さち

創作の森。こころあったまる場所でありたい。ほかほか ゆったり。止まり木のような場所にな…

さち

創作の森。こころあったまる場所でありたい。ほかほか ゆったり。止まり木のような場所になればしあわせ。有料には、いろんな世界を閉じ込めたいです。なにより 自分との対話かな。

マガジン

  • 大切にしたいもの

    子どもの本を愉しむ。素直なこころを置く場所。仕事を通して出会った大切なひとたち。

  • そっと そっと~つぶやき~

    そっとしておきたいつぶやきを入れました

  • こころに残るnote

    ぐっと来たnote、ずっと浸りたいnote。愛しいnote。

  • つぶやきおもちゃ箱①

    大好きな本とかあなたへのお手紙とか ぎゅっと詰め込んだおもちゃ箱。

  • ことばのおもちゃ箱

    ♬音楽が聴こえてきそうな。。ほっこりしそうな。。あしたも生きて行こうって元気がでるような場所。いつでもくつろいでください。。。

最近の記事

ある町で

「えっ」と二度見する 素通りしてたはずじゃないのに また 来て読むと違う顔してそこにある 小さな本屋で見つけたあなたの本 なんでこんなに懐かしいんだろ 読み込んでなかったかな 苦笑しながら 目を落とす ああ そこにあるものの ひとは一人じゃなくて 喜びもかなしみも ひとつだけじゃないと 今更に知る 大型本屋の読み物に飽きて ふと 立ち寄ったちいさな書店で 息をつく 大切なひとの 面影がズームのようによみがえる あなたの書いたものが わたしをあの場所へ連れて行く 歩いて

    • こもりうた

      おやすみ 眠いのがしあわせ あしたは またやってくるから あのこの無垢な寝顔を思い浮かべて 眠ろう はぐれた鳥はねぐらに帰ったかな かあさんのこもりうた聴いてるかな もう 眠ろう あしたを夢見ながら おやすみよ ゆっくりおやすみ もう 考えないで かあさんの夢をみて眠ろう おやすみ

      • つぶやき もうひとりのあなたへ

        いいんだよ 仕方ないってこと あるんだ がんばっても だめなこと 一日中 あなたの胸の水たまりがあふれそうになったのを わたし 知ってる そのこころを打ち消すように パソコンに向かってた あなたの想い あふれそうだったね つらいよね 届かないこころ 届けたいね  あのこにね でも それが また 傷を広げるとしたら きみは 夕飯を作る 包丁を持ちながら涙をふぃた それでも 涙がこぼれて 歯を食いしばって泣いた こんな時 背中を向けられるキッチンはいいね 泣いても水の音が

        • あした

          九重山父の跡踏み見渡せば未だつぼみのももいろじゅうたん 部屋の隅キーボード打つ手触りがまだ見ぬ明日の吾を探す  純真なきみに応えて生きたいと願うのに分別が邪魔をする 関係ないけど 急に流れてきた曲。なつかしいな。 息子が この連休中 急に思い立って九重に登りました。夫が3年前の6月に登った山です。その時 深山きりしまは満開。 息子は 残念ながら その満開のすばらしさには 会えませんでした。   私も もうすぐ行きます。

        ある町で

        マガジン

        • そっと そっと~つぶやき~
          4本
          ¥300
        • 大切にしたいもの
          16本
          ¥300
        • こころに残るnote
          37本
        • つぶやきおもちゃ箱①
          15本
          ¥100
        • ことばのおもちゃ箱
          24本
          ¥200

        記事

          休み明け

          あふれ出る想い込めてきみの声「待ってるよ」ってわたしも返す 後ろ向きなことば泳いで後ずさるああ 渇望はなにを求める 限界を知ることはまだ怖いからきみと飲んでるレモンスカッシュ 13のきみにかけることばなく知らぬ世界を彷徨う思い なにひとつ確かなことがなきようなGW明けパッカー車の音 それでもな生きてきたなあひたすらに自分くらいは労おうよ こどもの日 孫娘と町に出た。我が息子たちの子育て中から、アニメの世界は苦手な分野だった。なにひとつわからない。思春期の彼女への言

          休み明け

           ほんとはね

          「それでいい」そういって微笑んだあなたがいたねそっと隣に 懸命に走れど届かぬ我が思い身じろがぬきみ道端の草 いいやんかひとの評価は勝手だよ太陽さえも気まぐれなんだ あきらめという名の希望に出会ったらわたし、今度は笑って見せる happyな結末があると信じてる近くて遠いあなたとの距離 縮まらぬと嘆かなくてもいいんだと訳知り顔の夜風過ぎてく 枯れかけたビオラ生きてたあの朝のふいに胸つく暖かき影

           ほんとはね

          列車

          「またね」は 約束なきさよならときみの教えし夕暮れの駅 漂流す言葉飲みつつ佇んでそれでもきみの傍に居たいな 暖かき時は時折りはぐれたる気まぐれな風連れてったの? それじゃあと手を振り笑うあなたの背線路沿いのヒメジョオン揺れ 手を振りぬきみ乗せていく列車の灯遠くなってく寂寥残し

          フジコヘミングさん。92歳。知ったのはいつだったろう。リストは彼女しか弾けない、右にでるものはいないと言われ。。一度だけでもコンサートに行きたかったな。CDを擦り切れるほど聴いた。また大切なひとが逝ったんだな。。

          フジコヘミングさん。92歳。知ったのはいつだったろう。リストは彼女しか弾けない、右にでるものはいないと言われ。。一度だけでもコンサートに行きたかったな。CDを擦り切れるほど聴いた。また大切なひとが逝ったんだな。。

           ちいさなちいさな「ありがとう」

          いやあ 世の中には たまに面白い場面がある。 それは大抵 しんどいことで、こころが弱っているとき出会う。 ほんま 笑えるくらい 神様は1パーセントのしあわせ感を それはそれは 絶妙なタイミングでくれるものだと思う。  もう あかん 限界を見て これ以上頑張れないと さーっと見ている景色の色が 変わる時。 あれほど 空の色 庭のあおさ ひとの語らい こどもたちのさんざめく声に こころ癒されてたのに さーっと引いて行くこころ。 波のようなこころ。電車の中で覚悟を決めた。いや あの

           ちいさなちいさな「ありがとう」

          春と夏のかくれんぼ

          昼下がり 遅出の日の電車は ごとごと のんびり走ってく 満員の朝や暗い夜には見えぬ景色たち 山はくっきり誇らしげに居り 畑やたんぼは 実りの種まき ねえ 光ってるね ふたり並んだこたちが なにやらスマホを見ては笑い声をたてる ああ あんな風にわらうんだ ふっと零れそうになる 胸のうちのちいさなちいさな あったかいもの 電車は 春街道から初夏の風を切っていく

          春と夏のかくれんぼ

          拙くも。

          小さな小さな本を作りました。 自作 一個め。拙くも 初めての本。始めの一歩。 あなたに届くかな。。 もし 買おうかなと思って下さったら 問い合わせで声かけてください。

          拙くも。

          あ、風?

          ただただ 染み入りました。 今日 11歳の孫くんが遊びに来ました。成長して眩いこともあれば 心配なこともあり それでも やっぱり嬉しい時間が過ぎて行き 駅で別れて 電車のこに手を振りながらみた月がぼんやりと おぼろ月で ほっこりしました。  そんな今夜 このお話しに出会い あ 風が吹いた?と思いました。 よねちゃん 素敵なおはなしを ありがとうございます。

          あ、風?

          つぶやき

          目が覚めた 障子の色は薄墨色 まだ外は昏いんだ 起きよかな 起きよ 部屋は夕べの名残りの景色 リビングは なぜかあったかく 読み差しの本がパソコンのそばにあり とにかく 疲れて休みたかった自分を映してる しどけなくうたたねして 片付けもしないで寝たのだ その部屋は 懐かしい顔のまま  いいよ、大丈夫って微笑んでいる あれこれしながら 珈琲を入れる 歳の離れた姉と旅をすると 「夜明けの珈琲を飲もうか」と言っては休む どこかで流行った言葉を 嬉しそうに言うんだ 懐かしい景色が通

          つぶやき

          あなたのことのなにを知っているだろう。属性も知らなければこころのうちを知る由もない。でも ただひとつ 今日もあなたに会えた。それだけでいい。だって 当たり前のことじゃないもの。始めに出会えたのは偶然だったとしても。そっと見ているだけでも。あなたの名前を見るとそう思う。

          あなたのことのなにを知っているだろう。属性も知らなければこころのうちを知る由もない。でも ただひとつ 今日もあなたに会えた。それだけでいい。だって 当たり前のことじゃないもの。始めに出会えたのは偶然だったとしても。そっと見ているだけでも。あなたの名前を見るとそう思う。

          あらくさの

          ふと見れば足元に咲くふゆくさの枯れてなお立つきみよ元気か 朝刊の片隅に載る荒波のもまれ揉まれて散ったいのちや 曇り空あなたに届くか愛しみの父のねがいや母の想いよ   最早 「リストラ」の文字のかなしみは 踏みにじられ当たり前のように世界を歩く。かつて 「饅頭が届いたら 食うな。」と家族に告げた義兄のこころ持ちを今も思う。JRになる頃のリストラの執行役にならされた。辛い仕事だったとそのころも今も家族は思った。あれから何十年もたち いまや珍しくなくなった言葉。だが、ひとのこ

          あらくさの

          あなたへ

          今朝も見ぬ 野良よ三日目どこにいる?れんげ畑でかくれんぼかい? 春が来て いにしえ辿る万葉道おかみの命(めい)よ あがらえぬとて         夢ならば いつかは覚める知ってるよ醒めぬままならいいのになって 春のちょう 大きく羽ばたきささやくは帰ってきたよここにいるよ

          あなたへ