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神山智洋さんはオーケストラだったらオーボエ奏者だと思う

こんにちは!みみです。
今回はタイトルにある通り、神山智洋さんに焦点を当てて、オーケストラだったらどの楽器の奏者っぽいか考えて記事を書いてみました。

書こうと思ったきっかけ

私は中学以降、ずっと吹奏楽部や管弦楽部(オーケストラ)に所属しています。
活動する中で「この楽器はこんな性格の人が多いな〜」と感じることがあります。
実際に、楽器の持つ性質に奏者の性格が寄っていくと考える人もいます。
(代表的なもので面白い本が、茂木大輔「オーケストラ楽器別人間学」新潮文庫、2002年)

私は「この人この楽器っぽいな〜」と考えるのが結構好きです。
これはハリーポッター好きな人が「この人グリフィンドールっぽいな〜」とか考える感覚とほぼ同じだと思います。

ということで今回は、ジャニーズWESTの皆さんはどの楽器の奏者か考えてみました。
第一弾は、この楽器!というのが最もはやく思い浮かんだ神山智洋さんです。

神山さんは一人でバンド演奏できるくらい多彩な方ですが、オーケストラではオーボエ奏者だと思いました!
有名なオーボエ奏者といえば、のだめカンタービレの黒木くんです。
最後のほうでオーボエが目立つ作品もご紹介しますので、ぜひこの機会にクラシック音楽に触れてみてくださいね。
ではいきましょう!

そもそもオーボエってどんな楽器?

世界一難しい楽器としてギネスに認定

オーボエはとにかく難しい楽器として有名です。
難しいとされる理由は何個かありますが、詳しくは後ほど!

オーケストラにおいてはピッチの基準

オーケストラは、楽曲を演奏する前に全員で音のピッチを合わせます。
そのとき基準になるのがオーボエです。
まずオーボエが音を出し、オーケストラ全員がその音にピッチを合わせていきます。
その様子がこんなかんじ。最初に映っているのがオーボエ奏者です。

奏者は皆オーボエの音に耳を傾けます。

ソロが多い

豊かな甘い音色を持つオーボエは、とにかくソロが多い楽器です。
少なくとも総勢で50人くらいになるオーケストラでも、オーボエの音は非常によく通ります。
タイトルだけでも伝わるくらい有名なソロは《白鳥の湖》。

他にも美しいソロがたくさん!
ちなみにユーモラスなのはチャルメラです。

なぜ神山さんはオーボエ奏者だと思ったのか

ここでは神山さんのグループ内の音楽的立ち位置と、神山さんの性格という2つの側面から書いていきたいと思います。

音楽的立ち位置

・化粧水ボイスの持ち主
神山さんは皆様ご存知の通り、化粧水ボイスの持ち主です。
グループで歌っていても一際目立ち、スッ…と浸透して聞いている人を魅了していく神山さんの声はオーケストラにおけるオーボエそのものです!

・音でグループの印象を創る存在
できないことあるの…??って聞きたくなるくらい、楽器演奏から作詞作曲までなんでもできちゃう神山さん。
本当にジャニーズWESTの音楽面を牽引する存在だと思います。
グループのために作詞作曲した楽曲は、グループの印象を創り上げています。

この印象を創り上げているという点がオーボエっぽい。
というのも、オーボエの音はオーケストラ全体の印象を左右するといっても過言ではないからです。
基準の音を出すオーボエの音に耳を傾けているのは奏者だけではありません。
そう、観客もめちゃめちゃ聞いているのです。
オーボエがあまり良い音色ではないと「このオケ大丈夫かな…?」となってしまうし、反対にとても良い音色だと「このオケ期待できるな!」となります。

非常に責任重大な音を担うオーボエ、ぜひ神山さんに務めてほしい。

・多くのソロパート
ソロパートが多いオーボエは、グループでも多くのソロパートを任されている神山さんにぴったり。
多彩な表現ができる神山さんなら、きっと様々なソロを吹きこなしてくれるだろうという確信があります。

真面目すぎる性格

真面目という病気にかかっていると言われるほど真面目な神山さん。
しかし、この真面目さがとにかくオーボエ向き!!
その理由はオーボエの難しさにあります。

世界一難しい楽器であるオーボエ。
難しいとされる理由をここでは二つご紹介します。

一つ、リードを自分で作らなければならない。
オーボエはダブルリードというものを使って音を出しています。

ダブルリードは2枚の葦を向かい合わせにしている

オーボエ奏者はこのリードをなんと自分で作ります。
葦の一種であるケーンを削って作っていくのですが、これがまた本当に細かく地道な作業です。
(友達のオーボエ奏者はケーンを海外から取り寄せて、一日ひたすら削っていた)
しかし、必ず良いリードができるとも限らず、また良いリードも長期間使うことはできません。
リードは消耗品だからです。

…オーボエのリードは、一生懸命つくっても、使える時間は10分から1週間。なかには全然使えないリードもあります。…

YAMAHA.“オーボエの吹き方”.楽器解体全書.https://www.yamaha.com/ja/musical_instrument_guide/oboe/play/play002.html

そんなリードを自作するのは、自分の理想の音色を追求するため。
オーボエは前述の通り、基準となる音を出す楽器であり、ソロが多い楽器です。
それも相まって、オーボエ奏者は常に自分の音色と向き合っている印象です。
音楽を愛している神山さんには、自分の理想の音色を追い求めることができるオーボエが本当に向いていると思う。
リード作りというミリ単位の作業も、真面目さを生かしてきっちりやっていけそうです。

二つ、音程をとるのが難しい
通常、楽器はまず基準の音にピッチを合わせるチューニングをします。
オーケストラでも、前述のようにオーボエが出した音に他の楽器が合わせていきます。
その合わせ方ですが、ギターやベースの上の先端についてるネジみたいなやつを想像してください。
ギターなどは、あのネジ(ペグ)をまわして音を合わせます。
それと同じように、管楽器は管を抜き差ししてチューニングをします。

しかし、オーボエは構造的にそれができません。
楽器というのは繊細で、その日の気温や湿度によって音程は大きく変わります。
管の抜き差しでチューニングができないオーボエは、リードやアンブシュア(口の形や圧力のかけ方)などで音程を調整していきます。
これは本当に難しいことです。

そもそも音を出すこと自体難しい楽器です。
そこから音色にも気を配り、さらに音程も作っていかなければならないとなると、かなり神経を使う楽器だということがわかります。

しかし、鬼レンチャンでも見事な音程感を見せてくれた神山さん。
熱語り阿呆とも呼ばれたその情熱と真面目さで、意地でも音程を合わせにきてくれるであろうことは容易に想像できます。
というか、合ってないと自分で自分にめっちゃイラついてそう。
自分の出す音のクオリティにめっちゃ厳しそうなので、難しいオーボエという楽器ともしっかり向き合ってくれそうです。

そう、神山さんがオーボエ奏者に向いていると思う最大の理由は、とことん自分や楽器と向き合える真面目さ。
オーボエは良い音が鳴るようになるまで、すごく時間のかかる楽器だと思います。
それでも挫折せず、より良い音楽を追求していくストイックさが神山さんにはあると感じました。

何度も書いてますが、オーボエはとにかく目立つため、並大抵の精神力では務まらない楽器です。
でも神山さんになら安心して任せられる、普段の振る舞いからそう思います。

もし神山さんが高校の部活でオーボエ奏者だったら起こりそうなこと

・新入生歓迎会でソロパートを演奏し注目の的に
「あの先輩が吹いてる楽器何ていうのか知らないけど音キレ〜…」みたいなかんじ。
ジブリとかディズニーとかはオーボエ優勝!!なメロディーがたくさんあるので、本人は淡々と吹いていても視線を集めてしまう。
(なお吹奏楽でSing,Sing,Singとかディープ・パープルとか盛り上がる系だとオーボエは全く聞こえなくなります、悲しい)

・仮入部に来てくれた新入生と和やかにお喋りして沼に落とす
難しい楽器なので、音を出せれば良いほうなオーボエ。
メロディーを吹くところまでいけない仮入部では話してる時間のほうが長い(私調べ)。
多分、なかなか音が出ない新入生に「むずいよなぁ〜わかるぅ」「もうちょいやねんけどなぁ」とか言ってくれるし、「学校はもう慣れたん?」とか雑談してくれる、恋?
見た目バチバチの先輩が話したら優しいの、完全に沼。

・部内では近寄りがたいが憧れの存在
オーボエ奏者は職人っぽく、いぶし銀なかんじで、ちょっと近寄りがたい雰囲気があります。
特に音と向き合っているときは「そっとしとこ…」ってなる。
そのため、同学年以外の人はなかなか気軽に話しかけられないけど、そのストイックな姿勢を尊敬してる人はいっぱいいる。憧れの存在。
そんなオーボエ奏者と仲良くなれるとちょっと優越感があります。
「皆が知らないあいつの良いところ、知ってるぜ……?」って気持ち。
仲良くなりたい人はめっちゃいっぱいいるので、神山先輩とちょっと話したってだけで話題になると思う。

・重い打楽器を運搬する姿にギャップ萌え
吹奏楽部や管弦楽部では、演奏会やコンクールのときに大きくて重い打楽器を運搬します。
男子部員はたいてい、自分の楽器の運搬は二の次で打楽器運搬に派遣されます。
普段椅子に座って上品に楽器を吹いてる人が、重い楽器を軽々運んでいく姿はマジでギャップです。
重い楽器を運んでいるときにサッと手をかしてくれる男子、良いですよね。
神山先輩と一緒にティンパニを運びたい。

神山さんに吹いてほしいオーボエが目立つ作品

ここからは、神山さんがオーボエ奏者だったらぜひ吹いてほしい作品をご紹介します!
協奏曲は除いて、オケの中で輝いている作品をチョイスしました。
時間指定してあるのでためしに聞いてみてください。
一曲でも刺さる曲があったら嬉しいです!

美しすぎる旋律《ダッタン人の踊り》ボロディン

なんといってもこれです。
神山さんの化粧水ボイスから真っ先に連想したのがこの曲でした。
神山さんがやってくれたら泣く自信がある。

オーボエのあとに隣でソロを吹いているのはイングリッシュホルンという楽器で、オーボエと同じダブルリードの楽器です。
オーボエ奏者はイングリッシュホルンも持ち替えで吹くことがあります。
そんなイングリッシュホルンでやってほしいのはこちら。

絶対に聞いたことある!《交響曲第9番 「新世界より」》ドヴォルザーク

有名すぎる旋律であるがゆえに、ここを吹くプレッシャーは計り知れないです。
でも神山さんなら絶対に乗り切って、最後に拍手喝采をあびてそう。
(オーケストラの演奏会では、一曲演奏後ソロパートを演奏した奏者を立たせ、個人が拍手を受け取れる時間があったりする)

時を止めるソロ《交響曲第5番 「運命」》ベートーヴェン

タタタターンで有名な「運命」の中のソロ。
本当に短いソロですが、一瞬で空気を変えます。
ここでガッとオーボエに視線が集まるわけです。
でも神山さんになら任せられます。
(本当はもっと前から聞いたほうが雰囲気が伝わるんですが、わかりやすく直前から聞けるようにしました)

エキゾチックな魅力《バッカナール》サン=サーンス

オーボエは結構アラビアンな楽曲に使われることが多いです。
わかりやすく言うと、蛇使いが吹く笛のイメージでしょうか。
(ディズニーシーのアラビアンコーストで流れているBGMはオーボエ、イングリッシュホルン大活躍)
そんなエキゾチックな、妖しい魅力を堪能できそうなのがこれ。
ちなみに、1:25らへんからめっっっちゃカッコイイので聞いてください!!

まとめ

今回は神山さんがオーケストラだったら何の楽器かを書いてみましたが、皆様いかがだったでしょうか。
(私はめちゃめちゃ楽しかったですが、読んでくださった方は楽しめましたか…?)
神山さんに関しては、本当に直感でこれだ!と思ったので、改めて言語化してみて面白かったです。

需要があるかはわからないのですが、記録として他のメンバーのものも書いていきたいな〜と思ってます!

では今回はこのへんで!
お読みいただきありがとうございました!

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