出産直前極限エンタメ①アイ・アム・レジェンド

※注意）出産時の状況は人によりものすごく違うので、以下は私限定内容です。

なんといっても
出産直前の事は忘れません。

その時私はギリギリまで、映画と本を鑑賞していたので、
それらの内容は、他のなにより覚えています。

1人目の時は、ウィル・スミス主演の映画　アイ・アム・レジェンドでした。

ゾンビ物と人類滅亡物が混じったような、
日本では最近妙に流行ってたジャンルです。

ウィル・スミスのスマートなスタイルと、
タフでやたら絵になる人類滅亡後？活動、
そして賢いシェパードという完璧なパートナー。

一人ぼっちで無駄かもしれなくても、
希望を捨てず事態の改善に邁進する
主人公の心の強さを、
メインメッセージとして受け取りました。

私は出産予定日は過ぎていたものの、
元気な妊婦だったので、家事を済ませて、
前の日に借りてきたレンタルDVDで、
主に、シェパード頑張れ！と、見ていると、

初産にも分かるくらいのはっきりとした波のある痛みが来て、
これはまずいと、病院に電話をしました。

しかし、10分間隔になるまで、自宅待機と言われたので、
辛いものの、
DVD鑑賞を続行しました。

なぜなら明後日が返却日だから！

一度病院に行ってしまえばどうやっても見れないし、
続きが気になるので、
痛さをこらえつつ、入院準備の再確認をしつつ、
がっつり映画も見ていました。

しかし、しばらくして主人が、
「そろそろ私は出かけるから、
　病院に送るなら今のうちよ」

なんかおかしいですよね。

お出かけ事由はあくまで趣味なのに、
自分の都合でサッサと病院に突っ込もうとは。

とはいえ、自分も不安はあるので、シオシオと一緒にタクシーに乗って、病院に行きました。

なので、結局ウィル・スミスが、生きたか死んだか、観てません。
（ちょうど分岐ポイントだったと、後からネット情報より知ります）

家事なんかせず、さっさと見始めれば良かったけど、
ワンちゃんのヤマはなんとか意地で見たからいい、
もうこの結末を知らないのがネタと思って行こう、

と、割り切りました。

病院に着いたら、自分で荷物を持って、受付をテキパキしすぎて、
「どなたがご出産ですか？」
と、本人が聞かれる始末。

主人はサッサと行こうとするから、
なんか食べるものだけ頼んだ所、
自分用に持ってた水とコンビニおにぎりを寄越されました。

隣のベッドの産婦さんが、旦那さんに向かって
「このアイスじゃなーい」と投げつけてるのを、羨ましく見ながら、

ペットボトルの蓋を開け、コンビニおにぎりのフィルムを取るのに苦労しつつ、
自分であちこちに連絡メールなどを飛ばしていました。

そう、
アイ・アム・レジェンドばりに
初産の不安の中、一人で頑張りました！

でもうちの犬（主人）はどっか行った！１人じゃ、痛いー、を言う相手もおらず、
結局言えずに産みました。

わりと短時間で出産台に呼ばれたので、時間的に誰も来られないかと思いましたが、
近くの親戚とかにも連絡をした甲斐があって、

出産室から出る時には間に合い、
暖かく労ってもらえました。　
これも映画の展開とリンク。

なお主人は連絡未読で見事に大遅刻、流石でした。

そうやって無事生まれた子供が、
無類の犬好きなのは、
とても納得です。

DVDはすぐに返してもらい、
改めてはアイ・アム・レジェンドを観ていませんが、

もし続編が出たら、必ず子供と一緒に見に行かないといけない映画です！