おばあちゃんは、戦争中に生まれた

おばあちゃんは戦争中に生まれた
その妹も戦争中に生まれた
おばあちゃんは5歳の時に、戦争が終わったって。
幼少期は、食べ物がおもゆに梅干しのシソで味付けしたものだって後芋のつる
それだから、ご飯はいまでもとっても大事なものだったって。
妹は、身体が痩せ細ってお腹だけぽっこり膨らんで栄養失調だったんだって。
妹はお父さんが戦争から帰ってきた時に、お米やらバターを持って帰ってこれて、それでバターをいっぱいパンにつけて食べたんだって
それでも栄養失調でガリガリだから、誰も文句言わなかったって。
妹はお米はあんまりだけど、パンは好きなんだって。
そんな話を昨日、おじいちゃんの納骨式の後にみんなでおじいちゃんが作った沢山のアルバムを見ながら聞いてた。
おじいちゃんが、沢山のアルバムを作ってコメント入れて、みんなの結婚式の写真も全部取っておいてくれたって。
懐かしいねって、私もほぼ初孫だから写真がいっぱいあって、コメント書いてあって本当に大事にされてたって。
うん、yuuちゃんほぼ初孫だし、女の子で大事にされてたよ。
それだけ責任もたくさん合ったけどね。

おばあちゃんたち家族の話を、昨日も一昨日もいっぱい聞いた。
空襲がきたら、おばあちゃんは、妹を抱き抱えておばあちゃんを連れて畑の真ん中に毛布かぶって隠れるって
おばあちゃんのお母さんは家が焼けないように見ながら、畑も心配で行ったり来たりしていたって。
おばあちゃんのお父さんは、敬虔なクリスチャンだった。本当に教会学校の先生をしてて、しっかり教えを守る人だった。
でも戦争で、ロシア人の子どもや大人を殺さなきゃ行けなかったって。何にも恨みなくて、おばあちゃんのお父さんの義理のお兄さんがロシア人の人みたいに肌が白くて似ていて
似てる人を殺したんだってお父さんの手で…

戦争から帰ってきたら、タバコやお酒飲んでたって
仕事もしてたけど、寝たりお酒飲んだりしてたって。

おばあちゃんの妹は、話は沢山聞いてたけど、戦争って分からなかったって
でも、今ウクライナの戦争を見て、
「あぁっ…こういうことか」って分かったって。
知らなくていいことではない
経験しなくていいことだけど、知らなきゃいけないことだ。

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