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【茶道表千家】今日のお稽古:台天目

こんにちは。茶道行政書士を目指しているたくあんと申します。
お茶のお稽古に行ってきました。

今日は台天目のお点前でした。
台天目とは、天目台というお道具に天目茶碗を載せていただくお点前です。
神仏にお供えしている御献茶のお茶といえば想像し易いでしょうか。
このお点前は口伝となっているため、師匠に教えて頂かなければお点前することはできません。

茶道表千家はまず入門からはじまり、相伝(そうでん)のうち習事八箇条(ならいごと)、飾物五箇条(かざりもの)、茶通箱(さつうばこ)、唐物(からもの)、台天目(だいてんもく)、盆点(ぼんてん)があり、資格として表千家講師、表千家教授があります。
相伝のうち、習事と飾物は本屋さんでもお点前のやり方について載っている本が売られていたり時々テレビでも放映されていたりしますが、茶通箱より上はすべて口伝となっております。
時期によって開催されているお茶席でのお点前は基本中の基本のお点前で、すべてのお点前の基礎となります。

一つの点前をとっても難易度順に真(しん)・行(ぎょう)・草(そう)の区別があり、今日は炉で真のお稽古でした。
口伝であるため、師匠から教えて頂いたことをしっかりと覚えて記録を残していかなければ失われてしまう点前だと思えば気の入り方が違います。

師匠はご高齢で今後、私が覚えるまで点前を教えてくださるかと言えばそうではなく、体力と相談しながらなのでできる限り一度で頭に叩き込み、あとは自主稽古で身体に叩き込み、記録を師匠に確認して頂きと、かなり詰め込みで進めています。頭が破裂しそうです。💦

お点前さん達は優雅そうに見えて実は頭の中は常に全力で回転させながら次の手順を考えてお点前しているんですよ。
点前は一つでも手順を間違うと次の動きが出来ないようになっています。
いわば究極の効率化された動き(と私は思っています)です。

台天目点はあまり披露されることのない点前ですが、どこか厳粛な雰囲気が私は好きです。
確かに頭を使って疲れはしますが、それでもとても落ち着くし、お茶を頂いたときの一息感はなんとも言えません。
これから先、この点前を伝えていく立場になるということをよく自覚し、稽古に励んでいきます。

ちなみに今回のお茶菓子は讃岐名物和三盆糖の干菓子と椿の形の主菓子でした。
いつもお世話になっているお店の方、いつもお菓子ありがとうございます。今回も美味しくいただきました。✨

それでは、また次のお稽古で。

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