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5月限オプション保有ポジションの損益曲線(2023/04/22記)

上記が5月限保有ポジションの損益曲線だ。以前はSQ時における損益曲線のみ書いたが(それでは損益直線(笑))今回は1週間ごとの損益曲線を描いた。某証券会社のアプリで保有ポジションの日にちごとの日経平均株価による損益が調べられるのでそれを元にグラフにした。これはボラティリティが現在と同じという前提であろうと思われる。日経平均株価が明日1000円下落すればボラティリティが当然20は超えるだろうから、多分違うグラフになる。

このグラフでわかるのはSQが近くなればなるほど日経平均株価が下落すると利益が大きくなる。しかし、4/21時点では日経平均株価が下落すると損失が発生する。

今年に入って相場のリズムがSQまでは上昇してSQ通過後に調整するというパターンが多い。これは損益曲線で見ると明らかに悪いパターンだ。SQからSQまで一般的には4週間。1週間目で1000円以上下落すれば4週間でどれくらい下落するかわからず、警戒が必要になってくる。含み損も発生し、必要証拠金も大きくなるので対策を講じることになる。それは当然プットの買いなど、コストの支払いが発生する。しかし、その後日経平均株価が上昇すると支払ったコストが陳腐化しそのままSQに突入すると支払ったコストがそのまま実現損失となる。

これがもし、逆のパターンならば天国だ。1週間目2週間目何も起こらずに、SQが近づく3週目4週目あたりで1000円2000円下落すれば含み益が発生しSQではそのまま実現利益となる。

ちなみに4/28時点では日経平均株価が27000円で含み益が最大で60万となる。5/5時点では日経平均株価が26500円で含み益が最大で145万となる。5/12,SQでは日経平均株価が26125円で利益が最大で285万となる。今回はSQ通過後株価の動きが堅調なので、後半下落すると最高に理想的なパターンとなる。

さて、どうなるか。

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