施工①


①施工機械

・移動式クレーンによる荷の吊り上げ作業において、送電電圧6,600Vの絶縁防護のない配電線からの最小離隔距離(安全距離)については、1.2mを確保した。
・クローラクレーンは、アタッチメントつけてクラムシェルとして使用することができる。

②仮設工事・土工事・山留め工事

・土工事における軟弱地盤の掘削において、掘削位置の外周に余裕があったので、周辺地盤のすき取りを行い、ヒービングの原因となる山留め壁背面土の荷重を減らし、すべり面に働く滑動モーメントを減少させた。
・土工事の側圧について、山留壁の背面に考慮すべき上載荷重がない場合でも10kN/m2程度の上載荷重を考慮することが多い
・土工事の根切り工事中に、地中障害物が確認された場合には、撤去方法や時期などは、監理者と協議して処理する。深さ1.5m以上の根切り工事を行う場合、山留壁を設けないといけないし、昇降設備も設けないといけません
・液状化の判定を行う必要がある飽和土層は、細粒含有率が35%以下の土とする
・鋼製切ばりへのプレロード導入において、ジャッキによる加圧を2段階以上に分割して行い、切梁が上下に交差する場合は、先に下段深、次に上段梁の順に行った
@正解。下から施工しないとくぐらないといけない。想像するとわかる。
・土圧の計測は切梁各段ごとにX・Y方向に各1カ所ずつ設置する。軸力は盤圧計。
・切ばりの継手は突き合わせ継手とする
・親杭横矢板壁で使用する親杭の形鋼材に新品を用いたので、親抗の許容応力度は、短期許容応力度の値を採用した。
@正解。山留めに用いる再使用材の許容応力度は、長期許容応力度と短期許容応力度の平均値とする。ただし、ソイルセメント壁の応力材としての形鋼材および親杭
横矢板壁における親杭の形鋼材には、新品材が用いられる場合がある。新品材を用いることが確実である場合には、短期許容応力度とすることができるが、不明な場合は再使用材として扱う。
・山留め工事における腹起しの継手は、切ばり近くで曲げ応力の小さい位置とし、補強プレートとボルトとを使用して連結した。
・山留支保工の地盤アンカー工法での、アンカーの引き抜き耐力は全数について設計アンカー力の1.1倍以上であることを確認する
・枠組足場の妻面に係る部分からの墜落防止措置として、高さ100cmの手すりおよび高さ30cmの中さんを設けた。
→誤り。妻面はスパン方向。枠組足場以外の足場になるので、単管足場と同じ措置が必要になる。そうすると、高さ35センチから50センチ以下の桟が必要になる。
・足場の地上第1の壁つなぎは垂直間隔と同じ。例えば単管足場は5メートル。枠組み足場は9メートル。
・足場板の重ね長さは20センチ以上。
根がらみとは建地の位置ずれによる倒壊防止のため、床下にある束を固める横部材のこと。
・作業床の隙間は3センチ以下とする。

③基礎工事・鉄筋工事

オールケーシングハンマースライムと、アースドリルドリリン底ざらい。
杭の溶接の開先の目違い量は2mm以下、許容できるルート間隔は4mm以下とする。



・既製杭を中掘り工法により施工する際、地盤を必要以上に緩めないように注意し、支持層に近づいてからは、地盤の乱れを防止するために、オーガーの先掘りを小さくした。
・中堀り工法は杭中空部ににオーガーなどを挿入する先端開放杭である。周面摩擦抵抗低減させるために、杭先端に円筒上のフリクションカッターを取り付ける。
・根固め液、杭周固定液の圧縮強度は材齢28日として、圧縮強度は、根固め液は20N/m2、杭周固定液は0.5N/m2
・セメントミルク工法による既製コンクリート工事における施工精度については、特記がなかったので、杭心ずれ量を杭径の1/4以下かつ100m以下とし、鉛直精度を1/50以下とした。
→誤り。1/100以下である。
・杭の仮付け溶接は、点付け溶接は割れを発生する可能性があるのでしてはならない。必ず40mm以上の長さとして、本溶接と同じものとする。
・杭の溶接の余盛は3mm以下。
・杭頭を切断する方法は、外圧方式とダイヤモンドカッター方式がある
・プレストレストコンクリート杭の頭部を切断した場合は、切断面から350mm程度まではプレストレスが減少しているので補強を行う。
・場所打ちコンクリート杭の余盛り部分を削り取る時期は、コンクリート打設後14日程度経過してから行う。
・場所打ちコンクリート杭の供試体の養生は標準養生とする。
・片持ち小梁・片持ちスラブの下端筋が直線定着の場合は25d以上。
・鉄筋相互のあき最小寸法は、粗骨材の最大寸法の1.25倍、異形鉄筋の呼び名の1.5倍、25mmのうち1番大きい数値とする。
・梁貫通孔の補強筋は貫通孔の径が梁せいの1/10以下150mm未満のものは補強筋を省略することができる
・スラブの出隅部のひび割れ補強筋は上端筋の下側に配置する。

④型枠工事

・型枠の工作図は監理者に提出する
・柱型枠の下にはコンクリート打ち込み前の清掃用に掃除口を設ける
・型枠の側圧は壁より柱の方が大きくなり、コンクリートのヘッドが大きくなるほど大きくなる。

⑤コンクリート工事

・鉄筋コンクリート造の高層集合住宅工事において、高強度コンクリートを使用するため、柱等の垂直部材と梁、スラブの水平部材を分けてコンクリートを打設する計画とした。
・コンクリートの乾燥収縮ひずみが小さくなる骨材は、川砂利や石灰岩砕石がある
・収縮ひび割れの対策で、誘発目地などで囲まれた1枚の壁の面積は25m2以下とし、辺長比は1.25以下とする
・縦型フレキシブルシュートを用いる場合、投入口と排出口との水平方向の距離は垂直方向の高さの1/2以下とする。斜めシュートを用いる場合の傾斜角度は30度以上とする。
・コンクリートの打ち込み速度は1時間あたり20〜30m3とする
・コンクリート打設のシュートの間隔は3mピッチ
・コンクリートポンプの圧送負荷は、フレキシブルホース・テーパー管は長さの2倍、ベント管(輸送管の曲がり部分の管)はその長さの3倍として計算する
・品質基準強度は設計基準強度と耐久設計基準強度の大きい方とする。品質基準強度+構造体強度補正値=調合管理強度
・高炉セメントなどの混合セメントを使用するとセメント量が少なくなるのでアルカリ性が低下する。よって中性化速度は速くなる
・柱、梁、スラブ及び壁に打ち込むコンクリートの粗骨材については、特記がなかったので、最大寸法25mmの砕石が使用されることを確認した。
→誤り。20mmが最大寸法である
・フライアッシュセメントは中庸熱ポルトランドセメントより水和熱が小さい。
中庸熱ポルトランドセメントは普通ポルトランドセメントより水和熱が小さい。
高炉セメントB種は耐海水性・化学抵抗性がある。高炉セメントC種は耐海水性・化学抵抗性が大きく、普通ポルトランドセメントより水和熱が小さい

⑥プレキャスト工事

単位水量は、185は、減衰材使わないとどうしようもない時、通常は175

・プレキャスト部材の耐力壁の水平接合部に用いる敷モルタルの圧縮強度は、現場水中養生した供試体の圧縮強度が、材齢28日において部材コンクリートの品質基準強度以上となるように管理した。
・プレキャストの防水目地に使用されるシーリング材の種類は2成分系反応硬化タイプのポリウレタン系シーリング材が用いられる
・シーリング材の充填深さは10mm以上とする
・液状シール塗布幅は、目地幅端部より両端ともに60mm以上の範囲とする。
・プレキャスト梁部材の長さについては、特記がなかったので、許容差を土10mmとして製品の寸法精度の管理を行った。
@正解。対角線上は±5mmとする。
・脱型後は急な乾燥でのひび割れ防止のため、湿潤養生すること

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