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生後5か月での保育園入園を決めた理由

4月に入り、生後5か月になった息子。「4月から保育園なんです」というと、必ずと言っていいほど毎回「え、5か月で保育園?早いね!」と言われました。
わたし自身も、0歳4月入園を決めたときは「生後半年もたたずに保育園って早いな…」と思いました。

今日はなぜ我が家が息子を生後約5か月(正確には4か月と3週間)で保育園に入れると決めたのかについて書いてみます。

消去法でしか選べなかった

本音をいえば、1歳までは育休をとりたいと思っていました。

でも、住んでいる地域の保育園事情的に、11月生まれの息子を保育園に入れるためには、0歳児クラスのほうが圧倒的に有利。有利というか、1歳だと両親フルタイムでも落選者が出ているし、年度途中は誰かが退園した空き枠がないと入れないのが現状で、家から通える保育園への入園を確実にしたければ0歳入園をするしかないような状況でした。

このタイミングで入れたかったというよりも、「入れざるを得なかった」というのが正しいです。

入園タイミングがむずかしい秋生まれ

おなじ時期にお子さんがうまれたご家庭の方々と話すと、保育園のタイミングをすごく悩んだという話をよくききます。

秋生まれだと、6か月くらいで0歳クラスか、1歳半くらいで1歳クラスかのどちらかで考えるご家庭が多いと思います。

住んでいる地域によりますが、どの地域でも年度初めの4月が一番入りやすく、年度途中での入園は空きがなければ入れません。
我が家の周辺地域では、年度途中の空きは基本的になく、誰かが引っ越したりしない限りは入れなさそうでした。

1歳クラスは、育休復帰を控えたフルタイム就労者が一斉に申し込みをするため特に都市部では激戦となり、希望の園に入れなかったり、そもそも保育園自体に入れなかったりする可能性があります。

そうなるとさらに育休を延長するわけですが、産前休業も含めると仕事のブランクが2年近くになり、個人的にはキャリアの不安が大きく残ります。
また、法律で定められている育休の延長は2歳までのため、秋に迎える2歳の誕生日から次の年度に切り替わる春まで、保育園にも入れないうえに育休も取得できないかもしれません。

このような背景をふまえると我が家では0歳入園という選択になりました。

気づくのが遅いと選ぶことすらできない

秋生まれの保育園事情をさらに難しくするのが、保育園入園の申し込み時期です。
認可保育園の入所申し込みは、10~11月に一斉に行う地域が多いため、秋生まれの家庭で0歳入園を考えるなら、出産の直前直後の短期間で保活をする必要があります。

我が家の地域では10月に申し込み締め切りがあったため、産前の8月ごろから保活を開始しました。
ちょうど妊娠後期に差しかかる時期でお腹も大きく、さらに切迫早産で自宅安静になったりしていたので、保育園見学はすべて夫が仕事を休んで行ってくれました。
産休に入る前の時期だと、共働きでは両親ともに仕事をしながらの保活となり、心身ともに負担がかかります。

正直なところ、「保育園は1歳になってから」がなんとなく標準な気がしていたので、妊娠中に積極的に情報収集をしていたわけではありませんでした。
わたしはたまたま会社の人と保活について話すことがあり、それをきっかけに1歳入園の難易度の高さに気付き0歳入園に向けて動くことができました。もし気づくのが遅ければ、0歳入園という選択肢を持てなかったかもしれません。実際、「産まれてから気づいてあわてて保活を始めた」という知人も複数いました。

選んだ選択を正解にするしかない

「そんなに早く保育園に入れてさびしくないの?」
「もう復帰?!仕事好きなんだね!」
5か月で保育園というと、よくこのように言われることがありました。

まだ生まれて半年も経っていないのに、仕事復帰して保育園に預けるのはもちろんさびしいです。ズリバイやハイハイ、お座りやつかまり立ちなど、これからいろんな「はじめて」が待っているのに、それを直接見れないかもしれません。考えるだけでも涙が出そうです。
息子にとっても、親と離れて慣れない環境で過ごすことで最初はストレスを感じるでしょうし、それを考えると心が痛みます。

でも、経済面やキャリアのことを考えると、我が家にとっては一番安心できる選択肢が0歳入園でした。
いつ保育園に入れるかには絶対の正解はなく、どんな選択にもメリットデメリットがあります。
選んだ道を正解にしていくしかないのだと思います。

幸い、同じ月齢で保育園に通わせることとなったママさんたちや、園で最年少となる息子と私たち親をあたたかく応援してくださる素敵な保育園に出会うことができました。
来月から復帰する職場の仲間や上司からも、早期の復帰にむけてこまやかな配慮をしていただけています。

大変なこともたくさんあると思いますが、息子があんしんして保育園に通い、楽しい時間を過ごせるように、夫婦で協力しながらがんばっていきたいです。


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