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ノイローゼ

起こるはずもない 不安
そこに あるはずもない 恐怖

わたしは
ノイローゼに冒されている

聞こえるはずもない 声

わたしは 幻聴に 苛まれている

突如 我が身に 襲いかかる
魔性たち

目を閉じると 浮かぶ
あの皮を剥がれた赤い死体

アウシュビッツへと向かう
窓のない ゴミ箱のような列車

ギロチンの前に 佇む
侘しき わたしの血潮

すべてが わたしの 偽造した
煉獄の世界
ありもしない 妄想

誰も信じてはくれない
そう誰も信じてはくれない

たいいりょう

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