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1月12日 停電の中で夕飯づくりに奮闘する

インドに住んでいると、比較的頻繁に停電に遭遇したりする。
ちょこっとした停電は日常茶飯事、どのぐらい日常茶飯事かというと、三日間停電無しで生活することが無い。もちろん、数秒で回復するものもあれば、数分かかるものもある。ともかく、いきなり切れていきなり復帰する。
ある日、家に帰って夕飯を作ろうと炊飯器を開けると、生暖かいご飯が入っていた。恐らく、昼間のうちに停電して、保温のスイッチが切れてしまったのだろう。メニューが炒飯でよかった、なんてこともあった。

停電といえば、昨年の12月にサイクロンの影響でマンション中が8時間近く停電したことがあった。電気がないから、電気湯沸かしが使えずシャワーを浴びることもできないし、電子レンジも動かない、冷蔵庫も単なる箱になってしまうし、ともかく大変困った。浄水器も電気で動いているから、飲み水とかも段々ひっ迫してくるし、便利な生活に慣れている分ものすごく不便に感じたものだった。

で、今日。
船便の引っ越し荷物がようやくチェンナイ港に到着したとのことで、パスポート等通関関係の書類を業者が引き取りに来るということで3時ごろに帰宅。手続き書類を渡してそのまま仕事をしていると、急に停電。
停電自体はさほど珍しいことではないのでそのまま仕事を続けていると、電気が復帰。
それから10分ほどすると、急に一瞬だけ電気が消えてまた復活。
…嫌な予感。

それから仕事を終え、お茶を飲んだり少しのんびりした後に夕飯を作ろうと冷蔵庫を開ける。中が真っ暗。
でも、ライトはついている。シーリングファンもぐるぐる回っている。
そう、これはサイクロン停電事件の再来である。
原理はよくわかっていないのだけど、電気が二系統で供給されている(?)のか、比較的消費電力の少ない電灯とかファンや換気扇、パソコンの電源などは供給されるのだが、消費電力の大きい電子レンジや冷蔵庫、湯沸かしポット、エアコン、電気給湯器などのパワーカットがされてしまう。
恐らく、さっきの停電からの復旧はちゃんとした停電からの復旧ではなくて、DG(ディーゼルジェネレーター)と呼ばれる予備発電機に切り替わっただけだったらしい。

でも、お腹は空いてきちゃう。なぜなら時間は午後7時過ぎ。いつもなら夕飯づくりタイムなのだ。
まあ、電灯はついているし、小さい換気扇は動いているし、ガスだけ使えば何とかなるか、と夕飯づくりをスタート。
ただ、いろんな制約が入るのでまあ…めんどくさい。
とりあえず、ペペロンチーノと温サラダをパパっと作って食べ始める。

小エビのペペロンチーノと人参と玉ねぎの温サラダ

概ね食べ終わったころ、一瞬停電が起きる。
も、もしや!
と、冷蔵庫を開けると煌々と明かりが。やった!戻った!

まあ、そもそも停電していることが普通ではないはずなのに、何故か一瞬喜んでしまった自分に、何喜んでんだよ…と自分で突っ込んでしまった、荒れた夕飯タイムだった。

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