ショウ

適当に思いついた物語的なものを書きます! 週に3回投稿を約束します。けど、すぐに破りま…

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適当に思いついた物語的なものを書きます! 週に3回投稿を約束します。けど、すぐに破ります。フォローよろしくお願いします。 もしよろしければご一読くださいな〜 肩書きは大学生ですよぉ

最近の記事

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【春の親子の珍喧嘩】

自主制作映画を作りました🎬 もしよろしければ、ご覧ください〜 今回力を入れたのは音楽です。 もちろんストーリーも頑張りました! 感想もよろしければ聞かせてください

    • 最後の打席

      「試合終了ー!」と実況が叫んでいる。と、同時に観客の大歓声がテレビを通して僕の耳に入った。  僕はこの局面では、視聴者にしかなれなかった。  僕も甲子園の土を踏みたかった。  負けた横浜第一工業高校のナインは涙を流しながら、甲子園の土をかき集めている。  テレビに映るその光景は僕に嫉妬心と後悔を与え、涙を流させる。そして、僕の涙はテレビに映る彼らの涙とは似ているようで全く別物なのだ。  3週間前の神奈川地区予選の決勝。9回裏5対4で僕ら横須賀商業高校は最後の攻撃をし

      • 誰もいない曲がり角④

         平野さんはおそらくいないだろう。僕は、四つ目の曲がり角を見ながらそう考えていた。もう、いるかいないかを考えるのが癖になっているのかもしれない。  僕の頭の中には笑顔で話しかけてくる、彼女で、頭がいっぱいになっていた。  しかし、その顔はとても遠くにいるような感じがする。  もちろん、そこにもいなかった。  そして、最後の曲がり角にも、いなかった。 夕方の太陽が、僕を見つめている。僕の目の前には、長い自分自身の影が見えている。  なんだか無性に走りたくなってきた。平野

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          自主制作映画「どん底成功者」

          自主制作映画を撮ってYouTubeに投稿しました〜 ぜひ、ご覧下さい。この他にも沢山作品あります! よろしければチャンネル登録を!

        【春の親子の珍喧嘩】

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          誰もいない曲がり角③

           3つ目の曲がり角まで来た。 夕方の大空が僕の背後を覆っている。太陽が沈むと同時に僕の心も、なんだか重くなってきた。 しかも平野さんの事ですっかり頭がいっぱいになってしまった。  もう、僕から離れて行ってしまったのだろうか。  あの、美男子と上手く行かなければまた僕のところに......  いや、なんて酷いことを考えているんだ。不幸を望むなんて良くない。   ふと、突如として平野さんが僕に何故水鉄砲で水をかけてくるのかを聞いたことがあったことを思い出した。 「あのさ、

          誰もいない曲がり角③

          誰もいない曲がり角②

           ん?ちょっとまて。僕は何故今このことを急に思い出したのだろう。ただ一個目の角を曲がろうとしてるだけなのに。  曲がったところで僕は立ち止まった。    そこには誰もいなかった。 気づけば、帰り道には僕しかいない。前も後ろも誰もいない。とても静かだ。セミがどの辺りで鳴いているのかもハッキリとわかるくらいに。  僕は再び歩きだす。よく考えれば、さっき何故立ち止まったのかさえあまり分かっていない。  二つ目の曲がり角を曲がった。  そこにも誰もいなかった。  今平野さんは

          誰もいない曲がり角②

          誰もいない曲がり角①

           この暑かった1.2ヶ月の間の学校からの帰り道。あれはいったいなんだったんだろうか。 たまたま家が近い同じ学校に通っている平野さんという女子生徒に、ほぼ毎日のように水鉄砲で水をかけられていたことを言っているのだ。 最初はなんの前触れもなく急にかけられたため、驚き、少し腹が立った。しかし、そのうち腹も立たなくなっていた。暑かったし、水遊びは別に嫌いなわけではないからかもしれない。  だけどもう、水をかけられることはない。しばらくの間は。  平野さんは僕が学校から帰る途中の

          誰もいない曲がり角①

          バイトの新人?

          A「あー、もしもしこのお店の店長やってます、Aですー。」 B「あ、はじめまして。あの、インターネットでバイト応募したBです。」 A「応募してくれてありがとね。いやぁ、うちのバイトほんとに人手不足でね。困ってんのよ。」 B「いえいえ、私も金欠でして。」 A「さっそくなんだけどさ、明後日から来れる?」 B「はい!もちろんです!」 A「じゃあ、このサイトにさ、履歴書に貼るような顔写真を送信してほしいんだけどさ。」 B「......」 A「あれ?」 B「......」 A「聞こえてる

          バイトの新人?

          同窓会

          A「おう!久しぶり〜」 B「うわ!?来たよコイツ。」 A「なんだよぉ、そりゃ来るさ。」 B「いや、あの、なんて言っていいかわからないけどさ、なんで来たの?」 A「......なんだよ、ひでぇな。同窓会に俺は来ちゃいけないってのかよ。」 B「いや、え?まさか知らない?」 A「え?」 B「お前、昨日の朝のニュースでコンビニで万引きしてたの報道されてたぞ。」 A「......いやでも同窓会だって言うし。」 B「いや、逆によく来れたな!普通は来れねーよ。」 A「あ、あぁ。あのニュース

          プロポーズ

          A「実は今日君に言いたいことがあるんだ。ほら、もう付き合って2年でしょ?俺の中で決心がついたんだ、幸せにする。結婚してください。」 Aは片膝をついて指輪を取り出す BはAを見つけると、Aに近づく B「あの、すみません。あのちょっといいですか?」 A「いや、今はちょっと。」 B「ここ閉まるの21時までなんですよ。そろそろお時間なんですが...」 A「は?」 B「ここの規則でして、21時までと...」 Aは静かな声で A「いや、今あのプロポーズしてるところなんですけど。」

          プロポーズ

          宇宙船

          A「あとは、ここのネジをしめればと...」 B「ようやくできたな。」 A「あぁ、あとは帰るだけさ。」 B「まさか、地球で金星人に会うとは思わなかったよ。」 A「それを言うならこっちこそ地球で火星人に会うとは思わなかったわ。」 3ヶ月前 A「こちら地球、こちら地球に到着しました。本部応答を!」 しかし返事がない A「あれ?本部応答を!、、、あれ、もしや宇宙船が壊れてるって事ないよな。」 だが、エンジンもつかない有様だった A「そんな...」 B「おーい、誰かいませ

          ニワトリの喧嘩

          A「おい、どうする?」 B「どうするとは?」 A「どっちが朝一番に鳴くかだよ。」 B「そっちが鳴いてくれよ。僕は嫌だよ。」 A「いや、今日は君が鳴きたまえ。私も嫌だ。」 B「なんでよ。いいよ。今日は鳴かない。」 A「何でだね。今日は君が鳴く番だ。」 B「なんでよ。めんどくさい。なんで人間のためにわざわざ鳴かなきゃいけないんだよ。」 A「それを言うなら私だって朝一番に鳴くなんてめんどくさい。」 B「あなたからはめんどくささは感じませんがね。」 A「ふざけないでくれ。めんどくさい

          ニワトリの喧嘩

          遊園地でのステージ

          A「ちょっとなんで僕がやらなきゃいけないんです?」 B「しょうがないだろ、俺は俺でやる事あるし。」 A「だからってなんで僕がウサギの着ぐるみ着てショーに出なきゃいけないんですか?」 B「もともと着ぐるみを着るはずだった奴がインフルエンザになってしまったからだよ。」 A「インフルエンザくらいでなんで休ませるんです...」 B「インフルエンザくらい?熱が40度近く出てるやつはさすがに無理だろ!」 A「着ぐるみ着てりゃ熱なんて下がりますよ...」 B「上がるよむしろ。ほら、頼むよ。

          遊園地でのステージ

          持久走大会にて

          それじゃあと3分で、スタートするぞー A「やだな...本当にやだなぁ。」 B「お、どうしたんだ?あ、分かったぞ?さては緊張してるんだな?」 A「そりゃそうだよ。持久走は本当に嫌いなんだ。今日朝起きた時から憂鬱だよ。」 B「そんなの適当に走れば終わりだよ。」 A「けどさぁ、ない?この持久走のスタート前のソワソワ感。」 B「いやぁ、まぁそれは分かるけど、、、じゃあ、そうだ。だったら一緒に走ろうぜ。」 A「え!?一緒に走ってくれるの?よかったぁ。一緒に走ってくれるやる気のない奴を

          持久走大会にて

          【確認を怠ったがゆえに】

          B「お待たせいたしました。生ビールです。」 A「いや、あのちょっと店員さん。頼んだものが違うんだがな。」 B「え??」 A「私はノンアルコールビールを注文したんだがね。」 B「少々おまちください。」 B「お待たせいたしました。申し訳ございません。お客様の注文は確かにノンアルコールビールでした。それでは、ごゆっくりどうぞ。」 Bはその場を離れようとする A「おい君、ちょっと待ちたまえ。」 B「はい、いかがなさいました?」 A「まさか、これで終わりじゃないだろうね。それでノ

          【確認を怠ったがゆえに】

          とあるスーパーにて

          A「あの、すみません」 B「はい、いかがなさいましたか?」 A「ここって本当にこんなに安くていいのかね?」 B「はい?」 A「いや、その、店の外から店内覗いてみたら激安だからね。牛肉が60円、他にもものすごい安いじゃないか。どれもこれも100円以下だ。」 B「ここはそう言うスーパーですから。普通のスーパーで買ってたものがここにきたらこんなに安い値札。嬉しいでしょ?レジに持ってきたくなるでしょ?ほら、アレも買っちゃおうかな?って思うでしょ?」 A「えぇ、でもさすがに不安にもなり

          とあるスーパーにて