった

たぶんお父さん的にはお母さんを家から追い出して安心して家に帰らせたかったのかも?

お母さんは昔から家のことをあまりしない人だった

料理は調理師してたからほどほどにできるんだけど
気が向かないとしない
お母さん、病院の厨房で3交替の仕事してたんだけど
早番と日勤の日以外はばあちゃんちでご飯食べてたから
ほとんどご飯も作らなくて良かった
日勤ってほとんどなかったから
早番か遅番かみたいなシフトばっかだったからお母さんが作るご飯はあんまりなかった
早番の日は朝からばあちゃん来て家の事して帰ってた

掃除や洗濯もばあちゃんがやる事が多かったから
お母さんは本当に何もやらない人だった
自分がどっか行きたいからと言って私に家事を押し付けて遊びに行ってたこともあった

自分のお母さんが周りのお母さんとなんか違うなーってゆー感じは昔からあった

周りのお母さん達はお母さんっぽかった(笑)

でも、うちのお母さんは常に自分中心に世界を
家庭をまわしてた
家事をしてない事とか色んな事お父さんにバレたらまたケンカになるの知ってたから
口止めされてた

だから家にこもっててもお母さんは何もしなかった
だからよけーに荷物置き場になってた部屋は汚くなってた

本当に早く出ていって欲しかった
毎日のよーに目が合えば
いつ出ていくん?
って言ってたわ(笑)

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