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ふしぎレストラン「ふわりんミラクル」

作・ちびネズミ

〜プロローグ〜
「やあこんにちは!僕の名前はコロン!このふしぎレストランの店主の鈴華(りんか)
のペットでーす!そして、最高の相棒でもあるんだよ~」
「そして、この子達がこのふわりんミラクルの調理役の子達のうさぎさん達でーす!
みんな仲良くしてやってねーっとそろそろ開店の時間になっちゃった〜」
「では、この店ふわりんミラクルの物語のはじまりはじまり〜」

『スッキリドリア』

萌絵(もえ)はモヤモヤしていた。
「なんでだよー!!食べたかったのにー!!」

それは、ある日の出来事だった。
「萌絵〜今日遊ぼ〜」
「ごめん莉奈(りな)💦今日ちょっと予定あるんだ〜💦」
「あっもしやっいちご飴ですね🍓」
「YES!ごめんね〜💦」
「分かった😉じゃあ明日遊ぼ!」
「オッケー」
「じゃーねー」(×2人)

萌絵は今日大好物のいちご飴を食べにいくのだ。
萌絵は小学1年生の頃から、いちご飴が大好きで毎週食べにいくほどだ。
今日も萌絵がいつも行く、「strawberries」にいちご飴を食べにいく予定なので、萌絵はルンルンだった。が、、、、
着いた途端萌絵は膝から崩れ落ちた。。
『嘘でしょーーーーーーーーー‼️』
「ゴメンね萌絵ちゃん💦全部売り切れちゃってねー💦」
「おばさん残しといてくれるって言ってたじゃーん!!」
「今日はちょっと無理でねー💦ごめんよー」
「ガーーーーーーーン😱」
「分かった。。。また来ます。。」

となってこう言う結果である。
そうして、トボトボ歩いていると何故か見知らぬ路地に来ていた。
普通の路地だが、何故か何か惹かれるものがある。
そして、気になって歩き続けるとそこに見たことがないレストランが現れた。
『ふわリンミラクル』と可愛らしい字で書いてある。
見ているとお腹がぐーっとなった。
「そういえば何にも食べてなかったな。お腹すいたし入ってみるか。」
と恐る恐る入ると、、

「いらっしゃいませ〜!!」
と店員さんらしき人が出迎えてくれた。
そして席に案内された。
お店の中は人が誰もいなく、シーンとしていた。
お店の中を見渡すと、聞いたことがない料理がたくさん書いてあった。メニューというものはなく、その時の自分の気持ちに合った料理を作ってくれるらしい。
萌絵は今モヤモヤしているから、スッキリできるものがいい。と頼んだ。
すると「かしこまりました!!」と奥に行くと約10分くらいで届いた。
それは「スッキリドリア」という料理で、すっっごく美味しそうで今まで見た料理の中で1番美味しそうだった。
そして店員さんらしき人が「これを食べるときは10分以上かけてお召し上がり下さいませ。」と言ってまた奥へいってしまった。
だが萌絵は「スッキリドリア」に見惚れていて、何も聞いていなかった。
そして「いっただきまーす!!」
と、「スッキリドリア」を無心で食べ続けた。
するといつの間にか食べ終わってしまっていた。
10分も経たずに…
そしてお店を出た。
晴れ晴れとした気持ちでうちに帰り、その夜はぐっすりと眠りにつけた。

次の日
朝の日差しを浴びながら、晴れた気持ちで学校に行った。
だが、、
いつもなら楽しい、面白いと思うことが起きても何も感じないのだ。
給食にプリンが出ても、親友の莉奈と面白い話をしても…
萌絵はだんだんと感情がなくなってきてしまった。
ちゃんとあの時に店員さんの話を聞いておけばよかった。
萌絵はすごく後悔した。


幸運に不運は付き物
ちゃんと人の話を聞いていればこのようなことは起きなかったかも知れませんね…
(終わり)


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