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俺の屍を越えてゆけ

前回

昔のバンドで「超級機械兵士オッパイモミタイガー」と言う曲を作ったことで、見事下ネタのバンドというイメージが付いた。歌詞はこんな感じだった↓

今見てもだいぶ最高だな

そんかこんなで、モミタイガー以降、下ネタの方向で曲を考えることとしたが、ぼんやりと僕の中で「ここまではok」「ここからはダメ」みたいな下ネタの線引きがあった。例えば生臭そうなもの(ザ○メンとか)はなんとなくダメ、みたいな。そのため、下ネタ曲については一家言あるつもりだった。なんだ下ネタ曲に一家言あるって。
そうこうして、モミタイガー以外にも「勃鬼大明神がお怒りでごわす」という、当時流行り出したKANA-BOONをやろうとした曲などもできたりした。

大学3回生の時に童貞を捨ててからも見苦しく「俺は童貞の味方だ」と豪語し引き続きモミタイガーを歌っていた。当然童貞を捨てたことによる周りからのささやかな非難はあったが、彼らが俺の人生の責任を取れるわけがないので、そういうのは黙殺することとした。というか俺はアイドルか。お前ら俺が生涯童貞でいた時の俺のお母さんの気持ち考えたことあんのか。

童貞でなくても童貞の歌を歌って良いのだ。銀杏の峯田だってそうだし、他の歌手も不倫してたって純愛を歌う。嘘を嘘と暴き騒ぎ立てることは時として誰も救わない。俺はそう思いながら非童貞に成り果てた後もモミタイガーを歌っていた。

しかし大学生のバンド活動には就職活動というストッパーが存在する。我々も御多分に洩れず、見事に活動はストップした。元々そこまで精力的にはしてなかったが。
実際に就職までしてしまうともう地理的にもメンバーが離れ離れになっちゃってるので、バンドはもはや自然消滅みたいな感じになった。

そんな中、微妙に時系列が前後するが大学4回〜社会人1年目くらいのとき、iPhoneのGarage BandというDTMアプリに出会い、ハマった。Garage Bandとは、初心者でも比較的簡単に楽曲制作ができるなかなかよくできたアプリである。

↑だいたいこんな感じのやつ

それまで一人でドラムとかベースとかも入れてデモを作った事があんまりなかったので、楽しさに目覚めてかなり楽曲制作にハマった。
社会人1年目になりたてぐらいの時、せっかくだし電子音楽的なのを作ろうと思い、メッセーGという曲を作った。歌詞が完全に放送禁止なのでリンクは貼れないが、サビで女性器の名称をポップに歌い上げている名曲である。
この曲ができたとき、それまで作ってきた下ネタ曲の集大成のように感じた。今までとは絶対に違う。そんな感覚があった。それと同時に、「これ以上この路線では作れない」という気持ちにもなった。下ネタでこれ以上の出来のものができるわけがない。下ネタという概念が俺に「もう僕の力は必要なさそうだね」と去っていった感覚だ。バディ物アニメの最終回のように、寄生獣のミギーのように、下ネタは俺のもとから去っていった。

そこから、下ネタで曲を作るのをやめた。もう23歳だったし。さすがに。

ちなみに下ネタの曲を作らなくなったらいろんな人たちから面白くないと言われた。というか今でも言われる。お前ら○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○すぞ。

まあ確かに下ネタやめた初期はそれまでメロディも碌に作れなかったのを下ネタで誤魔化してたのが露呈したとかもあった。正直。

たださすがにそこから10年弱経てば下ネタ全盛の時より良い曲が出来てきたのだ。
その成果を6/25のライブでお見せしたい。
そう、ここで冒頭の記事画像である。


6/25 心斎橋FootRock&BEERSでライブをします。
僕らの出番は21:00から。
ライブハウスへの行き方は↓から見てね
https://footrock.jp/access/

3回目のライブだからそろそろこなれてくると思う。
あとぼちぼち音源とかも作りたいな。

当日は会場に来てください。本物のインディーポップカントリーヒップホップ邦ロックってやつをお見せしますよ。

by美食倶楽部 会長 sugechan

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