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食事をめぐるアレコレ

今回で滞在は2回目になるけれども、やっぱり一番苦労するのは食事の問題だ。

私は基本的に海外に行けば、現地の食事を好んで食べて、まず絶対に日本食レストランなんか行かない。

それは、アメリカに一月半ほど滞在していた時に仲良くなった現地のエンジニアさんが、お前、日本食レストランなんか行くなよ!こっちで食べるより日本に帰って食べた方が絶対美味いから、だからこっちにいる時はこっちの美味い店に行くべきなんたぜ、と言われたから。
そりゃそうだよな、と素直に納得した。

なので、アメリカではステーキとかテキサス料理とかハンバーガーとかを好んで食べるし、メキシコに行けばメキシコ料理、中国や韓国、タイでも、ローカルフードを好んで食べるし、実際美味しいって思う。

さてインド。
正直、これほど合わないとは思わなかった。最も厳しいのは、カレーやビリヤニに入っているミントを、舌がどうしても受け付けないところ。これは、南インド料理ではほぼ終わっている。日本食で、醤油味苦手なんですわ〜に近いのかな、とにかくほぼ全滅に近くなる。

なので、ホテルの朝食や夕食も、ビリヤニを避ける、カレーを避けるという、ほぼノーインドな状態になってしまう。まぁ、ブッフェ形式なので避けて他のものを食べようとすれば、十分食べられる。なのでホテルの食事は、滞在時は生命線になる。

困るのは会社にいる時。工場の社食は普通にインド料理。当たり前だ。
最初の時は同行者君が、現地の食事に慣れましょう!とか言って、社食を毎日食べていたんだけど、しまいに二人とも飽きてしまってホテルの朝食の残りをパックして持って行って食べていた。

今回も同じ手を使ったろうと思ったら、ホテル側が警戒していてなかなか持ち出せず、まあ、そりゃそうか。
で、仕方がないのでスーパーでパンとピーナッツバターを買って食べていた。

その姿を見た現地のエンジニア君が、不憫に思ったのか私に声をかけてきた。
社食だけじゃなくて、軽食を買い食いできるところがあるから一緒に行かない?と言ってくれた。

軽食を売っているスペースでは、サンドイッチとかサモサとかが買って食べられるので、私はたまごサンドとサモサ、マンゴージュースを注文した。
お金を払おうとしたら、エンジニア君は、全部で50ルピー弱だからいらないよ、と言って受け取ってくれなかった。しかし安いな…。
この、たまごサンドがヘッダーの写真。

そんな現地の方の優しさにも助けてもらいながら、なんとか日々食事をしている。

今日はホテルのジムで走ってから朝食だったので、少しお腹が空いていて、マサラドーサなど頼んでみたりした。そうしたら頼んでもいないのに目玉焼きが運ばれてきた。昨日はチャパティがきたし、なんとなくレストラン全体でもうちょっとしっかり食べなよ、とサポートしてくれてるみたい。

食事は私にとっては一日の中の楽しみの時間。自宅にいる時は奥さんの料理を目一杯食べる時が幸せ。だから、食事を楽しめないのは一日の楽しみを少し奪われているような状態。

それでも、ホテルのレストランの人達とは親しくなってきていて、彼らの少し過剰なサービス精神に甘えながら、毎日の食事をしている。

昨日は珍しくサラダまで取ってしっかり食べた
これ、ホントはチャパティじゃないんだよね。名前なんだっけかなー、レストランのお姉さんが、食べてね、と持ってきてくれた
夕飯の締めには、必ずデザートを取ることにしている。
久しぶりにパンナコッタが出て嬉しかった

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