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Pさんとの会話

このところ、平日は何かとトラブル続きで更新できず。と、言っても平日はほぼホテルと会社の往復しか無いので、あまりネタがあるわけではない。

そんな中で、毎日必ず往復で1時間以上同じ時間を過ごす、敏腕ドライバーのPさんとは、お互いに拙い英語でちょくちょく話すことになる。
実はこのPさんとの会話が、一番インドのリアルな姿を知ることができて、含蓄に富んでいて面白い。

ある日学校の話になった時、Pさん曰くインドの医大は学費がめちゃくちゃ高いのだそう。なので、医者になりたいけど大学に行く資金がない学生達は、結構ウクライナの大学に行くんだ、と言っていた。なので、最近戦争で学生さん達がどんどんインドに戻ってきていて、いずれ医者不足になるのかもね、なんて話していた。

またある日は交通事故の話になって、もしドライバーがクルマで人を撥ねちゃったら、とりあえず逃げた方がいい、と。で、ドライバーだけがあらためて出頭するようにしないと、事故現場にクルマを停めると周りから人がワラワラやってきて危険なんですよ、と言っていた。
また、人を轢いてもまだお金で何とかなるけど、動物、とりわけ牛と猿には注意が必要だ、とのこと。まあ、神様だからね。

じゃあ、轢いちゃったらどうなるの?と聞いたら、田舎だと殺されるよ、とアッサリ言ってた。
こわー。

また別の日には食事の話になり、インドの人がとにかくよく食べるという話をしていると、田舎の人は都会の人の更に3倍ぐらい食べるよ、彼らは肉体労働だからね、とか、都会の人はお昼を食べる時間が2時とか3時とかで、夕飯は早くても9時半以降なんだよ、なんて話を聞かせてくれた。

そんな食事の話から、Pさんのお爺さんの時代は比較的長生きだったけど、最近のインド人は早死になんだよ、という話になった。
Pさんの説では、とにかく食べ過ぎで栄養過多だと。昔は結構ヘルシーなものしか食べなかったけど、最近はそうじゃないからなー、だそうな。
確かに、長生きしそうな食生活ではない気が…。

所々はきっとPさんバイアスも掛かっているとは思うけど、インドの方がどんな事考えてるのかなーって言うのが分かって、とても楽しい。

そんなPさんとマッタリ話しながら、インド独特の景色を眺める時間は、私にとっての気持ちの切り替えタイムになっている。

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