邪馬台国阿波説と飛騨国との関係⑴

剣山のアークは飛騨乗鞍岳に疎開されたのか?


すいません大分盛りました。

以下は私が推す邪馬台国阿波説と、私の出身である飛騨地方に伝わる飛騨高天原伝承から、私の都合の良い部分だけを取り出して作り上げた私情入りまくりの独断と偏見の妄想仮説なのでご理解ください。

これを書くに至った経緯

自分は飛騨の生まれですが、私の祖先は武士で阿波の出身である事が、
私の一族の過去帳に書いてあります。

私は父から、
「過去帳には初代が阿波の国出身だとあるが、それだけしか書いていない、なんで飛騨を選んで移住したのかについては全く書かれていない。
どうしてわざわざ阿波から飛騨にやって来たのか?一族の最大の謎でありそれを解くのが一族の命題だ」
と言われていました。
後は、過去帳への記載は無いが、
一族の口伝として『蜂須賀小六の配下』であったとも聞きました。

今までは、
邪馬台国のあった場所については最近まで
『ちゃっちゃと証拠が見つかって決着ついちゃえ』
程度に思って、何処の説だろうがあまり思い入れは有りませんでしたが、

邪馬台国阿波説の動画をYoutubeで初めて観て、
自分の先祖が阿波出身の為に、
一発で『阿波説推し』になりました。
(自分的に1番分かりやすい動画はANYAチャンネルさんの動画でした)

邪馬台国阿波説には、
高天原も、天皇の系譜も阿波から始まったとされています。

邪馬台国阿波説の動画を幾つか観て行くと、不思議な既視感がありました。
阿波(四国)が歴史上、時の政府からおかしな扱いを受けた話。
飛騨の歴史でもよく似たような話を聞いたような気がしました。

試しに『飛騨邪馬台国説』はあったのかと検索してみると、邪馬台国説は全く無いのですが、
代わりに『飛騨の口碑』と言って、飛騨の語り部に代々伝わる口伝で、
古代の飛騨が高天原だったと言う説がありました。

私「一般論では高天原って高千穂じゃないの?」
と、思いつつ調べると次のような話が載っていました。

①飛騨の人間は乗鞍岳を『アワ山』と呼び、高天原として信仰していた。

②飛騨の国を治める王様を代々『淡上方様(あわのうわかたさま)』と呼び、
特に初代を『大淡上方様(おおあわのうわかたさま)」と呼んでいた

参照・
山本健造氏著「日本古代正史とその思想 国づくり編」

これを知った時に私が考えたのは、

初代の『大淡上方様』は、
『大いなる阿波の国から来た高貴な人』の意味であり、
乗鞍岳の高天原信仰は、乗鞍岳を『阿波の山が高天原』として信仰するように淡上方様が指導したのでは無いか?、

と言う事でした。
口伝を現代に初めて文章にしたと言う話なので当然のように古文書などの証拠・エビデンスはありません。

しかして本当に乗鞍岳は『アワ山』と呼ばれていたのか?、

幸い(?)にも、私は上記の①②の事が確かなら他の部分はどうでも良かったので、
(記紀とか全然読みません)

乗鞍岳がアワ山と言う地名で呼ばれていた痕跡が確かめる事が出来れば良いとして、現代に残されている飛騨の地名を調べました。
(地名は1000年以上もそこに残り続けると聞いた事があります。邪馬台国の場所を研究している人には常識みたいです。)

当初は半信半疑でした。
何せ飛騨の北の端である飛騨上宝村出身の『原住民』である私が全く聞いた事が無かったのです。
私が上宝村に住んでいたのは高校を卒業するまでで、昭和の時代。

飛騨の口碑の存在が明らかにされたのは平成4年になってからであり耳にする機会が無かった訳ですが、
多分、邪馬台国阿波説を推す前に飛騨口碑の内容を見ても偽書とされている古史古伝の類いと同じと考えて、調べるまでには行かなかったと思います。

で調べた結果(自分的には)
『とんでもねーヒット』がありました。

その前に、
現代地図で『阿波』と言う地名・読みを探した時気付いた事を予め書いておきます。

邪馬台国の位置探しでよく研究している人にとっては時代を経たことによる地名の変化や転訛等の事は当たり前なのかも知れませんが、
それを知らなかったニワカ研究で素人の私では相当きつかったです。

当説を検証してみたい方(いないか)に説明をしておきます。

阿波の読み方・基本

  1. あわ

  2. あは

  3. あば

阿波 阿婆 安房 淡 粟 など。
『あ』の漢字変換候補の全部と『は・ば・わ』の漢字変換候補の全部の組み合わせ。


阿波の読み方・応用

  1. あんば(阿波大杉神社が阿波にあるから『あんばさま』と呼ばれる)

  2. あぼう(千葉の南方の安房を『あわ』と読んでいて『あぼう』と書いてあったらそれは言外に『あわ』を表している)

『あんば』は 安婆 安場 鞍馬 など
『あぼう』は 安房 愛宝 阿房 など、

『あん』の漢字変換候補全部と、
『ば・ぼう』の漢字変換候補全部の組み合わせの文字になります。

調べながら徐々に前述した方法をとる様になりました。



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