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情報量マニア: B-PASS ALL AREA Vol.19 TMnetworkインタビュー


以前他県の書店で見かけて気になっていたTMNETWORK特集の入ったムック。

やっと読めました。
今よそにあるけど、これも印象が強かった部分を記憶で。


まず

まずは、写真が良かったです
動画だとやっぱりTMnetworkだー、となりますが、
写真だとどうしても変化にばかり目がいく。

しかしこの本では、変化以上に
らしさ、変わらない本質みたいなものが、写真にしっかり出ていて、
さすが音楽雑誌、でした。

インタビュー

インタビューも、
3人がこれまでの活動をしっかり語る部分と、
一人一人の一問一答もあってとても贅沢なつくり。

そしてライターの故藤井徹貫氏への思いを餞のように語ったページも。

一問一答では、
「見かけたら声をかけてもいいですか?」
という、なんとも大胆な質問
への答えが三者三様で、
しかしものすごく「そうだろうなー」、な返答でとても面白かったです。

答える方は妙な責任とイメージの狭間でとても困る内容だと思いますが、
読者にとっては非常に夢の拡がる質問でした。

本体記事の中で印象に残ったのは
初期楽曲「TimeMachine」がやっと音源化された話でした。

演奏も長年ふわっとしていた一音がやっと固まったらしいのですが、
歌詞も、記録も手元の記憶も無かったところ、
「誰かそのへんの人(スタッフさん?)が持ってたんだよねー」
でなんとかなったらしく、

まるで40年もののタイムカプセルを開けたような話になっているのが、
良かった。

TMというユニットには、周囲の多様な人が望んで参加して、
新たなイマジネーションを具現化していっている、
と私は捉えて来ていましたが、
本人たちが取りこぼしたものも、大事に抱えて伴走している人たちがいるのが、実感できる話でした。

藤井氏に向けての話からも、それが感じとれ、
皆さんが思い出を語る中で1人、
「自分が言語化できない部分をしてくれるTMの重要パーツ(意訳)だった」
と言う小室さんは、

少し冷たいように見えて、実は一番喜ぶ事を言っているのではないか、
と妄想しました。


結局

ラジオの時からずっと思っていましたが、
御三方力の抜け方と、多面性がいいですよね。

ライブに行くようなファンはすごくきれいなお姉さんばかりなのに、
メンバーはみなさん一人称が俺ではなく「僕」なのが
怖いロックミュージシャンじゃなくて、
子供心にすごくホッとしてました。

いつまでも
「え、なにそれ、いいねー」

いろんなニュアンスで感じさせてくれるのが、嬉しいです。

自分は情報量が多くないと物足りない、情報量マニアかな?と思い始めた私を、いつまでも飽きさせないです。


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