見出し画像

クラシック歌いの心得①

こんにちは。
地方都市でひっそりと活動している、中年のソプラノ歌いです。

中年になったからこそ分かる
演奏会に向けての、歌うたいの心得を記しておこうと思う

練習方はもちろん
プログラムの組み方
パンフレットの準備
歌詞対訳はどうする?
ホール取り
共演者は誰にお願いする
共演者との合わせの日程決め
チラシ作り
宣伝

まだまだたくさんの準備がある
中年になったら、練習する時間を捻出するのも大変なところに
この仕事量…

マネージメントをお願いできるのならまだしも、全部自分でやるのなら
かなりの覚悟と準備が必要ね

で、今日はリハーサル時の衣装について。

まず、本番の1ヶ月前
可能であれば本番会場で衣装つけて
本番通り、頭から通して演奏してみる
もちろん、靴とヘアセットや化粧も
下着もストッキングも
本番のまま

まず、通して演奏してみて
体力配分やホールの響き方
声と頭の疲労の仕方
集中力の必要な時間の配分
休憩時間の過ごし方
ステージ上での歩き方
お辞儀
共演者を紹介するときの手の動き
目線

そんなことを確認する。

1週間前。
毎日練習するときには衣装を着て
靴を履き、歌う。
ひたすら衣装に慣れる

本番で転けないように
躓かないように

裾を踏んで、おっとっと
となる姿は、演奏がどんだけ素敵でも
残念っ!ですから。

本番前の合わせも衣装をつけて、リハーサル。
実質、本番1回目として歌ってみる。

そして、演奏会当日のリハーサル。
もちろん、衣装は全部つけてリハーサルを。
その日の身体と呼吸に、ドレスを馴染ませる。

こうして、衣装に慣れることで
本番は、より歌うことに集中できる。
ドレスの裾捌きに気が散ったり
脇肉が気になったり
ということが避けられる。

本番で着る衣装は【歌い手の仕事服】
聴き手に【歌】を届けるために

数ヶ月前、わたしがコンサートで歌う機会があり、そのときに
先生が何度も何度も話してくださったこと。

常に、素晴らしい演奏をされている先生が
コンサート本番に向けての準備の一つとして
教えてくださったこと。


わたし、忘れるなよっ!
次に活かせるように
次の計画立てろよー。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?