見出し画像

監査人同士の『共創』の輪を広げたい。

「監査って何するんですか?」

前職の飲食チェーンの内部監査では、店舗へ伺い、〔店舗監査〕と称して、監査を実施することが多かったです。
その際、店舗で働く方々と話す機会が多かったのですが、決まって言われていた一言が、「監査って何するんですか?」でした(往々にしてネガティブなイメージでしたが…( ノД`))

組織の中を見渡せば、「監査役」という名の付く人もおり、「監査役と内部監査の違いは何ですか?」「監査役って役員だから、偉い方ですよね。内部監査も偉いんですか?」など、正直な意見を聞くこともできました。そもそもよく分からない『監査』という存在の中で、このような疑問は当たり前だと思います。

僕は、同じ『監査』という名の付く監査人同士が、それぞれの目的を共有し、そこに共感しながら、協働できるかが大事だと本気で思っています。

おそらく監査を受ける人たちにとって、監査役監査であろうが、内部監査であろうが、〔監査を受けるという行為〕にあまり違いは見出しておらず(監査役の方、失礼があったらごめんなさい)、社内における監査のイメージをポジティブにもっていくには、監査役と内部監査の協働なくしてあり得ないと考えています。

前職、そして今の職場においても、僕は人のご縁に恵まれて、監査に対し真剣に向き合う監査役の方と一緒に仕事をすることができています。その中で、監査役の方と共創の観点をもって、頻度多くコミュニケーションすることができています。むしろそれが当たり前だと考えていた中で、僕にとって大きな出来事がありました。

現職にて僕は、兼務という形で監査役会の事務局を担当しております。
その背景があり、監査役会の運営サポートを専任で行う『監査役スタッフ』の方々と月に1回交流する機会をいただいています。

様々な企業の方々とお話する中で気付いたことが、
「監査役と内部監査の交流は分断されている傾向にある」でした(規模感が大きい会社であればあるほどその傾向は強いように感じています)。

「監査役・監査役スタッフと内部監査の交流は3か月に1回です」
「内部監査がどのような監査を実施しているか、あまり分からない」

監査の目的を辿れば、
・会社が経営目標を達成するに寄与する
・企業経営の健全性や適正性を担保する
であり、向かうべき方向性は同じなのに、分断されている事象はあまりに寂しいし、勿体ないと感じてしまいました。

監査役、監査役スタッフ、そして内部監査と、監査人同士が「共創」の観点をもって協働しながら、輪が広がっている世界を想像するとめっちゃワクワクします。

組織における監査人同士の「共創」の輪を広がるためにはどうすればよいのか?来期の監査テーマの一つにして取り組んでいきたいと思います!!

#内部監査 #監査 #共創 #監査役 #監査役監査 #監査役スタッフ


REAPRAにて、一緒に内部監査業務に取り組んでくれるインターン生を募集中です。ご興味ありましたらお声がけしてもらえるとめっちゃ嬉しいです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?