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とにかくエグい交通事情#2

前日深夜にバンガロールに降り立ち、ホテルにチェックインしてそのまま着替えるだけで眠りについた私は、翌朝早朝の5時前には目が覚めていた。
やられた、時差にカラダがついていけてない。

インドは日本と3時間半の時差がある。
余談になるが、今まで、10カ国近く渡航してきたが、30分ズレの時差は初経験。でも、もちろん日本とだけこの半時間ズレ時差があるワケじゃなく、世界の大半の地域と半時間ズレがあることになるので、いくらインド人が計算が早いと言っても、なんとかならんものかと思ってしまう。
とにかく時差の計算が面倒になる。

ともかく変な時間に起きてしまって、疲れているのに寝られない状態になったので、仕方なくシャワーを浴びたり荷物整理をしたりして過ごした。
会社には前日の深夜着を想定して、午後出社だと伝えてあった。

10時前に同行者くんと待ち合わせて、ホテル内のレストランで朝食。ブッフェ形式で一応西洋料理的なものもありつつ、メインはインド料理。もちろんカレーっぽいものも何種類もあるし、ビリヤニや長細〜いお米を炊いたパサパサライス、レモンライスなどなど穀類も豊富にあった。
食事の話は長くなるのでまた別に。

ドライバーさんとの待ち合わせ時間になったのでエントランスに行き、車に乗り込んで会社に移動。ところが、前日深夜では分からなかった、インドの本当の交通事情が次第に分かってくることになる。

ホテルから出て、中央分離帯のある片側二車線の道路をしばらく走る。朝は交通量が多い、いや、多過ぎる。車だけじゃなくて、バイク、スクーター、オートリキシャ(三輪車タクシー)、自転車、しまいには歩行者が入り乱れる。

交差点の半分以上が信号が無くて、特に右折(インドは日本と同じ車は左側通行)する時には、直進する車と右折する車が微妙な駆け引き?をしながら、無理やり車体を捻じ込んで右折していく。
僕には、どのタイミングでいける!となるのか、最後まで分からなかった。

会社までの通勤路には、途中で大学があるのだが、大学が近づいてくると、通学する学生さんが徒歩、バイクでわんさかやってくる。加えてスクールバスも何台もやってくるので、大渋滞となる。
それでも、地元の人は車同士、車と人がぶつかるギリギリの極で避けながら、すり抜けていく。
毎日のことなのだろう。

極め付けは、彼らは逆走することを躊躇わない。片側二車線だと、注意しないとバイクとオートリキシャは普通に逆走してくるのだ。しかも何台も。たまに、乗用車まで逆走してくるから始末が悪い。この、逆走もあるからね、というのは慣れないもので、道を横切ろうとすると、ヒヤッとすることが多い。

こうして、僕らからすれば刺激満点の通勤を、これから毎日するのかと思うと、少し気が重かった。でも、自分の感想としては、案外それに慣れるのも早かった。それは、ドライバーPさんの手腕によるところが大きいことは、もう少し後に分かることになる。

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