長野までSuicaエリアに

今日、JR東日本より、2025年春以降にSuicaの首都圏エリアに篠ノ井線の長野・篠ノ井間、信越本線の篠ノ井・長野間、大糸線の松本・穂高間を追加することが発表された。これにより、東京から長野までSuicaで行くことができるようになるが、この区間はほとんどの人が新幹線を使うであろうから特に変化はない。主に長野県内での移動需要に対応したエリア拡大であろう。ただし、東京から大糸線方面へは登山客などの需要がある。かつて長野新幹線の開通時に「東京は長野だ」という宣伝文句があったが、長野が首都圏エリアになるということはこの言葉を28年越しに体現したとも言える。ところで今回のプレスリリースには明記されていないが、過去の例からすると大都市近郊区間の東京近郊区間もこれに合わせて拡大される可能性が高い。そうなれば、例えば浪江から穂高まで521.2km(日暮里・池袋・新宿経由)、浪江から長野まで572.5km(東京・御茶ノ水・松本経由)などの片道乗車券は現在は4日間有効で何回でも途中下車可能だが、東京近郊区間拡大後は1日限り有効、途中下車前途無効となる。また、松本まで行くときに隣の大糸線北松本駅までの乗車券を購入することで途中下車可能にすることもできなくなる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?