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【読書】言わしてもらおう! 小説60冊を勝手に毒舌解説。

これまでに処分、売却した小説の中から勝手にチョイスした読了本を解説する。順番も適当。フォルダに並んでいた順番ですのであしからず、です。
すべてあたしの感覚です。内容は。共感しくれましたらありがとうございます。不快感を覚えましたらお詫びしますね。

1.アンバランスが最高。こんな看護師(女性)に会いたい。
(インザ・ザ・プール 他 奥田英朗)

なんと言っても笑えたのが、看護師の太ももが見え、そこに何か貼ってある。看護師がかがみ、エロチックな太ももがあらわになり、そこに何か貼って有れ目が行くよね。その貼物には何か書いてあるんだよ。それが面白い。

2.ホラーか、怪奇、猟奇的、世界の超常現象を垣間見る。
(滴水古書堂の名状しがたき事件簿12)

主人公の女子が良いねえ。片腕が妖怪で、食われても死なない店主。
この女子が店番兼、運転手、ボディーガード、相棒でもある。
ある事件で女子たちは逃げる。怪獣に飲まれた店主を置いていく。
「○○さんはたぶん戻ってくるから、先に逃げましょう」
その後数週間してボロボロの服で体から異臭もしているが、元気に戻ってくる、いやぁ~楽しいね。

3.別荘を買って、すとーブを置きたいならこの本。
(囲炉裏小屋 手作り絵日記)

もう40年たつねえ。この本を買ったのは。別荘地を買ったのよ。
1800万だよ。今10万円でも買い手がいないねえ。毎年税金だけ払っているよ。土地の価値がないのに、なぜか数万円とらえるんだよね。
あとさき考えずに、買ってしまうあたしだけど、自分の計画性のさなを
思い出させるね。

4.評価が良いので買うが、読まずに処分してしまう小説。
(辻村水月さんの小説)

なんなんだろうね。あたしの小説購入は概ね巷の評価が4以上。
これもそうなんだけど、どうにも読み進めらないのよね。
なんか、出足がつまらないんだよね。

5.あたしの永久保存本。最高だった。ま、あたしだけが気に入っている。
(宇宙人相場 芝村裕吏)

この作家さんの本は、あれば購入し保存している。買うけど読んでないのです。この本は読みましたよ。もう感動、おもしろくて、おもしろくて。
結婚することになる女性は主人公の隣にふらふらっときて座り、寄りかかる様に倒れるのだ。
この子をおぶって病院に行くんだけど。
そこに迎えにきたお母さんの一言が良いねえ~。
「この子は安心な人を選んで倒れますから…」と。
もっと書いちゃおう。
宇宙から謎のメッセージが届く、なんと彼のPC内に着陸するのだ。
いや~、感動を思い出すなぁ。もう一回読もっと。

6.出版業界で働く女子が可愛い。もれなくお勧め本。
(校閲ガール 宮木あや子)


この作家さんは、女性目線の性に関するお話も多い
(あたしのあそこは干からびている、この前使ったのはいつだっけとか)
のだけれど、これは出版業界のお話。
主人公のあだ名「おしゃかわ」とは、オシャレしても無駄で可哀そうの略。
主人公の名前が河野悦子、略して校閲。名前で採用されたらしい。
職場で同僚男子と校閲している時の会話が笑える。
「男性器の表現なんとかならないかなぁ」とかもう笑えるんだけど。

7.翻訳本だけど「おっぱい、おっぱい…」ばかりつぶやく主人公がうざい。
(ポッブコーン)


主人公が女性を見るとつぶやく言葉が「おっぱい」、もう何百回とつぶやく。うざいよ。あんた。翻訳家もさぁ。もっと違う訳し方なかったの。

8.おもしろいが本が薄いのが難点。2冊で一冊にしてよいんじゃね。
(妖怪アパートの幽雅な日常)


もう読みたくて、読みたくて、まとめて買ってしまったよ。
あたしは美味しそうな料理がでてくる話はすきなんだけど、これもそうだね。タイトル通りの妖怪が住んでいるアパートに住む主人公の日常物。配役も良いね~。難点は最終巻。ちと違うかな。あたしとしては学者になるのもありなんだけどね。それがチャラい作家だってさ。作家さんは亡くなっている。編集者と打ち合わせもするんだろうけど、ちょっとなあと思っている。

9.ただただ、おもしろくなかった。斜め読みだけした。
      省エネ「奉太郎」の省エネって何。
(古典部シリーズ)


かなり期待した、評価も高い。まっとうに読んだのは1巻目だけ。謎のお姉さんがもっと噛んでくると思ったら。まったく出てこないし、自分のことを省エネ人間とか言って最低限の行動しかしない設定らしいが、作家が気に入って銘々しただけの印象。もっと省エネに関して記述してよ。
唯一登場人物で、小説だなぁ、良いなぁと思えるのは「千反田える」だけ。
あとは魅力ない。

10.評価は最高だが、まったくおもしろくなく、途中で読むの止めた。
(キケン)

キケンにはかなり期待した。だってあの図書館戦争の有川さんの作品だよ。
ところが、まったくキケンじゃない学生の日常物語り。県庁…も同様かな。
有川さん、もっとぶっ飛んでよ、小説なんだからさぁ。と言いたい。

11.もっと推理を働かせてよ。お金ではなく頭を使ってよといいたいけど。
(オニキス)


もと警察勤めのキャリア作家さん。たんたんと警察組織を語る小説もあれば
女子高生ものもうまい。これも期待したんだけどなぁ。
警察署まるまる買収するのに2000億つかうとか。そんなのいらないから。

12.男のだみ声で、どんなに可愛いを連呼されてもなぁ。
(狼と香辛料)

ラノベはおもしろいが、杉井さんの「さようらなピアノソナタ」。
あたしにとっては傑作だ。
もう二人がどうなるか、心配で食事も喉が通らなくて、そんなことはないけど。これは可愛い狼女の子と商人の旅物語と思ったら。この子の語り口調が
まんま親父。「わしはのう…」とか。どうにも馴染めなくて1巻を半分で断念。全巻買ったのだけれど。
作家さん、どうしてこのキャラに親父声にしたの。親父には興味ねえのよ。

13.女性同士のあるあるがわかる。
(宮木あや子さんの小説がエロい)

読むまでは、そこまで性的な内容が出て来ると思っていなかった。
だが、出て来るけど、爽快な物語。ロリコン夫の妻。夫はTV局のエリート。 プラチナカードを持ち、気ままに暮らすが難点は姑。子供を産めとうるさいし、夫はロリコンで離婚を切り出すし。
この妻の「キャッチアンドリリースをして」の言葉が秀悦。
うるさい姑にクローゼットの中、夫の趣味のロリコン服とそこについているシミまで見せる。痛快。夫は妻が腕に自分で噛んだ歯形を見て興奮するし。
これらの描き方が上手い。
さらに、上記の内容は4人の女性の内の1人の話。もっと上のセレブ女子、
底辺女子に、極太女子、そんな4人はある共通の趣味で知り合う。
(一部の内容だけです。もっと奥は深いですよう)

14.タイトルがおもしろくて買ってしまった書籍。
(西城秀樹のおかげです)

実は、まだ読んでいないのです。
森奈津子さんの小説は片っ端から、古いものから
なんでも購入している。これもその中の一冊。
ほぼ新品だったのに、売ってしまい、再購入したが、汚れているしがっかり。自分のバカさを感じている。
森さんはSFっぽさや、レズから人間ロボットとの性描写もあり、幅が広い。

15.なんでこんなにつまらないの、その内容に疑問ばかり浮かんでしまう。
(戯言シリーズ)


かなり期待して全巻購入、
メフィスト賞受賞で期待できると信じた。あたしの感性が悪いのか、
読解力がないのか、それはわからないがただ、ただつまらない。
あたしの三大ガッカリシリーズの小説だ。

16.美味しい食べ物物語から見える人間ドラマが秀悦な作品
(東京すみっこご飯)

途中で断念するかもと思い読むがおもしろい。これはヒューマンドラマなのだ。いくつかの話がからまるが、毎回つながりも上手いし、趣向を感じる。
先日、お弁当やさんの小説を読んだが、繋がりに唐突感があり、下手だなあと感じた。(あたしに文才があるわけでないので、言い過ぎですがね)
表紙の絵も、内容に合っていて好印象です。

17.ツンデレのツンが主人公の小説。
(特急便ガール!)

あたしは、今ツンデレのツン女子が主人公の小説を選定しているのだけれど、これもそうだわね。出足のツンぶりと会話の口調が最高だわ。
内容はお涙も笑いも人情もある。奥は深いね。
こんな女子は好きだわ~。
あたしは、基本、男性作家が描く女性主人公作品は好きでないのよ。
だって性が違うのに、気持ちを描けるのって思っちゃうのよね。
でも、この作品はゆるせるかなぁ。

18.ツンデレのツンが主人公の作品紹介、2作目。

(八街七瀬の伝奇小説事件簿)


これも良い作品だわ。こんなちょっとありえない話とありそうな風習の組み合わせも良いねえ。そしてツンを装っている理由も明確。この男がバカなんだわ。

19.読みづらいったらないわね~。すかっとしてよ。文学作品ねらいなの。
(折れた竜骨)

読了者によると、出足のとっつきにくさを過ぎるとおもしろくなりますよ~なんて言われるけど、この作家さんとあたしは相性が悪いみたいだわ。
これは良かった~という感動作品にあたらないのよね。

20.どうのよくわからないのです。この本は。
(夢をかなえるゾウ)

あたしは、出足でおもしろいと感じないとダメです。
これも20ページほど読み進めあけど、感動もつかみもないわ~。
それにしてもこの本って人気作なのよね。
その20ページもまったく覚えていませんけどね。

21.小説は良い。だけどTVドラマの女優さんが違い過ぎて。
(ビブリア古書堂の事件手帖)

最新巻の扉子3巻目(計10巻)も読んだわ(2023年1月時点)。
だけどこの3巻目は駄作かもしれないね。趣向が少し変わり、
この10巻目は影の解説があり、あれ~
・まずその誰でもない解説者がこの物語に違和感を与えている。
・初めて、章毎に現在、過去(といっても半年程度)をいったりきたり。
・明確な主人公がいない。ま、彼だろうと思うが、存在感が薄い。
・冷徹で、氷のような心を持つ祖母が本音を語った。
・これまでは、この人に親の心があるのか、もしかしたら温かさも?とか
謎を含んでいて、良かったのだが。
・最後に事件と呼べる、内容がなく、よもやま話できな内容だった。
と、これがあたしの感覚ですけど、もちろんあたしだけの感覚ですよ。

22.ワイルド、ソウル、これって題名通りだけど、最高。
(ワイルド・ソウル)

感想と本のタイトルがわたしの感想通りだけど、ついでに言うとハートも
ビンビンにくるわ。せつなさに悲しさもあるしね。
あたしは時計集めもしたけど、ベトナムのお金持ちからかき集めた高級品
商売で財をなす。だけどそれをもらった子供が川にパテックフィリップを投げ捨てる描写がある。その川ってどこよ。探しにいくから。

23.これらの作品はどれもこれも最高な作家さん。
(原田マハさん)

好きな作家さんだった。この辺の作品はね。
泣けるしね、ほろっとくる。ほんと引き込まれ読ませるよね。
大穴と書いてダイアナが名前。普通の幸せを生きて行く主人公。
本人は狙えばアイドルにもなれそうな予感はするけど、ならない。
そこが良いね。

24.史実上の人物に架空の人物の組み合わせってどうなの。
(リーチ先生)

バーナード・リーチは実在の人物。だがこの小説の主人公は彼ではない。
架空の人物、陶芸家だ。リーチが主人公で、こんなことがあったんだろうと思わせる人物が絡むのは良い。だが歴史上の人物に絡ませるのが架空の人物で、さらに主人公。それはどうなのって思ってしまう。歴史上の偉人リーチ先生が架空の主人公の才能を褒めるとかありなの。
あたしは違和感を持つと読めないです。
探して探して、やっと巡り合えた中古本。あたしは中古本に巡り合うのが
好きなのです。あ~あとなった瞬間です。

25.どんな内容だろうと、おっかなびっくりで読んだがおもしろかった。
(微睡のセフィロト)

冲方さん、歴史物も書く。もちろん架空の物語で、やや特殊な能力を持つ
人たちの物語、時代背景も未来だかなんだかわからない所も面白い。

26.なんか、奥深くないよのねえ。
(引き抜き屋)

社長のお嬢さんの物語。キャリアウーマン系の成長物語。
最初から、お嬢さん臭がぷんぷんなのね。
そんで、コンサルだかなんだか、秘書まで付いて、スケジュールはこうです。なんてね。いずれ実家の会社を継いで見返すという設定なんだけど、
軽すぎる~。

27.なんでもありなんだけど、最後はどうなるの。
(涼宮ハルヒ)

全巻集めた。超次元小説。出足が良いねえ。
超能力者、宇宙人、サイボーグ、未来人、なんでも良いから私のところ
にきて。そしてサークルを作るが集まったメンバーはまさしくそのものズバリなのに、何もしらないのはハルヒだけ。

28.ツンデレのおまけだけど、計算されて作られた小説。
(元彼の遺言状)

作家さんは、賞をとれなくて、賞をとるには、どうすれば、何が求められ
るかの5か条を考え、その線から、自分の知識と経歴を加味して作った
小説。こんな計算された小説もあるのですね。

29.ピンクがお気に入りのなぎさちゃんが可愛すぎる。
(浜村渚の計算ノート)

洗脳されていない、数学得意人間を探したら彼女だった。
渚ちゃんの眠そうな姿も描かれるが可愛い。ピンクのヘヤピンにお気に入り
のピンクのシャープペン。相方の刑事も好青年だね。

30.懐かしいね、この言葉。

(ピーターパンコンプレックス)

過保護から抜け出せない、今なら「コドオジ」とでも言うのかな。
ネバーランドから脱出できないあなたが主人公。
というとマイケルを思い出すね。ネバーランドだけね。

31.まったく、なんでもない、なにもない物語。
(吉野北高校図書委員会)

きっとおもしろいはずと手に取った。でもだめだった。
作家さんは、こんな日常を描きたかったと思うことにしよう。

32.いやぁ良かった~よう。読了後にじんときてしまった。
(月への梯子)

作家の樋口さんは「ピース」が有名。タイトルの意味がわからなかったが
最後で分かった。面白かった。この月への梯子は名作と言っても良いだろう。カラマーゾフの兄弟を読了している妻にも読んでもらった、感動していた。泣けるね~。
取り締まられ役はおもしろいよ。なんちゃってコメディだけどね。
※カラマーゾフの兄弟については別途説明します。

33.男のいい加減さがわかる本。
(カラマーゾフの兄弟)

タイトルは本の内容についてではありません。この文学作品については
一過言もありません。
あるカップルの話。
彼氏「そんなことはカラマーゾフの兄弟を読んでから言えよ」
彼女は必死になって、つまらなさと闘いながら、超絶な長さにへきえきして
耐えて、その先に読むのがとまらない自分がいてを体験。
彼女「読んだよ、これはすごいね、読めて良かったよ」
彼氏「おれ、読んでないんだよ」、彼女「が~ん…」
男のいい加減さがわかりますね。
あなたも、是非彼氏に言ってみてくださいね。

34.とても深いイメージの作家さんだったが、小説は深くなかった。
(地球平面委員会)

深くない設定のどうどうめぐりを延々と繰り返し、物語は進まない。
変化がなく、同じ場所を巡っているイメージ。
彼女は存在しないもテンポが悪くついていけなかった。

35.北海道に行きたくなる小説
(駅に泊まろう)

三作目まで読んだ。あたしは一作目に表れた「東北新幹線のグランクラス」
に乗りたくなり乗ってしまったよ。料理が少なかった。飛行機のファーストクラスをイメージしたけど、アテンドさんが一人だと、この人数のサービスはきつそうだと感じたね。
それにしても、居酒屋じゃないんだから「まごころ込めて」の言葉
にはなじめないんだけどね。

36.最高のシリーズ。もう興奮の嵐です。
(さよならピアノソナタ)

あたしはピアノ演奏が好き、音楽好き人間。音楽と物語がからむ小説も
集めている。宮下奈都さんのよろこびの歌、おわらない歌、羊と鋼と…、
最高の感動作品です。
これは表紙に幼児性を感じて好きではないけどね。内容は初々しさ、音楽の
情景が感じられて最高。

37.期待しなかっただけに、その感動が大きかった。
   (オレンジの壺)

特に買うつもりもなかったが、なぜか買ってしまったというのがあると思うのだけれど、 これは、どんないきさつで購入したのか覚えていない。
覚えているのは、面白かったということ。構成もすばらしい。
思わぬ面白さと感動に出会えた作品。

38.呪術に魔術。アフリカが身近に感じた作品。
(ガダラの豚)

なんといっても思い出すのは、小説内に出て来るウイスキー。
「ボンド7」。架空だと思ったら本当にあったのね。
ネット検索してもヒットしない。きっとおいしくないと思うが。
一口飲んでみたい。

39.なぜか重複購入で一セットは売却した。
(サマータイムトラベラー)

あたしは、なかなか出会えない小説が、見つかると、購入済みでも
重複購入してしまう。内容は未読なので分かっていない。

40.設定が良い、構成が良い、戦いが素晴らしい作品。
(空の境界)

新伝奇とあるが、オカルトでもない。異能を発揮する人間は出て来る。
すごいとしか言いようがない。
あたしがすごいと思うのは他には貴志さんの「新世界より」だね。
これも壮大なスケールな話だ。

41.ラノベだけど、現代版文学作品かな。
(君は月夜に光り輝く)

ファンタジーではない、病名は架空の病気だ。
そうしなければ、死をきれいに描けなかったと推測した。
「愛と死を見つめて」があるが、どろどろはしていない。
悲しくなるが、二人の会話がきれいだ。
おしむらくは、スピンアウト版だ、これはまったく内容が意味不明。
作家はこれを書く意味があったのか。編集者に言われて金儲けで
書いたのと思ってしまうほどだ。

42.もう最悪。読まない方がいい。
(女奴隷は夢を見ない)

超絶不快本。設定もなにもあったもんじゃない。
裏書にある「美しい禁断の書」どこがですか。

これほど不快になる本に初めて出合った。

43.政治とは考え、老いを考える小説。
(百年法)

エンタメ小説を感じることができる。人気取りの政治、耳障りの良い
言葉だけを並べる政治家。痛みだけ求めるのは酷だが、いつか傷み
をわかつ時が来てからでは遅すぎるのも事実。老人は集団自決と
いう学者もでたが、長寿が当たり前の未来にあって、行くまでなら
良いのか考えさせられる。

44.続きが読みたくなる。
(神楽坂 つきみ茶屋)

おちゃらけた表紙はなんとかならないのか。いろいろな付き合いが
あり、このイラストレーターや漫画家を使わなくてはいけないのか、
などと勘ぐってしまうが、作風はおもしろい。
2巻目とは、出会えていない。中古本探しが趣味なのだ。

45.ツンデレのツンの2冊。
(杉井作品)

蓮見律子の推理…は、それなりに読ませる内容だ。杉井さんは趣味
のギターは弾くらしいが、あくまで趣味程度。それほど音楽に造形は
深くないと思うが、どうしてどうして書くものはおもしろい。
神様のメモ帳は杉井作品の根幹をなす小説らしい。シリーズものだが、
のめり込む程の面白さはないので、この1巻と678の三巻を購入済み。
未読だ。

46.知識をつけようと購入したが、無駄な買い物で終わる。
(相対性理論)

E=mc2はだれでも知っているが、それがどのように導き出され、
式の計算結果はほとんどの人がしらないだろう。

47.戦闘シーンが最高。
(R・E・D・)

これまた表紙がだめ。なんでこうなるかな。
彼女らを率いる女性警視はゴスプレファッションだ。部下の彼女たちは
セーラー服を着ている。その絵を描いて欲しい。ぐっと増すよ。おもしろさが。残念だよね。

48.シリーズ物。飽きるのでは、毎回同じではと、侮れないシリーズ。
(サイレントヴォイス)

全作購入したが、読まずに置いておいた。さすがに読まなくてはと思い、
手に取る。意外といっては失礼。読める、おもしろい。
主役の女性警部はこの女優さんではないと思う。

49.どうにも読む気がおきない。
(竜馬がゆく)

語りつくされ、映像化され、演じた役者さんもたくさんいる。
手に取るのが後回しになる。あたしにはこんな小説がけっこう眠っている。

50.表紙をなんとかしてくれ。
(スープ屋しずくの…)

これまでも、表紙が合わないと書いているが、その極みだと思っている。
物語大人の男女が主人公。これお子様用の内容ですか。
作家さんも、良くOKしたものだ。

51.英語がけっこう難しく、日本語版を後から購入した。
(オレンジガール)

トラムでオレンジが転がる。それを拾う。それが出会い。
彼女も彼のことを意識していた。そして結婚。
だが、彼は…。とまあこんな調子だが。
これが課題図書というのは、どういう選定なのだろうか。

52.人員整理、人切りの面談に臨む話。
(君たちに…シリーズ)

おもしろく読んだ。このシリーズで唯一記憶に残っているのが、
豆腐屋になった話。この男性の奥様がすごかった。
自分の息子にふさわしくないと見栄をはる男性の母。
その母に毅然と、自分の考えと彼を支えるために、準備し
てきたことを話す。すごい。

53.タイトルが意味不明。
(水曜の朝、午前三時)

小説はこんな内容だ…
「没落した旧家。A級戦犯の祖父を持つ四条直美は、由緒正しい家柄、
一人娘の直美。大学も就職先も父の意見に従い、許嫁まで用意される
典型的な箱入り娘だ。彼女は当時の1970年大坂万博会場のコンパニオン
に合格し、働き始めた会場で京大生に恋をするが… 」

まったくタイトルの意味が導き出せないのですよう。
樋口有介の「ピース」という小説は有名だが、最後に「ピース」のタイトルが分かった。うれしかったよ。

作家さんはシンプルに この歌が好き なのでといってくれれば良い。
あたしは、こねくり回さないで~と言いたいのです。

変なブログでおわかれさまです、みなさまに歌詞を送ります。

「Wednesday Morning 3 A.M.」
I can hear the soft breathing of the girl that I love
愛する人の柔らかな寝息が聞こえる
As she lies here beside me asleep with the night
彼女は僕の側に横たわり眠っている、その夜
And her hair in a fine mist floats on my pillow
彼女の素敵な香りが漂う髪を
Reflecting the glow of the winter moonlight
冬の夜の月の光が照らしている

She is soft, she is warm, but my heart remains heavy
彼女は優しく、暖かい、なのに僕の心は重く沈んでいる
And I watch as her breasts gently rise, gently fall
そして彼女の優しく上下する胸の膨らみを見ている
For I know with the first of dawn I'll be leaving
東の空が白む頃には出て行かなくては
And tonight will be all I have left to recall
今夜のことをいつでも思い出せるよう覚えておこう

Oh, what have I done; why have I done it
ああ何てことをしてしまったんだ、どうしてあんなことを
I've committed a crime, I've broken the law
僕は罪を犯してしまった、法律を犯してしまったんだ
For twenty-five dollars and pieces of silver
25ドルとわずかの銀貨のために
I held up and robbed a hard liquor store
強盗するために酒屋に押し入ってしまった

My life seems unreal, my crime an illusion
この事が夢であれば、この犯罪が幻覚であれば
A scene badly written in which I must play
自分が犯してしまった事を後悔している
Yet I know as I gaze at my young love beside me
僕はこの愛の元に留まって居たいけれど
The morning is just a few hours away
朝はもう数時間で訪れる

54.恋愛体質の女性とは。
(瀬尾まいこさんの小説)

いろいろな小説で彼女がいる男性にちょっかいを出す女性。
わかっているのに、たよってしまう。男性も都合の良い女性として
付き合っているのがわかる。
図書館の神様は、良い小説だ。彼女がいる男性はこの女性のアパート
に通って、たまには夕飯も食べていく。そして彼女のもとに帰る。
天国はまだ遠くは、恋と仕事に疲れた女性。自殺も考え、ある寒村に、
そこで無口な男性と知り合い少し惹かれるが様子。
だが結局、元の男性のもとに帰っていく。

55.購入したらマンガだった。
(よちよち文藝部)

おもしろうそうなので購入。店頭で出会った。そして家でめくったら漫画。あれ~と思ったが、こんないきあたりばったりな買い方で良いんだろうか。

56.おいしい料理の最後を食べさせてくれない小説。
(宮下奈都)

あたしは、音楽関連本が好き。自分にない能力はすごいと思う。
音楽は心にうったえかける。あたしはルーリードが好きなのだが、あの
なんともいえない曲調はあたしの感性に響いてくる。好きだ。
宮下さんの小説、酢薔薇らしい。だが最後のよろこびが語られてい
ない。残念だ。

57.ロックだぜ。忌野清志郎。果たして内容は。
(忌野清志郎)


けっこう好きな曲が多いアーティスト。どんなことが書かれているのか。
気になる。読むのが楽しみだ。レンタル倉庫の奥に眠っている。

58.作家の限界を感じる小説シリーズ。
(ネメシスシリーズⅠ~Ⅵ)

各巻は作家は違う。楽しみにしていた。ところがどっこい、推理も設定も、
ナニコレ状態。探偵事務所の設定は決まっているのだろう。
それに合わせて任された作家は練る。書く。それが上手く言っていない。
作家の経験ではなく、決められた設定で構成を考え文章にしていく。
これを読むと、作家の特徴が出ていないと感じてしまう。。
編集社かとうかはしらないが、こんな設定を考えたら一般公募で作成
したほうがうまく行くのではないだろうか。

59.原田さんの芸術家wぽ題材にした小説がつまらない。
(楽園のカンヴァス 他)

原田さんの小説は好きだ。この作家さんはフランス在住の経験がある。
フランスの芸術家を題材にした小説も多い。あたしはどうにも読み進めるのが苦痛だ。史実は変えられない。これは事実だ。歴史家は史実を検証し、さらに奥に隠れたものを見つけようとする。それは良い。だが小説にご自身が設定した架空の人物を登場させ、その架空の人物が歴史上の偉人に影響を与えるみたいな人物像を描くのは好きになれないのです。

60.なぜ、彼女がいる人を好きになるの。
(はるがいったら)

描写は好きだ。兄弟愛も感じる。動物愛護もある。
だが主人公女性は、おにいさんと慕う男性が好きなのだ。
その男性にはきちんとした彼女がいて、結婚も考えている。それも主人公は
知っている。相手の男も主人公と都合のよい関係を続け、気が剥いたときに合いセックスをする。逢いたいときは自分から連絡するから、連絡はしないでと言う。主人公女性はそれでも彼が好き。こんな設定がいやになる。

好き勝手、言いたい放題でした。ご不快のかたごめんなさい。
いつか、あたしの感動した(感覚ではありません)小説ベストをご紹介できたらと思っています。
あたしは、一般な感想は描きません。読んだ感覚を書きます。
だから感想ではないのです。
そんなあたしが感想を書きたい小説をお楽しみに。

その他の思い
あたしは「自負と偏見」という小説に感動しました。

原作の英語文面をまるまるコピーもしているのだけれど、この女性作家さんは狭い領域の中での暮らしを描くのが上手い。あたしは「向こう三軒両隣」って言っているんだけどね…

作家さんって出版社に費用ださせて取材旅行なんてことも、かの有名作家さ
んとかのエッセイでも書かれている。
作家のオースチンは向こう三軒両隣ではないけど、2,3軒両隣の家のことを描き、どこにも外出しなくてもこんな素晴らしい物語を完結させる。
人間、特に女性を生き生きと描く描写が素晴らしかった。
取材が悪いと言うのではなくて、人間観察力で、人に感動を与えられるのですね。

英語版は著作権が切れているとおもわれるが、ネットで公開されています。
原文で読みたい人は探してみてくださいね。
もうあたしは読みながら、先が気になるし、幸せになってほしいし、ワクワク感は止まらないし、いまでも感動を呼び起せるよ。

この作家さんは「英語における自由間接話法(描出話法)の発達に大きく
貢献」したと言われているけど、あたしにはチンプンカンプンです~。

ということで、何が言いたっかというと、狭い領域が中心だけど、いかにそこから話を広げるか、人間を描き分けるか、その素晴らしさを言いたかったのですよ~。ちっとも狭くないって、失礼しました。

最後にオースチンの言葉を送ります。(実はあたしにに言いたい言葉です)
「君の心の庭に忍耐を植えよ、その草は苦くともその実は甘い」
あたしの心に、「忍耐」を植えるのは。 もう遅いかな~、
                    遅くないって、言ってよ~
                       (どこまでも依存主義のあたしでした。)

Sow the seeds of patience、and bitter though the grass may be、sweet will be the fruit.

see you



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