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赤裸々・新車購入の話【スロベニア生活のあれこれ⑨】

こんにちは。スロベニアのリュブリャナに住んでいます、きなこです。
今日は、2023年9月に新車を購入(納車は2023年12月)したときの話を書きたいと思います。
私自身は、それまで車を買ったことがなく、今回が初めての車購入となりました。

☆スロベニアでどんな車買ったの?ヨーロッパ車?日本車?
☆いくらしたの?
☆支払い方法は?

などを赤裸々に書いていきたいと思います。
※€・円のレートは2023年9月時点での1€=約160円で計算しました。
今は1€=170円超えましたね 泣 


【①車を買った経緯】

夫は2019年11月にスロベニアから日本へ引っ越したのですが、引っ越すまでは、義母のおさがりの車に乗っていました。VolkswagenのPOLOという車で、だいぶ年数は経っていましたが、元気に動いていました。

その車は、日本への引っ越しが決まったことにより手放しました。

以前乗っていたPOLO。いろいろなところにお出かけした思い出があります。

私と夫が日本に住んでいた3年半(2019年冬~2023年夏)は、車は所有していませんでした。
年に1回くらいレンタカーを借りて出かけることはあっても、通勤やお出かけは電車、買い物などの日常生活は自転車で生活していました。

ただ、ホームセンターに行って大きい買い物をしたときなどは、帰りの荷物が重かったりして、夫が「車買いたいな~」なんて言っていることもありました。その度に私は「車は購入の費用も維持費高いよ!車は一度買ったら二度と手放せなくなるんだから、限界まで買わないから」といって却下していました。

その後、2023年3月に夫が、2023年6月に私もスロベニアへ引っ越しました。
引っ越してからは、夫は自転車通勤(雨が降ったらカッパを着る)、私はセンターに行きたいときはバス(1時間くらいかかる)、食料品の買い出しは自転車にリュックサックで行っていました。

ただ、食料品以外のものを買いたいとき(日用品、衣服、靴、ホームセンター)は近所にお店がないため、義父に車を借りて、BTCまで行っていました。
(BTCはリュブリャナにあるショッピングセンターなのですが、私たちの家からは徒歩+バス乗り換えで1時間半かかります。車だと15分で着くのに・・・泣)
また、遠出したいときも事前に義父と相談し、車を借りていました。

そんなこんなで、車なしで生活はできているけど、それは義父が車を貸してくれるからであり、義父に毎回車を借りるのも申し訳なくなってきました。
また、私たち(特に夫)は子どもを望んでいたのですが、子どもが生まれたら車なしでの生活が成り立たないことは明らかでした。

というわけで、引っ越してから3か月スロベニア生活で、私と夫の間で「いつかは車買わないといけないよね・・・」という共通認識ができあがりました。

【②なぜ新車にしたのか?】

車を探し始めたのは2023年9月で、きっかけは夫がPeugeot(プジョー)でセールをしている車があるという広告を見たことでした。

一度車探しに火が付くと止まらなくなったのか、「もう車買おうよ!」と夫に強く言われ、私も「いつか買わないといけない」ということは理解していたので、了承しました。

ただ、私は値段的にもできれば中古車がよくて、新車だけでなく中古車も同時に探すことにしました。

中古車は主にインターネットのサイトで検索しました。

私たちがほしい車の条件は以下の通り。

・5人乗り

・オートマチック

→私がオートマチックしか運転できないため。

・ACC(Adaptive Cruise Control/アダプティブ・クルーズ・コントロール)がついていること
→夫の希望。義父の車にACCがついていて、運転が楽とのこと。

・前後にセンサーがついていること
→スロベニアの店の駐車場は狭いところが多いため。

・中古車であれば10年以内

・・・中古車でそんな車はありませんでした☆

というのも、スロベニアではマニュアル車が一般的で、オートマチックの車はマイナーです。また、後ろにセンサーがついている車はあっても、前後両方にセンサーがついている車はほとんどありませんでした。

唯一見つかった条件に合う中古車は2013年製で、値段は同じ車種の新車と2,000€(約32万円)程しか変わりませんでした。
コロナの後から中古車の値段が上がったようで、私の「中古だから安い」という認識は間違っていたようです。

私たちは一度車を買ったら15年は乗る予定だったので、この値段の差なら新車を買った方がいい、という結論に至りました。

【③どんな車を見に行った?】

というわけで、中古車を探すのをあきらめた私たちは、新車を購入することを決め、車を見に行きました。見に行ったのは3社、試乗したのは4車種です。

①Peugeot 208

はじめに見に行ったのは、夫がセールをしている広告を見つけたPeugeot|(フランスの会社)で、一番小さい5人乗りの「208」という車種を試乗しました。

https://dubai.peugeot.com/en/our-models/208.htmlより

車本体価格は私たちの条件を伝えた上での見積りで、21,000€~22,000€(約336万~352万)でした。

この車はデザインがとっても素敵で、乗り心地も悪くなかったです。
しかし、難点として思ったより車内とトランクが狭く、「大きいスーツケースを積んだり、数年後にベビーカーを積むことになったら・・・」と考えると即決はできませんでした。

もちろんPeugeotには208より大きい車種がたくさんあるのですが、そちらは値段が高くて、「ほかのメーカーも見るし、とりあえず試乗しなくていいかな。」という感じでした。

③Škoda Fabia

次に、Škoda(シュコダ:チェコの会社)のFabiaを見に行きました。
義父がŠkodaのKaloqという車に乗っており、ディーラーさんを紹介してくれました。

https://www.skoda-auto.com/models/range/fabiaより

ディーラーさんはとても気さくで、「ああ、○○さんの息子さんですね!」といって見積りをお願いしたら、何も頼んでいないのに2,000€割引してくれました。

車本体価格は私たちの条件を伝えた上での見積りで、割引込みで20,000€~21,000€(約320万~336万)でした。

乗り心地もとても快適で、夫も私も満足!って感じでした。コンパクトな車ですが、車内もそこまで窮屈さを感じなかったです。
ディーラーさんからは、荷物のことを考えたら、Fabiaより少しだけ大きいKamiqという車種もおすすめされました。
その時は試乗できるKamiqがなかったので、再度試乗の予約をとりました。

③TOYOTA Yaris

次に見に行ったのがTOYOTAで、車種はYarisを選びました。
TOYOTAを見に行った理由は、日本車も見たかったことと、私の実家の車がずっとTOYOTA車だったからです。

https://global.toyota/en/mobility/toyota-brand/gallery/yaris.htmlより

TOYOTAのお店は、まるで日本にいるような雰囲気があり、販売員さんが日本語のネームプレートをしていたりして、面白かったです。接客も非常に丁寧で好感が持てました。

車本体価格は私たちの条件を伝えた上での見積りで、22,000€~23,000€(約352万~368万)でした。

試乗した感じは、「実家の車だな」って感じ。笑
ただYarisは思ったより車高が低くて、揺れを感じたのと、後ろがすごく見にくいことが気になりました。
夫は「悪くないね~」って反応でしたが、私は「うーん・・・」って感じでした。

それから思ったより割引がなかったです。笑
割引とかできないですか?と聞いたのですが、最大500€(約8万円)といわれ、やっぱりŠkodaでの割引額を聞いてしまうと、もっと割引したほしかったなあ、なんて思ってしまいました。

③Škoda Kamiq

前回試乗できるKamiqがなかったので、再度Škodaヘ行きました。

https://www.skoda-auto.com/models/range/kamiqより

Kamiqの試乗をしましたが、乗り心地はそんなにFabiaと変わらない印象。
ただ、大きく違ったのがトランクの大きさ。今まで試乗した車の中で明らかにトランクが大きく、大きいスーツケースを2つ入れることができるくらいの大きさでした。
もちろんKamiqのほうがFabiaよりも高いのですが、割引も3,000€してくれるとのこと。

車本体価格は私たちの条件を伝えた上での見積りで、割引込みで22,000€~23,000€(約352万~368万)でした。

夫はもう「絶対Kamiqがいい!」と言っていて、私は「えー、Kamiqの方が確かに良かったけど、値段がね・・・どーしよー」って感じでした。

【④最終的に選んだ車と値段】

最終的に私たちが選んだ車はŠkodaのKamiqです!
試乗した感じ、値段の感じから、Škodaの車にすることはすぐに決まりましたが、FabiaにするかKamiqにするかはぎりぎりまで悩みました。

Kamiqにすることになったきっかけは、夫が義父に相談したこと。
義父はKamiqよりも1つ大きいKaloqという車に乗っていることもあり、「これから(子どものこと、日本への帰省のことなど)を考えたら大きい車のほうがいいよ」とアドバイスしてくれました。
そして、義父は最初からKamiqを推していて、「FabiaとKamiqの値段の差で迷っているなら価格の差を負担してもいい」と言ってくれたのです。
もちろん、私と夫は最初は断りましたが、義父は絶対Kamiqがいいよと言って、最終的に差額を出してくれました。泣

というわけで、私たちが買った車と費用はこちら!

色は前乗っていた車と同じ、メタリックブルーにしました

【車両価格 2,4671.44€ =約395万円】
メーカー:Škoda 
車種:Kamiq
クラス:Ambition 1.5TSI オートマチック

【オプション 合計2,005.01€ =約32万円】
色(メタリックブルー):530.42€ =約8万5000円
ACC:419.18€ =約6万7000円
ラジオ:27.05€ =約4300円
キーレス:396.17€ =約6万3000円
前後センサーおよびカメラ:614.06€ =約9万8000円
タイヤ盗難対策のネジ:18.13€ =約2900円

【メーカーが車を準備する手続き費用:153€ =約2万5000円】

ーーーーーーーーーーーー
合計:26,829.45€ ー 割引:3,146.37€
=23,683.08€ =約379万円

でした!

【⑤支払い方法は?】

支払い方法については、
①一括
②ローン
③リージング(名前はリースだが、内容はローンとほぼ同じ)

の3つの選択肢がありました。

私は①一括 がいい(ローン=借金というイメージがあった)
夫は②か③がいい
ということで話し合いました。

最終的には③にしたのですが、その主な理由は以下の通りです。

・私たちの貯金が€と円でばらばらになっている。※今回は€での支払い
・貯金口座も複数あり、1つの口座にまとまった金額を入れていない
・一気に€の貯金が減るのは気持ち的になんとなく嫌だ
・③のリースの場合、残りのローンをいつでも一括で払うことができる
・②ローンと③リースでは、③リースの方が利子の関係で合計支払い額が安くなる

ということで、③リースを選びました。
頭金で50%払い、残りの50%を分割払い(4年48回払い)にしました。

具体的な支払い合計金額は、
車の価格23,683.09€  + 4年間の利子1,604.4€ + 手続き費用100€
=25,387.13€  =約406万円

頭金(約50%)は 1,2930.97€ =約206万円
月々の支払い(48回払い)は 257.42€ =約4万1000円

となりました!

【⑥車を買った感想】

やっぱり、車があると便利ですね。本当に便利。車のない生活には戻れなくなってしまいました。
今のところ毎日車に乗ってはいないのですが、週に1回の買い出しが本当に楽になりました。また、遠出の予定や、遠方との友達との予定も立てやすくなりました。

一方で、購入費用、維持費を考えるとやっぱり安くないなあ、とも思います。

2023年12月の納車以降、上述した購入費用以外に、
【定期的な費用】
・保険 月60€
・ガソリン代 月60~70€

【不定期費用】
・夏用のタイヤ 4本 780€
・タイヤ交換費用 60€
・トランクに電源をつける工事? 100€
・洗車代 1回10€

今まで車を購入・所有したことがなかったので、知らなかったのですが、本当に車って高いんですね・・・。
(BMWとかベンツに乗っている人ってどんだけお金持ちなの??

とはいえ、今のKamiqは、夫も私もとっても気に入っているので、大事に長く乗りたいと思います。


誰かの参考になれば嬉しいです。
お読みいただきありがとうございました。







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