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わんこ。

電車に乗って着信に気が付いた
夫から。
ごめん
電話できないねん
なんかあった?
そう思いながら もしかしたら・・と思ってた
なにかあった?とメールしたけど 返事がない。
益々 そう思う。
来客の予感。
いつもより電車の速度を速く感じながら駅に着いた。

 思い違いかな。。駅に 待ってるなんて思ったこと。
いつもの景色は 明るくて日曜だから落ち着いている。
駅から 歩いて6分たった。
あれ?

自然と 足が走り出す。あれは!
そう
かつて だれが何と言おうと犬や猫に情をかけるなんて皆無だった夫がいる。。その隣に、わんこがいる。秋田犬。


こんな元気がまたほしいな。

駆け寄ると 尻尾を振ってくれる。
どうしたの?おにいちゃんたちは?
 「さっき おじちゃんに入学祝をもらって 買い物に行ったよ。お留守番だ」と夫。
わんこは なめてくる。
 はあ 変われば変わるもんだ、孫 恐るべしの感慨は このこがきてから
何度 感じたことだろう。
 しあわせを運んできた わんこは 今 病気をしてるとかで、少し元気がなく 毛が抜けた。このうちのこたちと同じく 偏食わんこでもある。固形のフードは食べない困ったこだ。
 さて 我が家に帰ると いつものようにおとなしい。それでも 買ってきたおやつを 喜んで食べ お肉の薄切りを焼いて 冷やして食べさせると さすが、ぺろりと完食。まだほしいと 私のズボンまでなめる。
はあ
もう ないんですけど。。おやつも食べたしねえ。
そう言って 諭すと 玄関の土間に寝込んだ。そうねえ、冷やっこいねえ。

  わんこのお留守番の巻でした。

もし 心に留まって下さったら、、、本を出すと言う夢に使わせていただきます。