見出し画像

ぼくのかんがえたライブMC

ライブ中のMCというものを、非常に大事なものだと考えている。
僕たちみたいな、世に何も出していないバンドを見にくるのはだいたい友達とか知り合いだ。身内の人間は「知ってる人がライブやってる」という要素だけで辛うじて楽しめる。しかし、たまに身内以外の人も見てくれる時がある。それは他の対バンのお客さんだ。彼らは曲とか人柄とかの事前情報一切なしに、素人の演奏を聴いてくれるヤバい人たちなのだ。たぶん超絶暇じゃないとそんなことしてくれない。ペットボトルのラベルに書いてある成分表を眺める時のような、そんな目で彼らは俺たちの演奏を見てくれているのだ。

演奏以外で、素人集団が彼らの目をある程度覚まさせることができる手段はないのだろうか。いや、ある。それはMCである。MCは休憩時間ではない。ライブは「演奏時間とそれ以外」ではない。「入退場時間+演奏時間+MCの時間」で構成されている。MCで人柄とか何かが伝われば、自然と曲の方にもきちっと興味を持ってくれるかもしれない。だけど、僕は面白い人間ではない。面白い言葉を思いつくことができない。だから曲の紹介とかを苦し紛れにするのだけど、知らん人間から知らん曲の話されても…ってみんな思うよね。
メンバーを巻き込んで喋ると言う手もある。知名度のある方々なら有効な手段だと思う。ただ、僕自身はメンバー同士でいちゃいちゃするのもなんか嫌だ。バンド仲は結構良いけど、お客さんは知らん奴ら同士で喋ってるのを見ても面白くないだろう。あと、なんていうか、MCで喋ってる間は、なんとなく孤高でありたい願望が心のどこかにある。30過ぎてんのに。みんなでバンドやってるのに。
質のいい漫才みたいな台本を作れたらそれが一番いいのだろうけど、そんな才能があったら俺はサラリーマンで燻っていない。
でもこれからもライブをやっていくにあたって、MCは避けては通れない。MC無しにしたいけどお客さんは曲だけじゃ興味を持たないかもしれない。なので今からいろいろ案を書き出してようと思う。

↓↓↓↓↓

・ラスサビで小陰唇とか連呼する「クリちゃん」っていう曲をした後に「俺には音楽しかねえからよ!!!!」で始まるアツいMCをする
・「俺には音楽しかねえからよ!!!!」みたいなアツいMCをベースが率先してやる
・「俺には音楽しかねえからよ!!!音楽とNintendo SwitchとPS5しかねえからよ!!!」
・MCというかもうトムとジェリーの神回を上映する


………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
3/15(金)南堀江knaveでライブです!!!僕以外のメンバーは演奏上手です!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?