ジャニーズWEST『ムーンライト』を聞いて涙した理由―アイドルグループの瞬間のきらめき―
こんにちは!みみです。
今回は、はじめて『ムーンライト』を聞いたときに号泣した人間による、ジャニーズWEST『ムーンライト』聞いて涙した理由という記事です。
この記事を書こうと思ったきっかけ
メトロックで歌われたジャニーズWESTの『ムーンライト』。
この映像を見たとき、私は涙が溢れて止まりませんでした。
まだファンになりたてで、グループの背景もほとんど知らない自分がなぜこんなにも泣いているのか不思議でした。
そこで、なぜ私が『ムーンライト』で涙したのか、3ヶ月くらい色々考えたことを今回は記事にしてみました。
私が涙した理由には、私がV6ファンであることが大きく関わっています。
そのため、この記事では“グループの終わり”について言及しています。
そのような話が苦手な方はご注意ください。
では早速いきましょう!
アイドルグループの終わりを知っているからこそ
今が最高だと歌う彼らが眩しかった
なぜ涙が溢れたのか考えたとき、一番にこれが出てきました。
『ムーンライト』 を歌うジャニーズWESTの姿はとにかく眩しかった。
約一年前、V6はグループの活動に幕を下ろしました。
私はまだ十年、二十年、それこそ永遠にグループは続くものだと信じていました。
そう思わせてくれるアイドルでした。
しかし、どんなかたちであれ、アイドルグループに終わりはあるんだと、本当に身をもって痛感しました。
V6は、解散することを「一番綺麗な形で大切な箱にしまう」と表現しました。
実際に解散の時を迎えるまで、真の意味でこの言葉を理解することはできませんでした。
今思えば、解散に納得するには、その言葉にすがるしかないという気持ちだったと思います。
しかし今、彼らが解散したあとの世界で「一番綺麗な形で大切な箱にしまう」ということの意味をわかりはじめています。
箱にしまうということは、閉じ込めておくことではいのです。
好きなときにその箱を開けて、彼らに触れて、彼らを感じて良いのです。
そして箱を開けたときには、過去のその一瞬一瞬が、本当に宝石のように、キラキラ輝いているのです。
全く色褪せることなく、そのままそこに存在しています。
そして、そのときの自分の想いや心情も、驚くほど鮮明に思い出せるのです。
「#26年という瞬間」
これはV6最後のベストアルバムのハッシュタグです。
この言葉の通り、彼らの活動は瞬間の積み重ね。
その一瞬一瞬が、本当に大切なものです。
さて、非常にポエミーになってしまいましたが、やっとジャニーズWESTのほうに話を戻します。
メトロックで『ムーンライト』を歌うジャニーズWEST。
本当に良い顔をしていました。
歌いながらメンバー同士目を合わせて、楽しそうに。
笑顔で、ちょっと照れくさそうで、幸せそうに。
まさにこの瞬間、七人はキラキラと輝いていました。
いつか、どんなかたちであれ、ジャニーズWESTも箱にしまわれるときがくるかもしれない。
でも箱を開けてふとこの瞬間に触れたとき、とてつもない希望ときらめきが溢れるだろうな。
そう思ったら、今この瞬間を全力で生きている七人が眩しくて仕方がなかった。
そしてこの瞬間のなんと尊いものか。
いつかある終わりを知っているからこそ、今が最高だと身をもって叫ぶ彼らが、とにかく眩しくて涙が出ました。
「どこまでも行けそうな気がしてさ」
きっと彼らもそう感じているし、聞いている私もそう感じています。
終わりがあることを知っていても、それでもどこまでも行けるだろうと思わせてくれる七人。
目がくらむほど希望に満ちていて、でも絶対に誰も置いていかない七人。
こんなアイドルは本当に稀有だと思うし、とても素敵な人たちだと思います。
素晴らしい仲間と横並びの彼らが羨ましかった
ジャニーズWEST、どんなグループになっていきたいかと聞かれた中間さんはこう言っていました。
もうなってるよ。そう言いたいです。
『ムーンライト』を歌う七人を見て、この素晴らしい瞬間を分かち合える仲間がいることが本当に羨ましくなりました。
もちろん、ここに至るまで喜びだけではなく、苦しみや憤りもあったと思います。
でもそれも乗り越えて、この同じ景色を共有した七人。
なんて素晴らしい出会いなんだろう。
なんて素晴らしい仲間なんだろう。
そんな仲間と共に、横並びで歌う『ムーンライト』、目の前の観客の景色。
その一瞬のきらめき、その儚さを痛感します。
V6最後の日、ジャニーズを退所する森田さんはこう言いました。
ジャニーズWESTも、七人がたとえ違う道を歩むことになっても、この分かち合った景色は消えずに残り続けるのでしょう。
そう思うと、七人が並んで、たくさんの観客の前で歌っているこの光景だけでも、本当に泣けてしょうがないです。
「俺たち今日の景色絶対に忘れないよ!約束だぜ!愛してるぜ!愛してるぜ!」
きっとこの瞬間は、七人の、そしてファンの皆さんの心に刻まれて、色褪せることなく残っていくのでしょう。
青春を謳歌する彼らが愛しかった
2017年、森田さんは「あなたにとってV6とは?」と問われたとき、こう答えました。
しかし、私自身にとって青春とは過去のものという認識であり、この言葉の意味もはっきりとはわかりませんでした。
でも、今ならわかります。
一瞬一瞬のきらめきが人々の心に残り続けるアイドルという仕事。
そんなアイドルグループで活動する彼らは、常に青春を謳歌している。
素晴らしい仲間と共に、今が最高だと叫び続けているのです。
そしてまた新たな、最高の未来に向かっていくのです。
『ムーンライト』を歌う七人は、まさに青春を謳歌していました。
今この瞬間を全身で楽しんでいました。
私はそんな七人が本当に愛しく感じました。
そのままでいいよ、間違ってないよと言いたくなるような不思議な気持ちでした。
遥か未来でこのときのことを思い出したら、あのとき最高だったねって必ず言いたくなるだろうな。
それでも彼らは、必ずこの最高を超えて、さらに素晴らしい景色を見に行くんだろうな。
そしてそれをファンの皆にも見せてくれるのだろうな。
だって彼らは、誰一人おいていかない。
そう、ジャニーズWESTの七人は、ファンも青春の渦に巻き込んでくれるのです。
彼らを見て、一緒に青春したい!と思ったら、彼らについていけばいいんです。
今から青春を謳歌してもいいんだって、彼らが肯定してくれるんです。
なんて優しい、なんて愛しいグループなのでしょうか。
この映像を見ただけでも、彼らの愛が伝わってきます。
その愛を感じて私は泣きました。
人の心を動かす歌、言葉、表現がそこにはありました。
終わりに
ここまで、V6ファンがジャニーズWEST『ムーンライト』を聞いて涙した理由を書いてきました。
アイドルグループの終わりを知っているからこそ、ジャニーズWESTの七人は本当に純粋に眩しくて、羨ましくて、愛おしかったです。
そう見えたのは、ジャニーズWESTの七人が、一瞬一瞬を素晴らしい仲間と共に全力で楽しんで、青春を謳歌しているから。
そんなふうに活動できることは本当に素晴らしいことだと思います。
きっと彼らなら、もしアイドルグループとしての終わりを迎えたときにも、幸せだったと言い切れると思います。
なぜなら一瞬一瞬が最高だから、その瞬間を全力で生きているから。
そしてその瞬間は、彼らの自身の、そしてファンの心の中で永遠に輝くのです。
終わりに、V6最後の日、コンサートで三宅さんが語った言葉を引用します。
ジャニーズWESTも、V6のように、心の中に生き続けるグループになることでしょう。
七人はきっと今日この瞬間も、宝石のように輝く青春を謳歌している。
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