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大阪の空気

USJに友人たちと行ってきた。
あのよく見る肉の1本のやつが食べたくて楽しみにしていた。

みんながアトラクションに乗ってるあいだ友人A君とそれを買って待ってることにした。

ベンチがちょうど空いたので、そこに座ろうってなった。

食べ始めた頃、
同じ肉の1本のやつを持って歩いてきた、3歳くらいの男の子とパパらしき人が、私たちのベンチの横にきた。

パパはベンチが空いてないから、息子さんに
「ここに座っとき」と言って、
ブラブラ揺れるチェーンの上に座るように言った。

素直な息子さんは揺れるチェーンに腰掛けようとするが座れるはずもない。

大人の私も多分そこにバランスよく座れないと思う。
絶対に後ろにひっくり返るのは目に見えてる。

そんな危ういチェーンに座れると思ってるパパさんのアバウトな感じと、
肉を食べたいけど座れなくてどっちつかずの真剣な男の子に思わず笑ってしまった。

「A君、私たち歩きながらでも肉食べれるよね?」と、この二人を見てA君も笑っていたから一応確認して、

「ここ、どうぞ?」といって、ベンチを譲った。

「あ、いいですか?」とか、
「すみません、ありがとうございます!」
とかは聞いた事がある。

でもこのパパさんは一瞬驚いたあと私とA君を見比べて、
「お幸せに〜」と笑顔で言った。

なんともユニークな返し方!

席を譲って「お幸せに」なんて、言われたことがないし、なんかすごく大阪にいるんだ!!!って実感して嬉しくなった(*´꒳` *)


「なんか凄いね!なんか凄いね!大阪っぽいね!」
と、A君と感動しながらみんなを待った。

少し前にも大阪出身のお友達と祭りに行った時もこんな事があった。
私の肉(また肉)が生焼けで、私は生焼けだから取り換えて欲しいと言えずに諦めていたらそのAちゃんが、
「私言ってくる!」といって、お店の人に言いに行ってくれた。
その時も、
「お兄さんごめんな、半生も美味しいかもしれんけど、私ものすごく焼けてるのが好きだから、ちょっともう少し焼いてくれん?」
みたいな感じで可愛くお願いしていた。

お兄さんは、ごめんごめんといって、取り換えてくれた。
なんか、その時のホッコリした空気感を思い出した。

USJで出会ったパパさんも、友人もそうだけど、大阪で育つとそうなるのだろうか?

とーーーっても愛嬌があって、また大阪の人が好きになってしまった(  ◜ω◝ )

ちなみに、A君はというと、
「カップルじゃないかもしれないとかそんなの関係ないんだな! 絶対カップルだと思ってたよな! ちげーのに!」
と言って無邪気に笑ってた。

俺たち、カップルだって。⁄(⁄ ⁄•⁄ω⁄•⁄ ⁄)⁄テレテレ
みたいな空気感はまったくなく、キラキラしたお目目で笑ってた。

A君、まったく私にラブな感情を持ってないのを空気で感じたよ(  ◜ω◝ )


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