詩人であるということ
先月、急性腸炎に罹った。
激しい嘔吐と下痢が、1週間ほど、続いた。
死にそうだった。
死んでなるものかと思った。
救急車で2回、総合病院に搬送された。
腹部と頭部CT、胸のレントゲン撮影、血液検査をしたが、
電解質が減少している以外に、異常はなかった。
点滴が打ち終わる頃、総合病院から自宅までタクシーで帰宅した。
意識は、まだ朦朧としていた。
帰宅後すぐに、パソコンを開き、詩を書いた。
詩を書けるような体調ではなかったが、それでも詩を書いた。
「私は詩人だ」と心に言い聞かせた。
今日、発表した「嘔吐」という詩がその時書いたものだ。
詩を書くと、心と体が落ち着いてきた。
こんな時に、いや、こんな時だからこそ、詩を書かねばならないと思った。
4年前から詩を書き始めてから、1日も休まず、詩を書き続けてきた。
それが、私の詩人としての自信と矜持になっている。
早朝は、統合失調症の私には、とりわけ辛い。
激しい倦怠感と、ときおり吐き気に見舞われる。
それでも、私は詩を書くことを止めない。
なぜなら、私は詩人だからである。
私には、詩を書くことしか、他にやるべきことがない。
神様が与えてくれた唯一のプレゼントだ。
今日は、急性腸炎の病状報告と詩を書くことにについて、
書いてみた。お陰様で、急性腸炎は、ほとんど回復した。
皆様には、大変、ご心配をおかけした。
こうやって、詩を書いたり、文章をかけることの幸せに感謝しながら、
今日は、筆を置こうと思う。
詩人 たいいりょう
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